ワカメ君は杏とは違って生粋の野良だった。
だから2回死にかけた。
1回目は三半規管の障害で首が曲がってしまいまともに歩けず、2か月抗生物質のお世話になって一命を取り止めた。
でもその後、自動車か自転車の事故にあって死線を彷徨った。体のあちこちが骨折してて僕らは心を鬼にして安楽死を選んだけど主治医の小方先生の「この子の生命力にかけてみませんか」の一言で安楽死の選択はしなくて済んだ。
その後、ワカメ君はリハビリに励み動かなかった後ろ足が機能するようになったわけよ。
今じゃこんな感じ。
ワカメ君は車好きみたいでスキあらば勝手に車に乗り込んで熟睡なのさ。
長生きしろよ、ワカメ君。
by よっちゃん隊員