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【#中央日報】「朴元淳氏、安熙正・呉巨敦事件発生時もセクハラ止めなかった」

2020-07-14 20:59:17 | 海外の反応
故朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長をセクハラ容疑で告訴した元秘書Aさん側が13日に記者会見を開き、「秘書として在職していた4年間はもちろん、他の部署の発令が出た後も朴市長からセクハラを受けた」と主張した。朴氏が安熙正(アン・ヒジョン)元忠南(チュンナム)知事と呉巨敦(オ・ゴドン)元釜山(プサン)市長の「#MeToo(ハッシュタグミートゥー)」事件を目撃してもセクハラを止めなかったという指摘もあった。

Aさんは今月8日、朴氏を性暴力特例法違反(通信メディアを利用した淫乱行為)、業務上威力による醜行、強制わいせつ容疑でソウル地方警察庁に告訴した。告訴当日に行われた告訴人調査は翌日午前2時30分まで続いた。朴氏はAさんの調査が終った9日午後に行方不明となり、結局は極端選択をした状態で発見された。その後、各種論争にも沈黙してきたAさん側はパク氏の葬儀手続きが終了した直後であるこの日午後2時、ソウル恩平区(ウンピョング)「韓国女性の電話」事務室で記者会見を行って被害事実を比較的詳しく公開した。

◆弁護士「今年5月12日に被害者1次相談」

Aさんの法律代理人である金在蓮(キム・ジェリョン)弁護士は「今年5月12日に被害者を1次相談を受け、26日の2次相談を通じて具体的な被害内容に対して詳細に聞くことになった。翌日である5月27日から具体的に法律的検討を始めていった」と告訴に達するまでの経緯を説明した。

金弁護士は「被害者が秘書として在職していた4年間、わいせつ行為やセクハラが続き、他の部署に発令が出た後も続いた。セクハラが発生した場所は市長執務室や執務室内の寝室などだった」と明らかにした。金弁護士は「朴氏は被害者に『楽しく働くために2人の写真を撮ろう』と言って身体を密着してセクハラをした」とし「執務室内寝室で被害者を呼んで『抱いてほしい』と言って、身体接触を要求したりもした」と話した。続いて「朴氏がAさんの膝のアザを見て、『ほ~』っとしてあげると言って(日本での「痛いの痛いの飛んでいけ」に該当)、膝に直接唇を接触させることもした」と付け加えた。

退勤後にはテレグラム「シークレットチャット(秘密対話)」で隠密にセクハラが行われたという。金弁護士は「朴氏がテレグラムのシークレットチャットルームに招いて繰り返し淫らなメッセージや下着だけをつけた写真を送り、被害者を性的に困らせてきた」と話した。

証拠もあるというのがその主張だ。金弁護士は「被害者が使っていた携帯電話を(デジタル)フォレンジック処理した後、ここから出てきた資料を捜査機関に提出した。被害者が秘書職を辞めた後の今年2月6日、朴氏が深夜のシークレットチャットにAさんを招いたことも証拠として提出した」と説明した。続いて「テレグレムのメッセージや写真は被害者が友人や普段から知り合いの記者、同僚公務員に見せたことがある」と付け加えた。

Aさん側は今回の事件を「ソウル市長による威力セクハラ」と規定した。朴氏が自身の地位を利用して秘書をセクハラしたということだ。告訴状で指摘されている朴氏の容疑事実に業務上威力による醜行容疑が含まれているのもこのためだ。記者会見に同席した韓国性暴力相談所のイ・ミギョン所長は「朴氏は秘書が拒否や抵抗をできない状況で、業務時間はもちろん退勤後も私生活に言及して身体に接触した。典型的な『権力と威力による被害』が発生した」と明らかにした。


◆2018年、朴氏「#MeToo(ハッシュタグミートゥー)は勇気ある行動」

続いて「朴氏は女性人権に関心を持って役割を果たしてきた社会的リーダーだったが、いざ本人は職場内の女性を性的対象化してわいせつ行為やセクハラをしていた」とし「職場内の性暴力予防教育を誠実に進めてきたようにみえたが、本人は加害行為を省察することも止めることもなかった」と指摘した。イ所長は特に「彼は安熙正・呉巨敦事件に関連し、近くで警戒心を持たなければならない位置だったが、その事案が自身に該当するという点に気づけないまま被害者に謝って(セクハラを)止める選択を取らなかった」と叱責した。

朴氏は安氏の#MeToo事件が報道された直後の2018年3月、あるトークショーの現場で「#MeTooは勇気ある行動だが(効果をあげるためには)社会的連帯が必要だ。男として、市民として、市長としてとても重い責任を感じる」と話した。「私はフェミニスト」と話したこともある。

イ所長は「この事件は決して真相究明なしにこのまま終わることのできるような事案でない」とし「(朴氏の)死が謝罪の意だったのなら、どのような形であっても被害者に謝って責任を負うという意を伝えるべきだった」と話した。朴氏が遺書で「すべての方に申し訳ない」としながらもAさんとセクハラ疑惑に対しては言及しなかった点を指摘したのだ。「韓国女性の電話」のコ・ミギョン常任代表も「被告訴人がいないからといって事件の実体がなくなるわけではない。警察は調査を通じて把握した事件の実体に基づいて判断内容を明らかにし、市は調査団をしっかりと構成して真相を明らかにしなければならない」と強調した。

一方、金弁護士は飛び交っているうわさに関連して「Aさんはソウル市長秘書職に志願したのではなく、他の機関勤務中にソウル市庁の連絡を受けて面接を受けて秘書になった」とし「現在、告訴状だとしてネット上に出回っている文書もわれわれが捜査機関に提出した文書ではない」と説明した。Aさん側は該当文書の流布者と2次加害者を処罰してほしいと警察に追加で告訴状を提出した。警察はAさんに対する身辺保護に着手した。


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