で、なんやったかな、
そや、『唐の僧、恵果=キリストの弟子、パウロ』、なんでや…やった
…そら、わしらの言う通り、もし神サンが、宇宙より大きくテ、莫大な容量の形のない気のもやで、
これまで述べたように、その内部に生まれた点のような宇宙は、ちっちゃいちっちゃい、ミジンコのフンよりちっちゃい粒で、巨大な神サマから見たら、地球なンテ、どこにあるかわからへン、
もし神サンがくも膜下出血にならはッたら、永遠に思い出せんやロウ、というしろものや…
そして、大昔に神サンは、大きすぎてわからなイ自分を、人類に何とかしテ認知させるために、
自分の代わりに小さなお使いの霊を送って、人間大の神仏の幻の姿にならせてみせ、どうやら空の向こうには、何か神さんらしきものがいる、と人間に感じさせた……と考えた方が、理屈が通るんちゃう？
でないと、神サン、神サン、ていつまでも呼んでるのに出てこなイ、ておかしいヤロ、
(隠れんぼやないのやし…)
もし神サンが人間大やッたら、とっくに見えるヨウニ出てきてるわな、わし、ここにいるで、てな、
そばにおられるみたいに神聖な雰囲気だけがわかるのは、大きいからや
デカ過ぎるのや……というのが、わしらの説やな…
そこで、神さんのお使いは1人で地球の各地に行き、そこの民族風習に合わせて、いろいろな神仏の姿に創作変身した
…そしテ、人類を啓蒙した
なんで、もっと沢山お使いを派遣しないかって？
そんな見えへんほど小さな星に数十名のお使い達が小さくなッて行って、あちこち動き回ったら、地球のどことどこにいるのか、神さまが全部把握するのは、とてもたいへんやないか、
それやッたら、管理しやすい優秀な1人だけをつかわして、そいつになんでもやらせといたらええやん…というな、
ぐうたら経営者みたいな考え方やけど、大きすぎる神サマには、その方が、楽なんや
あンたら、培養シャーレの細菌1個の中に、すばしこく動く素粒子100個を入れて、顕微鏡で毎日動きを観察できるか？ 老眼やのに
素粒子１個、行方不明になっても助けられるカ？
自信ないヤロ
…だかラ、もしかしたラ、どの宗教も元の出どこは、一緒かもしれんわけ
…という仮説やな、
そヤから、別にキリスト教のパウロが仏教の僧に転生して、別の面から心の修行しても、かまわんわけや
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