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【#中央日報】北京コロナミステリー…「サケは犯人でなく被害者」

2020-06-19 03:21:34 | 海外の反応
中国北京の新型コロナウイルス感染者は17日の一日に21人増え、7日間で計158人となった。北京を緊張させている今回のコロナ事態の主犯は本当にサケなのだろうか。「サケに罪はない」という検査の結果が最近、次々と出てきている。なぜ中国当局が輸入サケを疑う内容を流したのかという点にも関心が集まっている。

サケが北京コロナ事態の主犯と見なされたのは12日晩だった。今回の北京事態の震央である新発地農水産物卸売市場の張玉璽社長が中国メディアに明らかにした内容が決定的な役割をした。張社長は新発地市場の「輸入サケを裁くまないたからウイルスが検出された」と話した。続いて「輸入サケは北京の京深海産物卸売市場から入ってきた」とし、「新発地市場の牛肉、豚肉、羊肉、果物、野菜などからはウイルスが検出されなかった」と語った。

14日夜には北京疾病統制センターの楊鵬氏が「塩基配列を見ると、ウイルスは欧州の方から来たものだ」と明らかにした。すると、現在北京で感染が広がっているコロナは欧州から輸入したサケが主犯という噂が中国全域に広まった。

中国は15日からサケの輸入を中断し、スーパーや商店のサケは回収された。サケを扱う日本料理店は予約が次々とキャンセルとなる直撃弾を受けた。しかしその後の中国メディアの取材と専門家の発言からは「サケは無罪」ということが表れている。

中国三聯生活週刊の17日の報道によると、新発地市場がサケを仕入れたという北京豊台区の京深海産物卸売市場では12日朝から緊張感が漂っていた。新発地市場でコロナが発生したためすべて営業を停止して待機すべきという指示があった。

12日昼、防疫要員らが到着した。防疫要員らはサケを扱うすべての商人を集めて核酸検査を実施した。ほかの水産物を扱う商人はそれぞれの店にいた。サケ販売台や下水道などを中心に精密調査が行われ、469個のサンプルが採取された。

環境サンプル283件、商人186人に対する検査が行われたのだ。商人は市場の片隅で緊張しながら発表を待った。結果は翌日の13日午前4時30分に出てきた。すべて陰性でコロナとは関係がないということだった。

京深海産物卸売市場のサケからはウイルスが全く検出されなかった。また、中国の輸入中断に驚いたノルウェーとデンマーク領フェロー諸島のサケ会社も職員のコロナ検査を実施したが、陽性判定を受けた人はいなかったという。

今まで中国の多くの専門家は、魚類のサケがコロナの直接的な伝染源になる可能性は高くないが、海外でコロナに感染した人がサケの処理や包装に関与した場合、ウイルスが中国まで伝播した可能性があると主張した。

しかしノルウェー現地のサケ処理会社とこれを仕入れた北京京深海産物市場ではウイルスが全く検出されなかった。16日夜にはサケの「無罪」を裏付けるさらに重要な内容が明らかになった。

中国疾病統制センター応急センター副主任であり国家衛生健康委員会専門家の施国慶氏は「新発地市場の汚染した場所でサケが汚染したことを発見した」と話した。「汚染された場所に入ってくる前のサケからはウイルスを検出できなかった」と明らかにした。これは輸入サケが新発地市場に入るまでは汚染されていなかったということだ。新発地市場に運ばれた後にウイルスに汚染した市場の中で汚染したということだ。サケがコロナ伝播の犯人ではなく、コロナによって汚染された被害者ということだ。

ところがここで疑問が生じる。張玉璽社長は12日晩の記者会見で新発地市場の標本40個からウイルスが検出されたとし、ただ「サケを裁くまないた」だけを具体的に挙げた。ウイルスが検出された他の標本については口を閉じた。

大衆の疑いはサケに向かうしかなかった。サケ輸出国が受ける打撃は明白だ。中国に主にサケを輸出する国はノルウェーで、中国とは悪縁がある。2010年に中国の体制を批判する劉暁波氏にノーベル平和賞を授与し、両国の関係は悪化した。

中国サケ市場の90%以上を掌握するノルウェーはその後、中国の報復を受け、販売が70%も急減した。2015年に中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)にノルウェーが加盟して両国関係が改善したが、また打撃を受けることになったのだ。

中国武漢で最初に感染が広がったコロナの原因はまだ不明だ。当初は武漢の華南水産物卸売市場で売られていた野生動物、特にコウモリがコロナの主犯と疑われたが、これはすぐにうやむやになった。

華南市場でコウモリは売られていなかったからだ。その後、センザンコウやヘビなどが中間宿主と見なされたりもしたが、中国当局が急いで消毒作業をしたために動物サンプル採取に失敗し、それ以降はコロナの原因が明らかでない。

北京と武漢の共通点は、コロナがどこから始まったのかはまだ分からないが、海産物を売る水産物卸売市場で急激に拡大したという点だ。現在の北京のコロナ感染者の多数が新発地市場の商人や新発地市場に行った人たちだ。

中国疾病統制センターは12日に新発地市場に対する広範囲な標本を抽出し、13日にはウイルスの遺伝子序列測定など分析を終え、すでに上部に報告したという。現在はウイルスがどこから始まったのかを調べているという。

隠蔽と欺まんという言葉を聞いた武漢の失敗が北京でも繰り返されてはならない。ところが急いで「輸入サケを裁くまないた」と話し、今回のコロナが「北京ではなく外地または外国から入った」と主張する姿は、少なからず懸念を呼んでいる。


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