これは、マンションリノベーション・Kinoco(キノコ)の、お子さんのために作った2段ベッドです。
(写真は上の段)
私は普段あまり「空間」という言葉を使いませんが、ここには 『空間』があります。
実は、それほど想定してたわけではありません。
正面の壁(腰壁)の上部があいている理由は、お子さんのプライバシーの事や視線の事や空気の流れを考えた結果です。
でも、ここに上って気が付いて、とってもうれしくなりました。
壁の向こうからやって来る”光”の豊かさ。美しさ。
2段ベットですから、天井の高さは1mちょっとしかありませんが
なんだか”もっと大きな空間に居るような気になってきます。
イメージの中で自分のサイズをずっと小さくしたら、この小さな部屋が、美術館のように大きな部屋に思えます。
反対方向。
左側にある柱、腰壁、向こうの壁と窓・・・ 『小さな自分』 で意識すると、街の風景のようにも見えてきます。
2段ベットの下段。
上の段のような仕切りはないけれど、『小さな自分』で感じると
ここは 一つの家 に思えてきます。
白い壁に垂木(たるき)をあらわしにした木の天井の部屋。。
屋根は全て本物の”ヒノキ材” 床は本物の”杉” ・・・・ 家と考えたら、なんと贅沢な^^
当面は、トンネル のような、隠れ家 のような場所として使わるのでしょう。
先々 『自分のスペース』となる時は、両端になにかふさぐものが付けられます。
ただの広いスペースだけでなく、こうゆう『小さなスペース』『天井の低いスペース』というのがあると、家は、その実際の面積より、もっと広く、もっと楽しい場所になります。
リノベーションでは、こうゆう”バランス”を作る事ができます。
家づくりで大切な事は”重心”です。全体のバランスを取る事です。
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築3年!ハウスメーカーで作った家をリノベーション 見学会:6月16日(土)
参加募集中(申込締切は6/14)
「この家を売って違う家を建てたい」とまで施主が思った家は
要素を減らしてシンプルで気持ちよい「木の家」になりました。
詳細とお申し込みはこちら ⇒ 【 中板橋の家 見学会 】
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木の床体験会 6月9日(土)
参加募集中
厚さ3cmの杉が敷かれています。その上をはだしになって歩いてみてください。
杉だけではなく、いろんな木があり、踏み比べる事ができます。
無垢の木の床というものを、ぜひ一度体験してみてください。
家をシンプルに考える 第一歩 です。
詳細とお申し込みはこちら ⇒ 【 木の床体験会 】
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