あるオフィスの修繕工事の工事契約のため 青山に行った。
その帰りに通った道。 両側に コンクリート打放し そして ガラス 。。
若い頃、、こうゆう建築を眩しく感じた。 カッコイイ って思った。
今は・・・・
まったく ときめかない。。 むしろ 息苦しさを感じ、心臓がドキドキしてしまうような気すらする。
では、コンクリート打放しの建築が嫌いなのかといえば・・・ 違う。若い頃の憧れのまま、 好きだ。
でも・・・・
極論を言うと、、 コンクリート って やっぱり壁なんだ と思う。 様々な造形を実現できる とても優秀な材料ではある。 でも それ で作られたものは、、饒舌(じょうぜつ)なものではなく、、寡黙(かもく) なものである・・・ と思う。 黙っていて安心感のあるもの というふうに思っている。 だから、コンクリート打ち放しの壁に おしゃれに 軽々とした装いに仕上げてみても、、、何か違う と感じてしまう。
後ろで どしりと控えている壁。 あまりに当たり前過ぎるけど、、その壁には 緑 が合う。
この道の両側の建物の前に、並木があったなら、、、この道は、とっても素敵な道になったと思う。
**
建築の自己主張は、さりげなくあればいいと思う。
建築を作る事は、周囲の環境を作る事 と思う。