。。ぽぽしゃんの夢見るDonko列車。。

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のんびりのほほ~んと語っていきたいなぁ~

『土蜘蛛』について

2002年10月18日 | TAKEFU 駅

第51回たけふ菊人形公演  10月3日(木)~11月10日(日) OSK存続危機たけふ最終公演!
OSK グランドレビュー 秋のおどり 『Arcenciel ~大空に架ける!~』 

 

では^^コホン! ここら辺りでお勉強の成果をば~~~

今年のたけふ公演を楽しむうえで、まずはこの歌舞伎の演題『土蜘蛛』を
ちょっとばかし理解しておいたほうがより舞台を楽しむことが出来ると思います^^



日舞ショー 第2景~3景

『 蜘蛛糸梓弦 (くものいとあずさのゆみはり) 』について。。。

この『土蜘蛛』は、古来からの芸能である能の『土蜘蛛』を原題として、
歌舞伎の世界に描かれたものらしい。言い換えれば能の歌舞伎バージョンってことですね。

源頼光の元へ、蜘蛛の精が人間に化けてやってきます。
最後に正体を見破ぶられた蜘蛛の精と頼光の大立ち回りがあり、家来との立ち回りへと続き、最後に蜘蛛の糸が舞台に吹き流され幕となるのです。

では、根本である能楽『土蜘蛛』のあらすじをほんのチョコっと御紹介。

古くより大和国葛城山に住みついている土蜘蛛の精魂は、我が国を一大魔国になさんと思っていたが、都にいる源頼光のためにその念願を果たすことができなかった。

ある時、頼光が重い病にかかり、侍女・胡蝶を典薬頭に使わしたが、土蜘蛛の精魂はそれを待ち受けて取り喰らい、自ら胡蝶に化け、典薬頭から授かった御薬と偽り頼光に秘伝の毒薬を与える。

ついに念願を果たしたとばかりに飛びかかる土蜘蛛の精魂に必死で対抗する頼光は、源家重代の宝刀・膝丸で切りつけ深手を負わせるが、正体を見破られた土蜘蛛の精魂は、糸を吐きながら葛城山に逃げ帰る。

頼光は四天王の季武と貞光を呼び、土蜘蛛退治を命じるが、このとき膝丸の宝刀を蜘蛛切丸と改め四天王に授ける。葛城山の岩屋についた両名は、土蜘蛛の妖術に悩まされながらも、大激闘の末、蜘蛛切丸をもってこれを退治する。


ふぅ~~~ん^^;;;と、思いながらも理解できんって方、います!? よねぇ~~~(笑)


更に源流をたどると・・・

市川猿之助さんの「御贔屓繋馬」の土蜘物語があるんですって、土蜘が化けて出てくるのは傾城(遊女)の姿で、「頼光と京で会って忘れらず」ということになってるらしいのね。

「美女と土蜘蛛」という取り合わせはここからきてるのかもしれないんですって・・!?


源流をたどり、能より更にさかのぼっていくと土蜘蛛草紙というものにたどりつき、その中には、山蜘蛛の棲む古い家で登場する諸々の妖怪のうち「体の大きな絶世の美女」というのがあるらしいですね。

そして、古代の元祖・土蜘蛛の多くが「姫」の名でよばれていたみたいで土蜘蛛族の首領は女性であったことからも、土蜘蛛が美女に身を託して現れる、という解釈に落ち着くそうです。。



ふぅ~~^^;

今回のOSKの『 蜘蛛糸梓弦 』は歌舞伎バージョンみたいですから、
土蜘が化けて出てくるのは怪僧でなく、傾城(遊女)の姿に身をおきかえ源頼光と怪しくも絡む設定になっているんですね。

なるほど~^^ザ・ワールド☆ってことで^^ご理解頂けましたでしょうか?ぁ~~~(爆)



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