山村留学は、地元・本郷町にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
2012(平成24)年の古い論文ですが、記載のあるものがあったので、以下に引用してみます。
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<小中学校>
メリット・・・複式運営を免れることができた。(※2020年現在、1・2年生、3・4年生は複式になっています。)
センター設置のため、教職員を1名増やすことができた(文部省認可)。
デメリット・・・特に意見は得られなかった。
デメリット・・・特に意見は得られなかった。
<地域>
メリット・・・山村留学が本郷町の特徴となっている。
留学生が成長し、本郷村の住人となることで、僅かだが人口増加に貢献している。
デメリット・・・山村留学に対して地域の理解は得られているが、本郷町出身の議員がいない(※2020年現在も、いないようです。)為地域の意見が岩国市に反映されにくい。
デメリット・・・山村留学に対して地域の理解は得られているが、本郷町出身の議員がいない(※2020年現在も、いないようです。)為地域の意見が岩国市に反映されにくい。
<産業>
メリット・・・地域産業が無いため特にメリットはないが、食糧等地域の資源を購入している点では貢献している。
デメリット・・・特に意見は得られなかった。
<地元小中学生>
メリット・・・留学生を受け入れることで、地元の子供たちの競争心が養われる。
デメリット・・・特に意見は得られなかった。
『小中学生山村留学の運営とセンターの施設形態その1 : 山口県本郷町の事例』より。
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これを単純に信じるなら、地元の方たちにとっても、留学生の存在はメリットが多いようです😄
本郷山村留学センターは寮方式で、里親方式とは違い、保護者として地元の方と接する機会はそんなに多くない感じです。
地元の方たちとの関係というのは、全体的に見て、悪いということはないと思いますが、希薄ではあると思います。
もっとも、個人的に親しい関係をもっている人も中にはいると思います。