マイケル・ハドソン研究会にあるNew Eastern Outlookの和訳記事( 新しい順 )。
# 2024年5月14日までの記事、2024年8月以降の記事、他のSCF+NEOカテゴリの記事
# リンク修正箇所1、コメント追加箇所1、2、3、4(new)。
ワシントンの「フィリピン利用・濫用」は次のステップへ 2024/07/30
フィル・バトラー「『2024年パリ開会式』- 反キリストの序章だったのか?」 2024/07/30
NATOの新たな「東方拡大戦略」 2024/07/29
「ソ連が崩壊すると、アメリカとNATOはソ連とロシアの指導部との交渉の中で(1990年、
1991年、1993年)、1949年に結成された北大西洋条約機構(NATO)は東方には拡大しないと
口頭で確約」
「これらの合意は、米国を中心とする集団的西側諸国によって破られた。米国とその配下
である欧州は、文書による協定がなかったため、ロシアに対してそのような約束はして
いないと主張」
# ↑「嘘つきは泥棒の…(1、2)」なお、「文書による証拠」(議事録など)は複数存在する。
「1999年と2004年、NATOは多くの条約に調印することで加盟国を拡大し、東欧とバルト三国を
加盟国に加えた」
「トランプ時代(2016-2020年)」「欧州防衛同盟の結成問題が欧州大陸(主にフランスと
ドイツ)の政治エリートによって検討された」
「アンカラはトルコ系アジアに「トゥラン軍」を創設するプロジェクトを推進しており、
最終的にはNATOの第2の大陸(アジア)支部となる」
「NATOの構造改革による東方への転換」「地政学的矛盾をさらに悪化させる」
イランのマスード・ペゼシュキアン大統領「外交政策の概要」を発表 2024/07/28
「アジアの不安定化」を図るNATO 2024/07/24
ヨーロッパの崩壊を加速させる「現在の世界情勢」 2024/07/23
ヴィクトール・ミヒン「敗者同士の大統領討論会」 2024/07/13
天皇ご夫妻の「英国ご訪問」について 2024/07/12
# 「戦争に前のめり」な国と親善?↓つまり…こういうことになるような…
# https ://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202407140000/
# 「世界を核戦争へと導こうとしている勢力に従属している岸田首相」
# https://note.com/precious_nijiko/n/ncd4945d93161
# 「敢えて関係ない戦争に参加しようとする。どうしても中立が嫌いみたい。/
海外在住の日本人から見える日本」
『ヴィクトル・オルバン』-欧米の「戦争のタカ」をかわす孤高の「平和のハト」 2024/07/11
# 概要
「ハンガリー首相のモスクワ訪問…スイスで開催されたような…ポチョムキン村会議
ではなく…実際に和平交渉を行う可能性…を見極める」
「中国の立場をよりよく把握するために北京を訪問し、シャトル外交を継続すると約束」
# 調停外交の背景にある現実認識(オルバン氏とスロバキアのフィツォ氏)cf. 関連記事
「NATOの拡大…2014年…マイダンのクーデター…ミンスク協定の…不誠実な交渉や、
2022年にロシアとウクライナの…和平合意を意図的に頓挫させる…米国とEUの悲惨な政策」
「欧州の行動には何のプラスもない。西側諸国で利益を得ているのは米国だけ」
→「ロシアよりもむしろEUという経済的競争相手を弱体化」
# 和平交渉において解決されるべき西側(∋ウクライナ)の責任問題
「紛争地域で犯した戦争犯罪に対する責任…ATACMSによるクリミアの浜辺への攻撃…
ロシア政府は初めてアメリカを直接非難」
「多くの資金がウクライナに注ぎ込まれ、多くの武器が、適切な監視もなく使われた」
# まとめ
「オルバンは、ウクライナ紛争の現実を理解し、度胸があることを示した」
無防備な欧州を直撃するプーチン 2024/07/09
「BBC…プーチン氏の言葉を引用」「ロシアと核の応酬…ヨーロッパは無防備」
「ロシアの戦略的早期警戒システム能力を低下させることを意図したウクライナの最近の
攻撃は、壊滅的な反応を引き起こす可能性」
「ロシアのレーダー施設に対して行った一見無意味な攻撃は…ペンタゴンの戦略の臭い」
「たとえ代理であっても、ロシアの核警告/抑止システムの一部を攻撃することは、危険
極まりない。ところで、BBCはこのことを報道していない」
# いつもながらの↑重要な事実を報道しない事によるプロパガンダの一例に過ぎない。
3期目の再選を果たした「ナレンドラ・モディ印首相の最初の外交政策」について 2024/06/26
「平壌におけるプーチン」-米国主導の偏狭な制裁を破り、国連を取り戻す 2024/06/25
「プーチンの北朝鮮とベトナム訪問」-その背景と意味合い 2024/06/25
台湾海峡を「地獄絵図」に変えようとするワシントンの計画に根本的な欠陥がある理由 2024/06/24
「ロシア内部を攻撃するアメリカの兵器」-最初からアメリカの計画だった! 2024/06/23
BSW-「ドイツのための選択肢」に代わる賢明な選択肢 2024/06/21
# ↑「賢明な」は sensible の訳語だが、原題は政党スローガンが sense (ここでは「良識」の
# 意味)の独語 Vernunft und Gerechtigkeit (英訳: Sense and Justice ) を含む事に
# 掛けている点に注意。i.e. 記事の著者は必ずしも BSW の応援団というわけではない。^^;
「サハ・ヴァーゲンクネヒトは、新党「サハ・ヴァーゲンクネヒト同盟-センスと正義」
(BSW)を率いて欧州選挙で躍進」「新党が結成されて5カ月」
「国家と社会正義、保証された年金、公的教育と医療、手頃な価格の住宅、中小企業を
擁護し、パンデミック以来深刻な脅威にさらされている個人の自由も擁護」
「国家の解体、安価な労働力の輸入、…非工業化、…エネルギーの不足、新自由主義、
ロビイズム、…戦争主義…社会的不公正に脅威を感じている一般市民に訴える」
ロイター「ワシントンの世界的偽情報キャンペーンを暴露」 2024/06/19
# 米国の中国やロシアへの批判は、自国がしていることを相手に投影したもの。
「COVID-19…の最盛期、米軍はフィリピンにおける中国の影響力増大に対抗するため、
極秘キャンペーンを開始」
「偽のインターネットアカウント…ソーシャルメディアへの投稿…中国のシノバック
(COVID-19 の*本来の意味での*ワクチン)…の品質を非難」
「2019年、トランプ大統領は中央情報局(CIA)に…中国国内の世論を政府に敵対させる
ことを目的に、中国のソーシャルメディア上で…キャンペーンを展開する権限を与えた」
「工作員グループが偽のオンラインIDを使い、習近平政権を中傷するシナリオを広めた」
「(さまざまな)中国製品やプロジェクトの(中傷)キャンペーンは現在も(継続中)」
# ロイターの記事は触れていないが、最大の中傷キャンペーンは「一帯一路」に対する
# ものかと。∵ソーシャルメディア工作のみならず、御用学者やマスコミも総動員。
「その目的は…発展途上国が発展する機会を完全に奪うこと」
## e.g. 高速鉄道整備の現実的な案を妨害するため、未実現技術と比較して中傷。
「存在しない「ハイパーループ」を中国-タイ高速鉄道の代替案として宣伝」
# 「グローバルサウス」諸国が取り得る対策
「世界各国にとって、自国の情報空間でアメリカが行っている濫用を理解することは重要」
「中国とロシアは、すでにそれぞれの情報空間の安全確保に乗り出している…情報空間を
防衛する手段を、両国がすでに世界中に輸出している防衛品のポートフォリオに加える
こともできるだろう」
「スカイネット対欧州スカイシールド構想」 2024/06/18
↑-狂ったポーランドとNATOの核政策を愛したストレンジラブ博士
# 核戦争のリスクをテーマに含む映画が、何かにつけ連想される、今日この頃。
↓「ポーランドのアンドレイ・ドゥダ大統領」→「核兵器を受け入れる用意がある」
「ワルシャワとワシントンの会談は「核シェアリング」のアイデアに関するものだ」
「ロシアの反応は誰も考えていない→西側の希望的観測に共通する問題」
「欧州スカイシールド・イニシアティブ(ESSI)…防衛を目的として結成…攻撃目的の
ために乗っ取られ、軍拡競争を…加速」
「『ターミネーター』シリーズ…AIによって運営されるスカイネットを思い出す」
「スカイネット…防衛目的…「自己認識型」スーパーコンピューター…人類こそが
真の脅威であると判断…人類を絶滅させ…るため…核大虐殺を開始」
「スカイネットとヨーロッパ・スカイ・シールド・イニシアティブは、その起源、目的、
意味合いにおいてまったく異なる…が、結末は同じかもしれない」
「スカイネットはディストピア的な…架空のAI…欧州スカイシールド構想…欧州の
空域防衛を強化するための「善意による」ことわざのような取り組み」
# 多分、「地獄への道は「善意」で舗装↑されている」への言及と思われるが、私見では、
# 西側主流言説には、↓下記バートランド・ラッセルの警句の方が、よりよく当てはまる。
# 「高潔な人たちが、自分は正当にも「道徳的な悪」を懲らしめているのだと思いこんで
# 行ってきた'戦争'や'拷問'や'虐待'のことを考えると、私は身震いする」
「アメリカは通常兵器と核兵器の両方で遅れをとっていることを知りながら、ロシアや
中国…と対等な立場で話し合いを始めなければならないという事実を受け入れるより…
第3次世界大戦のリスクを冒すことを望んでいるように思える」
「米国とその手下たちによる無意味なレトリックと…脅しの陰に…世界的な破壊の
可能性…ストレンジラブ博士は感銘を受けるだろう」
「アジア太平洋地域における安全保障」-域内対話の展望 2024/06/17
ソウルで開催された「日中韓首脳会談」 2024/06/15 cf. 6/11の関連記事↓
「東アジアで起こるほとんどすべてのことのもうひとりの参加者、すなわちソウルの交渉の
テーブルにはいなかったワシントン…は…この地域に前向きな政治的潮流が生まれるか…
非常に疑わしい…振る舞いをしている」# cf. 米国はミンスク合意のテーブルにもいなかった。
「ワシントンが北京に対して仕掛けている経済戦争…反中国的な軍事的・政治的構図を
形成しようとする努力(日本がますます積極的に参加している)や、台湾の地位や南シナ海の
領有権問題から生じる問題に対するアメリカの立場も、同じ方向に働いている」
「何もしないよりはまし」
欧州政治の嵐の渦中にあるドイツ 2024/06/15
「日中韓交渉プラットフォーム再開」直後に起こったいくつかの出来事 2024/06/11
「4月22日から5月10日まで南シナ海で行われた米比軍事演習「バリカタン」のシナリオの革新」
「その地理は初めてフィリピンの領海を超え、シナリオでは北京とマニラが紛争を抱える
島々での攻撃的な水陸両用作戦が(これも初めて)シミュレートされた。台湾に軍隊(これも
米比軍)が上陸する可能性もシミュレートされた。演習に参加した米軍の兵器のリストには、
(これも初めてのことだが)中距離ミサイルも含まれていた」
「「中国の軍事的脅威の増大」についてのプロパガンダを伴って」
「日本の「軍国主義化」の傾向は確実」
「韓国については、米国と(特に)日本への政治的方向転換を主張するユン・ソンニョル
現大統領率いる政治勢力が最近の議会選挙で失敗した後、何らかの形で、主要な貿易・
経済パートナーであり地政学的な大隣国である中国の利益と懸念を考慮した…政策の
回復が予想される」←6/15の関連記事↑によれば、少なくとも当分の間、実現しそうにない。
「アメリカのウクライナ要塞に屋根はない」- 空飛ぶマジノ線はない 2024/06/11
cf.別の訳∈NEO(要約を含む)
台湾問題-「就任後」最初の動き 202406/07
デカップリングに挑む「習近平の欧州訪問」 2024/05/28
「中韓外相会談」-日中韓首脳会談の政治的背景と展望 2024/05/28
米国が仕組んだ 「ウクライナ化」を続ける台湾 2024/05/28
「台湾は、米国とその政治的代理人たちによって…標的とされ続けている」
「ウクライナ…米国が仕組んだ同様の戦略によって壊滅的な打撃を受けている」
「台湾の地元経済は、地元産業からの全輸出の最大市場(ほぼ半分)を占める中国への
「依存」を減らそうとしているため、一貫して苦境に立たされている」
「台湾が中国の省であるという事実は、単なる「北京の主張」ではない。国連や、
アメリカやヨーロッパのほとんどの国を含む世界各国の「一つの中国」政策、そして
台湾を拠点とする「中華民国」自体の憲法によって、そのように認められている」
「台湾は、第2次世界大戦後の中国内戦で敗れた国民党の避難所であった」
「アメリカは台湾の独立を公式に非難しているにもかかわらず…分離主義の推進」
「2023年1月の戦略国際問題研究所(CSIS)の報告書「次の戦争の最初の戦い:中国による
台湾侵攻を想定した戦争」を含む、より最近のシンクタンクの論文」
「目的は紛争を抑止することでも、ウクライナや台湾を救うことでもなく、ロシアと中国の
双方に甚大な犠牲を強いる紛争を引き起こすこと」
「ウクライナにおけるワシントンのロシアに対する代理戦争…ヨーロッパ…他の地域が
苦しんでいる」↔「ワシントンが台湾を利用…アジア太平洋地域全体…不安定化」
「北京…の政策が…台湾を破壊するというワシントンの政策を上回ることができるか」
「中国のアプローチ」⊃「軍事力と…経済的インセンティブの…組み合わせ」
#-- ここに誤ってリンクしていた Asia Times の記事は、本記事の末尾に移動した。--
# ↓ここから、再び New Eastern Outlook 記事へのリンク(+要約的抜粋)列挙箇所。
「新たなアメリカン・ドリーム-
『朝鮮半島の現状維持』を葬り去ることで中国とロシアに害をなす」 2024/05/25
# 国際政治用語としての「現状維持」は「未解決の紛争の凍結」を意味する。
「中国とアメリカの間を含め、世界ではいくつかの現状維持の状況が続いている」
「現状維持とは、未解決の…危機を指す政治用語…ほとんどは第二次世界大戦にまで遡る」
「敵対する大国の間で、問題の危機を凍結させる…暗黙の合意」
「朝鮮半島、台湾海峡、西サハラなど」
# 紛争解決へのアプローチ: 中国は国際法による法的手段、米国は無法な武力行使。
「これらの危機を解決するために、中国は、歴史的現実とコンセンサスの結晶である国際法に
頼ること、すなわち法的手段によって現状を解決することを提唱」
「一方、米国は、武力行使によって新たな地政学的現実を一方的に押し付けるために、国連を
含む法的手続きを回避しようとしている」
「中露の多方面にわたる開発プロジェクトを妨げるため…朝鮮半島の不和の炎をあおり、
平壌の外交的孤立を深め、東シナ海と日本海における米軍のプレゼンスを強化する」
「核武装した朝鮮半島に対するアメリカの懸念は…ワシントンの戦争行為…の口実」
∵「核保有国イスラエルや、AUKUSの枠組みの中でのオーストラリアに対するアメリカの…支援、
あるいは韓国に核兵器を装備させるというアメリカの脅しを思い浮かべるだけでよい」
# 米国流の紛争解決手法は失敗するだろう。∴「米国の友人であること」は「無謀なリスク」。
「アメリカの覇権主義が灰の中から…立ち上がる…未来を賭ける…無謀なリスク」
「ワシントンの真の課題…地政学的敵対国である中国とロシアの周辺での軍拡を正当化」
「朝鮮半島の軍事化が進んだからといって、中国とロシアが安全保障、経済、開発問題での
協力計画から目をそらすことはない」
「中国、ロシア、北朝鮮の三国間の戦略的パートナーシップは、米国、日本、韓国の三国間の
軍事パートナーシップに対する答えのように見える」
i.e.「軍拡競争を通じて現状を打破しようとするアメリカの戦略…成果を上げていない」
アッバス・ハシミテ「世界秩序が変化する中での『プーチン大統領訪中の意義』」 2024/05/25
「この10年間で両首脳が40回も会談していることからも、お互いの国の重要性が理解できる」
「米国によるロシア、中国、その他イデオロギーや決定が異なる国々に対する制裁は、
両国の結びつきをより強固なものにしている」
「ロシアと中国は新しい世界秩序を追求…第三世界の国々が独自に外交政策をとることを
認める」←当然、米国/西側のような国際法違反の内政干渉は行わない。
「共同声明…二国間の戦略的結びつき…米国からのあらゆる敵対的で破壊的な圧力に対抗…
軍事協力を強化…米国の地域的・世界的な邪悪な意図を批判」
「西側諸国の警告や経済制裁の脅威にもかかわらず、中国がロシアとの関係を強化する」
「すべての国に平等な機会が与えられる包括的で真の「リベラルな世界秩序」を確立する
ために、あらゆる脅威に立ち向かう用意があることを示唆」
「米国…経済制裁…軍事力とハードパワーを誇示」
「ロシアと中国はソフトパワーを駆使して発展途上国や低開発国への影響力を強めている」
「ロシアで開催されるBRICSサミットは、世界に対する影響力を高めるとともに、二国間の
関係をさらに強化するものと思われる」
サルマン・ラフィ・シェイク
「なぜフランスはウクライナに軍隊を派遣するのか?」 2024/05/25
# 関連記事←上の記事↑とは別のフランスの動機を示唆。
「フランスは、ロシア軍と戦うためにウクライナに軍隊を派遣する最初のNATO加盟国となった」
# ↑厳密には「*公然と*派遣する最初の」∵非公然の派遣は米国+英国が先のはず。
「フランスがウクライナに派遣しているのは、フランス軍の外人部隊」
「最近まで、この軍団はアフリカの一部で大きな存在感を示し、フランスの植民地支配後の
体制をそのまま維持していた」
「数十年にわたるフランスの支配は…反フランス、反西側…政治状況を形成」
# ↑アフリカの帝国主義的分割を決めた「ベルリン会議」以来と考えれば*百数十年*。
「しかし、2023年10月、フランスは…ニジェールから撤退するよう求められた」
「ニジェールの前にも、マリやブルキナファソで軍部が権力を掌握し、かつての植民地支配者と
決別することを決めたため、フランス軍は撤退を余儀なくされた」
「フランスの支配…置き換え…モスクワはアフリカでの地位を固めつつある」
↑「グローバル・サウスを強化し、西側による単一性支配ではない…多極的世界秩序を推進
するための全体的な戦略の一環」
「アフリカでロシアと中国のパートナーシップ…中国が…経済面…ロシアが安全保障」
# 上の和訳では訳出されていないが、原文は、シリアでロシアが果した役割を安全保障の
# 好例として言及。実際、リビアやシリアでの西側による*侵略行為*とは対照的。
# 「Russia is positioning itself as a security guarantor - a role that
# Moscow played very successfully in Syria by defeating Washington’s
# “regime change” plan.」←政権転覆失敗後も、米国は不法な占領と石油盗掘を継続中。
「アフリカ諸国にとって、ロシアは当然、より良い選択肢」
「フランスはウクライナに軍隊を派遣することで、これに抵抗しようとしている」
「派兵がアフリカでの立場に影響を与えることはないだろうが、ヨーロッパを現在よりも
ずっと安全でない地域にする」
「習近平ヨーロッパ歴訪」の地政学的背景 2024/05/23
インド「イランと10年間のチャバハル港協定に調印」 2024/05/23
岸田首相と上川外相「国内情勢が不安定になる中、再び外遊」 2024/05/20
クセニア・ムラトシナ「再び制裁について、あるいは社会構成と一昨日を見る場所について」 2024/05/19
「欧米の平均的な政治家の思考…今日まで続いてきた…植民地的で人種差別的な性格」
「政治家たちや、情報プロパガンダに巻き込まれている欧米社会の大多数にとって、
↓単純な真実↓はまだ明らかではない」
「それぞれの国家は、自国民が必要とし、自国の国益に沿った発展の道を選ぶ」
「制裁と世界各国の内政干渉を伴う今日の西側の政策は、人種差別的な信念の…構築物が
何であるかを、自分の目で、生で見る機会を与えてくれる」
「西側諸国は昨日ではなく一昨日を生き続けている」「国家が発展し、前進し、自らの
運命を決定しようとしている新しい世界を見ていない」
フィル・バトラー「プーチンが唯一恐れるもの:NATOの無能な連中」 2024/05/19
# 愚昧を敵としては…神々自身の…戦いもむなしい?
「ポーランドのラドスワフ・シコルスキ外相」」:
「議会下院の前で胸を張った演説を行い、プーチンが攻撃を仕掛けてきた場合、
ロシアの敗北は目前に迫っていると予言」
「兵士でもない元ワシントンのシンクタンクの「将軍」」
「西側のプロパガンダの問題点…自分たちの嘘を信じてしまう」
「ロシアはポーランドやNATOを恐れていない」
「ロシア軍がとった行動は、ロシア人の命とウクライナの民間人の命を守ること」
「アメリカのNATO推進とウクライナの人々への再教化だけが、この紛争の主な原因」
「西側メディアは…ロシアの軍事作戦が防衛的なものだとは伝えていない」
「ロシア人とプーチンを野蛮人のように描く放送やサブリミナル・メッセージばかり」
「プーチンがポーランドやNATOについて恐れているのは、ラドスワフ・シコルスキの
ような愚か者が、最終的に国民をかき乱し、考えられないような行動に出ること」
国連の再建か、一極秩序の打倒か 2024/05/19
「国際社会の政治史は支配と不正の歴史」
「国連は創設以来…普遍的市民権…を促進する代わりに…西側の少数派に奉仕」
「現状を知った世界の他の国々は…再構築を求める抗議の中心を形成…抗議の極の
先頭に立つBRICS同盟の国々」
「世界は今や多極化…一極集中を懐古する人々の遅延戦術はすべて失敗に終わる」
ランド研究所が見た「米国の深刻な危機」 2024/05/15
「贅沢と退廃への中毒、技術的要求に追いつけないこと…「骨抜きにされた」官僚主義…
美徳の喪失、軍の過剰な伸張、利己的で戦争好きなエリート…持続不可能な環境慣行」
「アメリカはその歴史の中で最も困難な時期を迎えている」
「自らの誤算や過ちを、他の大国の行動(最初はロシアが…今度は中国が非難された)で説明」
「冷静なアメリカ人は…単に支配者層が責任を回避したいだけだと考えている」
# 以下は、誤ってリンクしていた Asia Times の記事。元記事は西側視点による偏見が目立つ。
南シナ海を揺るがす中国の新しい「島建設技術」 2024/05/25
# 以下、「侵攻の意図」に関する上記記事著者の主観は除き、客観的事実のみ引用。
# i.e. **侵攻意図を持っているのは*米国ほか西側諸国*という見方も十分可能**なので、
# 中国の侵攻意図のみを*暗黙の前提とする*記述は除いた。cf. 関連記事
「新しい掘削方法…サンゴ砂の上での建設が可能…係争地での 建設が加速する」
# 「係争地」より「係争海域」と表記した方がよいのでは。
「中国の科学チームは、近隣諸国を刺激することなく、この地域における中国の足場を
強化するために、各島の地下に大規模なトンネルを建設することを提案」
「セメントの微粒子を混ぜたスラリーを垂直パイプを通して地中に注入し、サンゴ砂の
粒子間の隙間を埋め、セメントが固まると岩のように硬い地下の塊に固まる工学技術」
「米国の主な戦略は、航行の自由作戦(FONOPS)」
# (↑**)この記事では触れられていないが、中国やロシアが米国周辺海域で同様な「作戦」を
# 実施した場合の米国の反応を想像すれば、中国から見れば*挑発行為*と分かるはず。
「2024年4月のドイツ放送協会(Deutsche Welle)の記事によれば、近年、イギリス、
フランス、ドイツ、イタリア、オランダといったヨーロッパの同盟国が、南シナ海に
軍艦を派遣することが増えている」
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