No.4 (家相の家)のルーフバルコニーから見える空です。
両腕広げていっぱいの空をひとりじめ!
東京の都心でそれができるなんてなんてうらやましい事か・・・
マンションに住めばどうってことないんですが、ここは一戸建て。地面とつながっているのです。普通東京の一戸建てだと、空が見えるといっても建物がじゃまして、部分的にしか見えないですが、ここは、そうじゃなくて、ほぼ180度の空が見えるのです。しかも、前の建物がちょうどそこから向こうの建物を隠して空だけが見えるのです。
ぼくなら、空ながめて、一日ぼっ~としてます。
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今日の午後、金融商品をあつかうある会社の若い営業マンが来てすこし話をしました。
もちろん、うちではそんな事する気も資金もありません。
彼に言いました。
「投資は今急成長している貧しい国に流れていくけれど、それが、全地球的に見て、はたしていい事なのか?その国の人達は貧しいから、金になるとなれば、森をつぶし、畑を作りトウモロコシでもなんでも作る。でも、もし何かあった時、真っ先に被害を受けるのは彼らだ。それは地球の環境を破壊している事でもあり、何かあった時には我々は加害者にもなる。日本で”儲かった”と喜んでいても、間接的に手を貸す事になる。、、、、そんな事考えている人間だから、仮に今できるとしても素直には考えられない。」
と・・・・
彼は反論した。まぁ、それをどうのこうの言うつもりはないから、話は終わりにしました。
彼は「今、仕事が楽しい」と言いました。それはそれでいい。
でも将来、結婚し子供が産れた時に考えて欲しい。子供達はこの先の未来に生きていかなくてはいけない事を。。。(どんな仕事であっても、その仕事がいいとか悪いとか、という事ではありません。どんな事でプラスマイナスが必ずあります。)
今、ぼくらは、生きるために、家族のために必死かもしれない。でも、それは、子供達に安心して引き継げる未来を作っているのでしょうか・・・
まず、その意識を持つ事大切だと思うのです。
破壊の上に成り立つ建築を仕事としている自分が、あまり言える事じゃないんですけどね。。
いつまでも美しい空を、未来に残したいです。
未来で・・・・空をながめて、幸せを感じて欲しいです。