生んでくれてありがとう

昨日のHAGっと！プリキュア、キュアアンジュこと、さあやちゃんのセリフですね。
このセリフ、自分の母親に向かって面と言える人、なかなかいないんじゃないでしょうか。
特に中学生、多感な時期ですから。よく言えたなあ。って思いました。
きっと、とてもよい母娘関係なんでしょうね。
私は、大人になっても言えませんでした。

けっきょく、やるのやめちゃった、スピリットヒーラーの修行の一環に、
自分の母親に「生んでくれてありがとう」って言うって言う、修行がありました。
これが言えない人は、「今、幸せではない。
幸せだと思い込んでいるだけで、幸せにはなれていない。」んだそうです。

私も、「ああ、あなたは幸せを放棄してるのね」って言われました
言えるかよ！って思っちゃいましたねぇ。
だって、私のお母さん、毒母ですもの。

私が自分の思い通りに動かなかったら、あらゆるもので殴られました。
布団たたきが折れるまで。
竹物差しが割れるまで。
竹刀が壊れるまで。
雑誌がボロボロになるまで。
皿、スリッパ、テーブル、目の前にあるものはすべて、私に投げつけられるものでした。

豚には残飯がお似合いだ
人間の飯を食うな
と言われて、弟の食べ残しを床にぶちまけられて、それを這いつくばって食べさせられたりね。
殴る、蹴る、暴言は日常茶飯事。通常運転。
そんな親に、「生んでくれてありがとう」なんて、口が裂けても言えないでしょう。

我が家の暴力が収まったのは、母親が病気になったからです。
私の手助けがないと、何もできなくなりました。
手のひら180度。
見事な、あなただけが頼りなの。です。
私がいつ、食事を与えるのをやめるのか、お風呂に入れるのをやめるのか、
トイレに行く手助けをやめるのか、いつもいつもビクビクしてましたね。

きっと、罪悪感というものがあったのでしょう。
その姿が、本当に哀れというか、可哀想というか、気の毒というか。

そんなこんなで、母に対するわだかまりってのは、あんまりなくなってたわけですが、
それでも言えませんでしたね。
たとえ、お前は不幸な道を歩むのかと言われても。
だって、自分が可哀想じゃん。と思う自分と、いや、やっぱり不幸はイヤ！
と言う自分がいて、悶々しましたねぇ。

悶々するときはルーンとお話しするに限る！
というわけで、ルーンに聞いてみたのです。
「生んでくれてありがとう」って言わないと、不幸になっちゃう？って。


「あなたはすでに豊かさを受け取っているでしょう？」


「そもそも、幸せ、不幸せを決めるのは、自分自身で、他人から言われて決めるものではないだろう？」

ですよねー。ごもっともです。

ただ、


「丁寧に向き合ってみて損はないよ。」

と言うルーンもいたので、頭の片隅、心の片隅に置いておくことにしました。

実家で子どもを産んで、そのまま一緒に暮らすようになってから、
母は、自分に感謝してねって口癖のように言うようになりました。
実際、感謝はしてるので、ついでに「生んでくれてありがとう」って思ってるよって言ってみました。
するとね、以後、自分に感謝しろって言わなくなりました(笑)

4年間、何かにつけて、私に感謝しなさいって言い続けてた人が、パッタリと。
効果バツグンだったようです
これだけで一つ、心が軽くなりましたね。

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