ひよこまめのEveryday

還暦過ぎたおばさんの日常。

ドラマ、映画、舞台、本、音楽などの感想も。

宝塚歌劇とオリンピック

2021-07-25 09:35:48 | stage

この4連休のメインは23日。

半年ぶりの宝塚大劇場。

宙組公演『Musical シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』『タカラヅカ・スペクタキュラー Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』

シリアスな推理もの、というよりはどちらかというとコミカル路線で作られていて、いつもとちがった雰囲気の真風さんが見られました。

そして、そういう雰囲気の中だからこその、2番手・芹香 斗亜ちゃんのMADな悪役。

不気味でよかったです。

今回も主役の相棒役、ワトソンは桜木みなとくん。

ずんちゃん(桜木みなと)は、このところ見るたびに上手くなるというか、オーラが増すというか、熟してきてるな~という感じで、これから先がとても楽しみです。

今回から、トップ娘役が潤花ちゃんに代わり、そのお披露目公演でもありました。

プレお披露目だった「ホテル スヴィッツラハウス」では、歌の弱さが気になったけど、今回見事に歌を仕上げてました。すごいわ。

ダンスとお芝居は初舞台すぐから評価されていた人だけど、歌がねーと言われていたことに対して「もう、言わさん!」というような根性を感じました。タカラヅカで上に昇っていく人って、どこかしらこういう強さが見え隠れするのが、すごく好き。

そして、ショー「Délicieux(デリシュー)!」、こちらには、作・演出の野口幸作先生の根性と言うか、意地、みたいのを見ました。

「ここに来たからには、現実の嫌な事全部、忘れさせたる」みたいな。

それこそが宝塚歌劇だぜ、みたいな。

その心意気が嬉しくて泣けた

お菓子がテーマの、甘く華やかで楽しいショー。

宝塚でしか味わえない、夢のひとときを、おなかいっぱい頂きました

 

満たされた気持ちで帰宅して、夜8時から、ついに東京オリンピックの開会式。

複雑な気持ちで観ました。

現場を作ってきた人たちの熱い思いが確かに伝わってくるパフォーマンスの数々。

こんな形になってしまって、どんなにか悔しいことでしょう。

せめて、観る側がなんのわだかまりもなく声援を送れる雰囲気を整えてほしかった。

政府とか組織委員会とか?詳しいことはわからないけど、ブレーンがあまりにもお粗末だったと情けない思いでいっぱいになりました。

個人的に印象に残ったのは、校長先生の話・・・・じゃなくて

宝塚のレジェンド、真矢みきさんカッコよかった~

子どもたちがメインとなって箱を動かして、オリンピックエンブレムを作った場面。

あの複雑なマークを、誰も間違えることなくきっちり作り上げてすごいな~と。

人力でのピクトグラム紹介。すごく良いアイデア想像以上に大変だったと思うけど。

2000個近いドローンによる、夜空に浮かぶ地球。

昨日の朝の番組で、全部のドローンを一括管理でプログラミングしてあるのに加えて、ドローン1個1個にGPSが与えられて、風が吹いて流されたりしても自分の位置に戻るようになっている、と言う話を聞いて、いやーなんかもう、未来だなと思いました。

未来といえば、入場行進の音楽とプラカード。

今、日本は「ゲームとマンガの国」なんだな・・・と。それはそれで誇らしいような気もするけど・・・でもなんか複雑な気分もあるのは、昭和生まれの感傷、なんでしょうか。

そして、聖火リレーの長嶋茂雄さん。

車いすで出るという選択肢もあったはず。それをせずに、自分の足で一歩一歩進んだ姿に胸が熱くなりました。

各国の入場行進は、なんといっても衣裳が楽しい。

日本をリスペクトした衣裳の国もいくつかあって、「ありがとう~、こんなことになってごめんね~」という気持ちに。

そして肝心の日本は・・・ダサい・・・

赤と白は外せないにしても、もうちょっとなんとかできなかったん?

そして極めつけは、日本の総理大臣の死んだような目、ですかね・・・

感動の欠片もみえない、なんか別のことを考えている目。なんか別のことを考えてるのは小池さんもだったんでしょうけど。

だから、天皇さんが開会宣言を始めても気付かないんだよ!

さすがにあれはびっくりしました。

とにかく、始まってしまったオリンピック。

どうか、無事に終了しますように。

 

最後にこっそり、やりなおしたヤシの木を

右が最初に作ったもの、左がやり直したもの。

ちょっとだけ、太らせ茂らせることが出来たのでは?

次のお題が来るまでにも間に合ったし、思い切ってやり直して良かった~

 

 

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