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【#中央日報】トランプ再選を願う金正恩氏、以前はそぶり見せたが今は「静か」

2020-11-03 03:53:19 | 新聞記事
北朝鮮が米国大統領選挙(11月3日)を控えて「慎重モード」を維持している。少し前まで、ドナルド・トランプ大統領の再選を希望するようなメッセージを出していた北朝鮮は、最近になって選挙に対する言及を控えて「ポストトランプ」時代に備えるような様子も見せている。

しかし、ジョー・バイデン民主党候補が当選した場合、北朝鮮の米国に対する交渉の幅が狭まるとの見方が優勢であるため、トランプ再選を願う北朝鮮の立場には変化がないというのが外交・安保専門家の指摘だ。

◆やることはすべてやった北…見舞い親書を送り挑発も自制
北朝鮮はトランプ大統領が選挙レースで劣勢に追い込まれる雰囲気が続くと、トランプ再選のためにそれとなく力を与えた。
金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は先月2日(現地時間)未明、トランプ大統領が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)で陽性判定が出た事実が公開されてから一日も経たずに見舞いの親書を送り、これを朝鮮中央通信を通じて対外的に公開した。

金委員長は当時、200字詰め原稿用紙1枚分の見舞い電文で「一日も早く全快するよう心から祈っている」とし「あなたは必ず克服するだろう」として、両首脳間の親密ぶりを見せた。トランプ大統領が「私は金正恩委員長と良好な関係を維持している。それは良いこと」(2020年8月7日、ニュージャージー州ベッドミンスター記者会見)と述べ、北朝鮮に対する自身の交渉力をアピールしてきたことを後押しするような親書だった。

特に、金委員長が新型コロナに感染した海外首脳に親書を送ったのはトランプ大統領が初めてだった。マーク・ナッパー国務副次官補(日韓担当)も見舞い電文公開から5日後に、これについて言及して「北朝鮮が公開的に米国に対して見舞いの意を表現したのは(2001年)9・11の時だと指摘したい」と強調した。

北朝鮮はまた、過去には米国大統領選を控えて強行してきた軍事的挑発も今回の大統領選では自制している。多くの北朝鮮専門家は北朝鮮が米国に対する交渉レバレッジを確保するために11月3日選挙前の大陸間弾道ミサイル(ICBM)または潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射などの軍事的挑発を懸念したが、北朝鮮は先月10日閲兵式で該当の武器を公開するにとどまった。

◆露骨に「良い成果あることを」→慎重・自制モードに

北朝鮮はトランプ大統領の再選を望む本音を公開的に表明していたが、最近の雰囲気は少し違う。

7月、金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長は朝鮮中央通信に公開した対米談話で「(金正恩)委員長同志はトランプ大統領の事業(大統領選)で必ず良い成果があることを祈るという自身の挨拶を伝えるようおっしゃった」とし、トランプ大統領の再選を祈る言葉を添えた。米国大統領選前の米朝首脳会談開催の可能性には一線を画しつつも、トランプ大統領の再選を祈るメッセージを付け加えたのだ。

しかし最近、北朝鮮は米国大統領選に対する言及を一切慎み、慎重な態度を示している。10月10日の労働党創建75周年行事でも、金委員長は演説を通じて「愛する南側の同胞と堅く手を取り合うことを祈願する」として対南メッセージを伝えたが、米国に対する言及は全くなかった。これに関連し、バイデン氏の当選でポストトランプ時代に米朝交渉を継続しなければならない可能性を念頭に置いたのではないかとの分析も出てきた。

米国大統領選を2日後に控えた1日、北朝鮮対外用週刊誌「統一新報」も「事大屈従外交の後禍」という題名の記事で、韓国政府が「血盟だという米国からさまざまな侮蔑と冷遇を受けている」と指摘し、韓国非難しながらも米国大統領選については言及しなかった。

◆トランプ大統領の「トップダウン方式」、北の交渉幅を広げた
トランプ大統領は今まで金委員長との親密な関係を前面に出した「トップダウン方式」の交渉基調を維持してきた。特に、トランプ大統領は再選すれば北朝鮮との非核化交渉をすぐにでも進めると明らかにしていて、米朝間の交渉にも弾みがつく可能性もある。北朝鮮がトランプ大統領の再選を望む理由だ。
しかし、バイデン氏の場合、北朝鮮との非核化交渉を急がない見通しだ。また、場当たり的な首脳会談よりも粘り強い実務交渉に傍点を置いて、より体系的な交渉方式を追求するという立場だ。このような「ボトムアップ(bottom-up)」方式の交渉では、北朝鮮の外交的空間は広くないという分析だ。

統一研究院の高有煥(コ・ユファン)院長は先月27日、民主平和統一諮問会議主催で開かれた「韓日中平和フォーラム」で、「バイデン氏が当選した場合、『トップダウン』方式のトランプ式個人外交を再検討して『ボトムアップ』方式の交渉を試みる可能性がある」と展望した。

匿名を求めたある外交消息筋は「今回の大統領選挙でバイデン氏が当選すれば、トランプ大統領の北核外交政策全般に対する批判的な再検討(policy review)手続きが伴うだろう」としながら「バイデン氏が北朝鮮との非核化交渉を急いでいないことを金委員長自身も知っているので、トランプ大統領の再選は切実」と伝えた。


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