猫だらけ

テンテン村の日常

腫瘍切除:その2

2010-11-23 | テンテン
【お断り】

病状に関しての記事内で、患部をはっきり写した写真も掲載しています。ご了承ください。



       
       



今回の手術に際して、テンテンのストレスも考え、
入院措置は一切取らないことにしました。
その代わり、その前後に集中して通院するようにと言われ、
仕事の都合を考えて、手術日は11月12日に設定。



【11月10日】




手術の準備として、さらに広範囲に毛を刈り込み、
ちょっとした芸者さんのようなうなじに。







患部はご覧の状態。
後から先生に聞いた話ですが、
腫瘍がクレーター状になるのはあまりいい兆候ではないそうです。







猫の肩甲部はこのようにしわしわで、
つまみ上げるとミョ~ンと伸びるくらいスペースたっぷり。
だから注射や輸液の針を刺してもそれほど痛くはありません。
切開する場所としては、ピンと張った部分より少しはマシか…と自分を慰める手術前々日。



    
    


そして部分麻酔での手術当日。
先生に聞いた手術時間は約30分。
エコー検査や心電図など、
痛くもかゆくもないのにただじっとしている…というのが注射よりはるかに苦手なテンテン。
ヤツが
この30分間、静かにしている可能性はほぼゼロ。
人間なら自分の手術中に好んで動く人はいませんが、
動物は手術されてるなんて知ったこっちゃない。
危機管理のため、先生や病院のスタッフも事前にシミュレーションをしてくれたそうですが、
基本的にテンテンの動きは予測不可能。不安………。


で、私は何をしていたかというと、思いっきり手術スタッフとしてテンテンの体を保定。
ってことは、目の前で手術が繰り広げられるわけです。
年1回の健康診断の血液検査で自分の腕に注射針が刺さるのも直視できない根性なしですが、
事の重大さが違うときちんと確認できるものです。






テンテン保定のために手がふさがっていますから当然写真はありませんが、
手術では肩甲部のしわと平行になるように赤丸の感じでメスを入れ、
あとは鉗子を使って、腫瘍細胞を残さないように内部をなるべく大きめに切除。
まったく出血がないのにびっくりして、
「血って意外に出ないもんなんですね」と言う私に、先生は


「出ないように切っているんです」と。


そりゃそうですね、失礼しました。


ラッキーなことにメス操作の際はじっとしていてくれたテンテンですが、
鉗子を使っている最中にジタバタ、
縫っている最中にはさらにジタバタ。
先生を含め大人4人がかりでの大仕事になりましたが、
最終的に傷口を8針縫い、
無事予定どおりの30分ほどで手術は終了しました。



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