「ひととの出会いはとても大切にしたい・・・・」
「私は精一杯応援したんだよね・・・・」
そう言って、そのひとは涙した。
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朝、メールをチャックすると、そのひとから、とても緊迫して悩んでいるメールがあった。
「午後からなら時間が取れます」と送った。
そのひとも時間がとれる と。。 伺って話をした。
近くだし、ごった煮進行状態が終わり、つかの間のゆったりできる時でもあったから。。
(これを書いている今思うに、、それも何かの縁か。。)
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そのひとは、家のそばで仕事場をつくる計画をされているのだけど、ご自分でプランを考え、見積を頼んだ施行者から「それは予算では難しい」とダメだしされ、そのたびに作り変え、、、ほとんど何もない状態までしぼって金額を合わせようと、精一杯努力された。
出てきた金額は、、、希望から、、遠かった。。
当事者ではないから、施工者の考えも、金額の本意もわからない。仮にその金額が正しかったとして・・・でも、施工のプロして、依頼者の話をきちんと聞いて、内容をまとめたのだろうか。。・・・そのひとから聞く話では、・・・ そうは思えなかった。
建築の仕事には、夢が込められている。それが、住宅や小さな建物で、施主が直接であればあるほど。。
それに答えるためには、きちんと話を聞き、できる事、できない事を、きちんと説明しなければならない。さらに、同じ夢をもって、実現しようとするチャレンジもしなければならない。
ぼくらは魔法使いではない。予算がいくら、、と言われて、、、夢いっぱい詰め込んだものを実現する事はできない。でも、全部じゃなくても、、ほんの少しとなってしまうかもしれないけど、・・・いや、たとえほんの少ししかできないとしても 夢を実現したい と思う。
ダメ!・・ダメ!・・ では、いっしょに夢を見る事はできない。
他人の仕事の仕方をどうのこうの言いたくはない。
ただ、言いたい。
いっしょに夢みないで、仕事して・・・楽しいですか。
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同じように夢を見て、、同じように苦しみ、、、同じように喜びたい。
その夢を、冷淡に、、、土足で踏むような事は、、あってはならない。
誰にも涙を流してほしくない。。笑顔であって欲しい。。
ぼくらの仕事で。。
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改めて自分に、それを問う。
S-COCO と記した時の気持ちを忘れてはいないか・・・
ひととの出会い・・・ ひとの笑顔・・・
それに、ぼくらは生かされている。