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氷月神示 清雫の70

国之常立神より皆様へ

その後、晩秋であったかのう
Aさんは波動が上がり、見えない神様のアドバイスして下さる声が、時たま聞こえるようになった
それで、自然に心で返答をしていた
ある時、彼女は常々の疑問を神様にぶつけてみた
「…神様、イエス様が神様の子供だというのは(話としては何となく)わかりますが、ではお釈迦様は、神様とはどういう関係なのですか? イエス様と並列じゃないですよね?
…お釈迦様の他にも、いろいろいらっしゃいますよね、…阿弥陀如来とか、観音様とか、弥勒菩薩とか……、」
すると、神様はすましてこう答えられた
「あれはお前だ」
「えっ?!」
「弥勒菩薩は、お前だ」
「………」
Aさんは、絶句した
考えてもみてほしい 
そう言われた時の、気分を
Aさんは子供の頃から神社もお寺も参っていたし、クリスチャンの母親や親戚もいたから、まんべんなく宗教に親しみはあった
だが、元々仏教にはその時まであまり関心がわかず、弥勒菩薩が何者かも知らなかったし、ただ観音様みたいなものだろう、位の知識しかなかった
そこへ、そんな事言われても、頭の中は真っ白になるだけで、人間イコール菩薩の等式が成り立たず、彼女は否定したい思いでいっぱいになった
彼女は泣きそうになり、
「神様……、私には、どうしてもそう思えません、」
と答えた
すると姿無き神様は、
「お前がそう思えぬなら、よい、」
と言って下さったので、彼女はほっとした
しかし、やはり気になったのでその後図書館へ行って本を借りて調べたり、神仏や天使に守られて沢山のお祓いをする内に、どうもそうらしいという気がしてきた
もし、自分がただの人間なら、こんなに沢山の難しいお祓いをこなせるわけがない、むしろ自分を弥勒?と認めた?方が、腑に落ちる、と思った
…そこで、十分考えて2ヶ月ほど経ったある日、彼女は、
「神様…、私は自分を認めようと思います、」と言った
すると神様は強要はなさらず、ただ「自分の名を大切にしなさい、」とおっしゃった

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