早い話が (遅すぎるがな、) ネコのトマ三郎が大好きなマンガとは、萩尾望都さん作の、「トーマの心臓」や
みな、泣きやんで顔を上げて:あれ、それって確か……翠さんが好きなマンガと違う………
えええっ、それじゃ、ネコのトマ三郎というのはもしかして……、
わし:察しがいいな、その通りじゃ、これへ、
(わしがあごで小さく合図すると、トマ三郎がやってきて、瞬時に白い煙と共に人の姿に立ち上がった)
みな、驚いて:あ、あ、あれ、翠サン! あンたやッたンかいな、
翠:こんにちは……
(注:これは架空の物語ですが、翠サンは、実際に幽体でなんにでもなれます
魂の兄のアダムが、そのように手ほどきしました)
みな:なんや、そうやったんかいな、爺も人が悪い、
わい:さっき、トマ三郎があンたラをかばってケルベロスの前へ飛び出したのも、彼女がガンダムのララァと立場が似てるから、演じてもらッたのや
もちろん、本当にお祓いで究極の危険な場になッたら、彼女はそれ位のやる気はあるデ
サタンの前に飛び出して、彼らの罪の黒い、コールタールのような重い気をはがして自分が代わりに頭からかぶり、その間に彼らを身軽にしてヤッテ、昇天させるのや
彼女は後で自分がかぶった邪気を浄化する手だてはある
みんな:…聞くだに恐ろしいな………
わし:当たり前や
普通の人で、これをできる人はおらへん
とにかくや、私は「人のために犠牲になれ、」という過酷な教えを十代の彼女に根付かせるために、あのマンガを活用したのや
…マンガでは、ドイツが舞台で、悪魔主義者に負けて信仰を捨てた友人に、立ち直ってもらおうと、ある少年が死ぬ (キリスト教ではジサツはよくないけど)
極論すれば、 悪魔と善人側との戦いで、最後に善人側と神が勝つのやが、そのイメージを彼女に強く刷り込んだ
実際に命をかけるわけじゃないが、それに等しいほどの危険と苦痛を、彼女は最も手こずるサタンのお祓いに際しては、感じることがよくあッた
だから、それに耐えられるように、先に教育しておいたのや…
まだ丹田を封鎖されていて、心霊能力もなかった二十代前半の頃の彼女は、しんだトーマの生き方に憧れていたが、初め、人の犠牲になることの加減がわからなかッた……
ホントに人を助けるためにしんだらええのやろか、とまで思ウタことも、アッタ
その頃アダムは訓練のため、彼女をそのように気の術で迷わせておいて、凡人として悩ませた……
やがて彼女は死への誘惑から立ち直り、(しんだら元も子もない、生きねば、そして、) 自分も他者も両方同時に幸せになるのがいいのだ、という結論に達した
それは、幼い頃から彼女が手本としていた母が常々言っていたことだった
彼女がそういう事を悟りつつ、アダムが寄越した数々の偽の邪気を苦労して跳ね返せたので、とうとうある日、アダムは彼女への術をゆるめて休めてやった
…そして、しばらくすると今度は反対に、彼女の丹田を開封して元々ある心霊能力を解放し、見えない謎の指導霊としてやって来ては、お祓いの仕方などを伝授し、彼女を目覚めさせていった……
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