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【#朝鮮日報】韓米防衛費交渉妥結説をリークした韓国政府、こじれるやトランプのせいに

2020-04-14 03:58:39 | 海外の反応
青瓦台高官が「近く妥結」と明かした直後、国内メディア「暫定妥結」と相次いで報じる
ロイター「米、韓国が提案した13%引き上げ拒否」
政府の一角「トランプがひっくり返した」

 ロイター通信は10日(現地時間)、複数の米当局者の話として「ドナルド・トランプ米大統領が、韓国政府の提案した『防衛費分担金13%引き上げ案』を拒否した」とした上で「交渉が早期に妥結する可能性は低い」と報じた。

 鄭恩甫(チョン・ウンボ) 韓国防衛費交渉代表は先月31日のブリーフィングで「近く最終妥結すると期待している」として楽観的な見通しを示したが、これとは大きな温度差がある外信報道が出たことになる。

 韓国政府は先日「韓米防衛費交渉は最後の段階」として近く妥結するかのようにコメントし、複数のメディアは「暫定妥結」と報じていた。しかし実際は双方の歩み寄りは実現しておらず、交渉は「漂流状態」にあることが12日までに分かった。韓国政府が「4・15」総選挙を前に、デリケートな外交安保上の懸案であいまいな広報性発表を行い、自ら混乱を招いたとの指摘だ。青瓦台(韓国大統領府)と担当部処(省庁)の外交部(省に相当)は一連の外信報道について、この日も特に釈明していない。

 トランプ大統領は、韓国側の提案を拒否する考えを今月初めにマーク・エスパー国防長官、マイク・ポンペオ国務長官との協議を経てすでに決めたと伝えられている。エスパー長官は今月6日、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防長官との電話会談でも「トランプ大統領は(防衛費について)韓国により大きな分担を期待している」との立場を伝えた、とロイター通信は報じた。当時、国防部はこの電話会談について全く公表していなかった。

 ロイターは「米国の前職・現職の当局者らは私的な席で『数日中に新たな合意が実現する希望は特にない』と語っている」として「一部が数週、数カ月中に妥結する可能性についても疑問視している」と報じた。

 米国のある当局者は「韓国の『4・15』総選挙前に合意が実現する可能性はほぼなさそうだ」「このような状況は、今年の夏を経て、米国で11月に行われる大統領選挙近くまで続くだろう」と懸念を示した。ロイター通信は「米国側が80分で席を立った昨年11月19日の交渉の際、韓国側は実際の分担額を削減する提案を行った」とした上で「このような提案が米国側を不快にさせた」とも伝えた。

 米国との合意もできていない状態で、韓国メディアが「防衛費が暫定妥結」と報じた背景には青瓦台の高官がいるという。ある青瓦台高官が先月31日、鄭恩甫・代表によるブリーフィング後、一部メディアの記者たちの取材に「韓米双方の実務担当者による協議は終わり、最終決定の段階だけが残っている状況」として「早ければ明日(4月1日)最終妥結するだろう」と答えていた。これを受け複数の新聞や放送メディアが翌日「暫定妥結」「早ければ今日にも妥結」と相次いで報じた。当初50億ドル(約5400億円)の防衛費を要求していたトランプ大統領が妥結へと考えを変えた背景として、両国による「コロナ協力」があったとの解釈も付け加えられた。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領とトランプ大統領が先月24日、コロナ防疫での協力に向け電話会談を行い、韓国が米国に診断キットを提供することが決まると、防衛費交渉の雰囲気が好転したという話だった。与党勢力は「わが政府がこの困難なこと(防衛費妥結)を成し遂げた」とお祭り騒ぎだった。ところが実際の交渉状況はこれとは違っていたのだ。

 青瓦台と与党勢力は「トランプ大統領が韓国の提案を拒否」と報じられると、一斉に口を閉ざした。政府の一角は「交渉の実務レベルでは合意したが、トランプ大統領がひっくり返した」として「トランプのせい」と主張した。

金真明(キム・ジンミョン)記者


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