一昨日の宅トレで完全復調を確信したため、昨日はお出かけしてきました。
もともと、24日で終わってしまう京セラ美術館のルーブル美術館展に行く予定にはしてたんだけど、元気出た!となるとそれだけで帰ってくるのはもったいないと思ってしまって、興味のあるところを回ってきました。
と言っても、3か所なんだけどね
まずは 美術館「えき」KYOTO で開催している「芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事」
入ってすぐのところだけ撮影可。
遠目で見るとただの絣の着物のように見えるけど、すごく繊細な織物。
会場内で「芭蕉布ができるまで」のビデオが流れているのだけど、糸芭蕉から繊維を取って糸にして染めたりして織り上げるまで、ものすごーく手がかかっているのです。
地産のもので工夫をして生活をするのが当たり前だった時代の知恵の結晶なんだな、と。
糸の種類で着物から日用品までいろいろ出来るのだけど、やっぱり着物
薄くて軽くて肌触りが良さそうで涼しそうで、色合いが、一見無地に見えるものでも1本1本の微妙な違いですごく複雑な深みのある色合いになっててステキでした。
今では高級品だけど、これを普段着にしていた時代があったんだなと思うと、なんと今よりずっと贅沢な時代だったと言えるよね~、と感じ入ってしまいました。
手触りが感じられる何かをお持ち帰りしたいと思っていたのだけども、ショップに行ってみてびっくり。
手のひらサイズの小銭入れで9900円。ちゃんとした長財布となると5~6万。
それでも手ぶらで帰るのは寂しくて、お守りをお買い上げしてきました。
ここは朝イチで行ったせいもあったのか、来場者が少なくて、私と同じぐらいな感じの女性が多くて、シンとした空気の中で静かに見て回る時間は快適でした。
そこから平安神宮の方へ向かうのに、地下鉄の乗り換えがメンドクサイなと思ってバスに乗ろうと思ったら・・・
バスの乗り場がわからない!歩き回ってようやくたどり着いたら長蛇の列!
連休のハザマの平日だから少しは空いてるかな~、なんていう思惑は甘すぎた。
コロナ前の「ここはどこの国?」と思ってしまう京都に戻ったわ~、と気長に構えることにして、そのままバスに乗っていきました。
次はお目当ての京都京セラ美術館。
そそられるポスターでしょ?
念のため事前予約チケットを取って行って正解だったな、という混み具合。
ここは女子グループとカップル率が多かったです(さもありなん)
音声ガイドが、満島ひかりちゃんと、知る人ぞ知る声優の森川智之さん。
これは借りない選択肢はないね
構成は
プロローグ:愛の発明 から始まって、
- 愛の神のもとに―古代神話における欲望を描く
- キリスト教の神のもとに
- 人間のもとに―誘惑の時代
- 19世紀フランスの牧歌的恋愛とロマン主義の悲劇
で展示数74点と多くて見応えはありました。
見応え「は」と書いたのは、正直途中でちょっと飽きちゃった・・というところもあって
今回テーマが「愛」とはっきりしてる分、それぞれの絵に奥深さはあまり感じられなかったのと、「ものすごく良く解釈してるよね」と思ってしまう解説もあったりして、「う~ん」と思う事もあって。
撮影可だった作品をここに置いておきます。
アポロンとキュパリッソス(クロード=マリー・デュビュッフェ)
これ、スマホで検索するとぼかされて表示される
美しいけど、今の今は、感想を述べるのは難しいというか勇気がいるというか、そんな絵でもありますね。
アモルとプシュケ(フランソワ・ジェラール)
ポスターにも使われてる有名な絵で、実物はさすがにたくさんの絵の中でも際立っていました。
アビドスの花嫁(ウージェーヌ・ドラクロア)
巨匠ドラクロアのこの絵が撮影可というのは、結構な大サービスだと思いました
の「アモルとプシュケ」みたいなつるっとした肌感の、ファンタジックな色合いのヨーロピアンな絵が多い中で、これはタッチも色遣いも違っていて、なんていうか、ここまで来てこの絵って(もう終わり近くにあるので)すごく良い「口直し」のような新鮮さを感じてしまった。
ルーブル展について長々と書いてしまったけど、この後行った細見美術館が今回の目玉というか大穴というか、行って良かったと感動したところでした。
長くなったので「その2」に続けます
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