ここで仲間達はユダの態度をどう思ったかというと、師から「あなたは裏切る」と言われて、彼は気を悪くしたのだと、もちろんみなは感じました
しかし、何の裏切りなのかはわからなかったし、そう言われれば、ユダは心を改めるかも、と思った者もいた
また数名だけは、最近ユダが会計で不正をしていたのに気がついていたので、おそらく師は彼の不正を「裏切り」と指摘されたのだろう、と思いました
しかし師がその後言葉を続けて、ユダに「行って、すべきことをしなさい」と用事を言いつけられたように見えたので、いつも会計を担当しているユダに、食事時ではあるが、何か金銭上の用事を頼まれたのだと、ほとんどのみんなは思いました
何にせよ、彼らはユダの行動が重大な結果を生むとは、思ってもみなかったのです
…ただ1人、事前に起きることを少し聞かされていた者がいました
「主に愛された弟子」と表現される、ヨハネです
彼は、仲間達の内では私が最も目をかけていた者でした
なぜなら、彼の魂は他の人よりずっと濃くて清らかだったからです
私には天界にミロクという妹(中性の魂だから、弟でもある) がいる、と言いました
(このブログでの、仮説です)
その頃彼女(あるいは彼)の大きな魂はまだ天界に寝かされていたが、神様は将来に備えて彼女の補佐役になれる者を作ろうと、ミロクの魂から大きめの分けみたまを1つ、取り出された
これを、仮にNとします
Nは特にミロクとそっくりの性格で、純真で子供っぽく、寛容で忍耐強かった
…つまり、ミロクの双子の弟格になったのです
神様はNの魂を聖なる場所に保管されたが、更に彼から12個の小さな分けみたまを取り出され、順に地上に転生させては人間生活を送らせて体験を積ませられ、死ぬとまた本体のNの中に融合されました
…その内の初期の1人がヨハネです
なので、ヨハネは私の魂の妹(=ミロク)の、双子の弟格のNから出たものですから、魂的には私の弟にも等しいのです
そこで、私がひそかに彼に愛着を持ったとしてもおかしくはありますまい
が、私はその事を彼には告げず、また仲間の前ではできる限り平等に扱うようにしていました
(師は仲間の中ではペテロとヨハネと大ヤコブに、よく重要な用事を言いつけておられた)
…そして、私はみなに知られないようにして、時折ヨハネにだけは気の力を引き出す特訓をしておきました
旅をして夜に野宿している時、彼に命じて野に行かせ、私は幽体離脱をしてそばに行き、このブログの前半に出てくる飛騨 翠さんが受けたような気の特訓をして、テレパシーや気のお祓いの術等を教え込んでおきました
未来のためです
…なので誰にも言いませんでしたが、私とヨハネはテレパシーで対話ができ、あらかじめ何が起きるかを少し、彼に知らせておいたのです
ですから彼は、これが最後の食卓であることを知っていて、名残惜しそうに私のそばにいました
私は、後で彼に頼みたい事があったのです
(書き手のヒヅキより:
このブログは連載形式ですが、今までの概要は
「氷月神示 銀雫の96」に出ています)
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