ナチュラルハーモニー ★カラーコーディネート講座★

今日は初めての試みで
カラーコーディネートについて語りたいと思います！

お題は『ナチュラルハーモニー』です。

まずは、この写真をご覧ください。
太陽の光を浴びた木の葉です。


この写真に映っている木の葉は、本来は同じ色にも関わらず、
光を浴びて明るくなっているところは、本来の緑よりも黄色がかって見えます。
逆に、陰になっている部分は、本体の緑よりも青みがかって見えませんか？

これが、『ナチュラルハーモニー』の配色なのです。
すなわち、より自然に近い配色で、人間の目にすんなり溶け込む、馴染みのある気持ちのいい配色になります。


この『ハチュラルハーモニー』の原理について、詳しく述べます。

緑に特化したことではないのです。
この、『PCCSの色相環』で説明しますと、


・上図の「８：Y」（黄色）に近づくにつれて明るい色を
・上図の「２０：V」（ヴァイオレット）に近づくにつれて暗い色を
配色すると、自然の中でのものの見え方に近づく＝よりナチュラルに見える。

という原理なのです。

ただ、ナチュラルハーモニーの配色は、類似色や近似色で配色する必要があります。
類似色は、上図の数字の差が「２」近似色は「１」です。

例えば、黄色（８：Y）とオレンジ（６：ｙＯ）で配色した場合は、
黄色を明るく、オレンジを暗くする配色です。

単純に黄色とオレンジを使えばいいのではなく、黄色を明るく、オレンジを暗くするわけです。
黄色は明るくしても黄色ですが、オレンジの暗い色ってどんな色でしょうか？
いわゆる、「茶色」です。
ですので、黄色と茶色の配色は、ナチュラルハーモニーなのです。
ひまわりの芯の部分と花びらの部分の配色ですね！


他の例えでは、赤（２：Ｒ）と赤紫（２４：ＲＰ）で配色した場合は、
赤を明るく、赤紫を暗く配色します。

こちらも同様に、赤と赤紫を使えばいいかというとそうではなく、
赤を明るくして、赤紫を暗くする必要があります。

では、赤の明るい色ってどんな色でしょうか？「ピンク」です！
ですので、ピンクと赤紫などはナチュラルハーモニーです！


ラコリーヌのアレンジで言うと、こんなアレンジです。


グリーンローズのナチュラルアレンジ（←アレンジの詳細ページへのリンクになっています。）

こちらは、明るい黄緑と濃い緑を使用したナチュラルハーモニー配色です。
２段階使っていますが、わかりますか？
①すごく薄い黄緑（メインのお花）とその周りの黄緑のお花（クリスマスローズやスノーボール）
②黄緑のお花と濃い緑の葉

そして、


ワインレッドのエレガントローズ（←アレンジの詳細ページへのリンクになっています。）


ピンクパープルのバラ チャーミングアレンジ（←アレンジの詳細ページへのリンクになっています。）

これら２つは、明るい赤（ピンク）と暗い赤紫を使用したナチュラルハーモニー配色です。


どうでしょうか？馴染みのある気持ちのいい配色になっていますでしょうか？



　

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