小説書きたい

今読んでいる、読んだ小説を日記と一緒に、感想・漢字・言葉の意味などをまとめたブログです!3日以内には更新!

読書戦記 『ぼくときみの半径にだけ届く魔法』

2022-01-13 08:42:00 | 日記
どうも!アラサー読書兵です!

ガチガチの本格ミステリーを読んで疲れた頭の休憩がてらに、これまた衝動的に表紙買いしたものがありましたので、昨日はそれを読んでました。

さてさて、いつものように勝手に衝動買いした挙句毒を吐くのかどうなのか?笑
それではやっていきましょう!

作品紹介
『ぼくときみの半径にだけ届く魔法』
七月隆文 著
です。

代表作といえばやはり、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』ですかね?
実は僕は読んだことないんですが(弟1)曰く「あんま、合わんかった」らしいです笑

その時は気づいてなかったんですが僕が読んだ作品で言えば『君にさよならを言わない』です。一言で言うと幽霊が見えるようになった主人公が、幽霊達の問題を解決していく話でした。
読んだのは昔ですが、中々に面白かったと記憶しています!

(弟2)もこれを読んでいたらしく「俺は結構好きやった」みたいな事を言ってたと思います。

とまあ前置きが長くなりましたがそろそろ今回読んだ『ぼくときみの半径にだけ届く魔法』の感想に移りたいと思います。

※ネタバレ注意

感想
ジャンルは恋愛ものになるんですが、最初に抱いた感想としては、ありきたりなやつかな〜という印象でした。

理由としましてはまず主人公が写真に携わっている事。小説の恋愛ものって写真好きな主人公またはヒロインがとても多いんですよね。話のネタとして描きやすいのかな?とここまで聞くとまた毒舌回かなと思われる人もいるかもですが、安心してください!違いますので!

プロのカメラマンとしてどうにかして認められたい主人公と少し特殊なでも現代ならではの病気を抱えたヒロインが写真を通じて惹かれていく話。ここまで聞くとなんだかありふれた感じのストーリーなんですが。

僕個人として推すポイントは写真という媒体を上手く使っている。写真じゃないとストーリーが成立しないくらいちゃんと意味を感じます。
ストーリーとして少しスッキリし過ぎているところもありますが、この作品独特の透明感が所々感じられてます。
恋愛小説は結構読みますが、透明感みたいなものを感じれる作品は中々ないので。

僕もこういった、透明感が表現できたらいいんですが。

後半に入るにつれて話の色が変わっていき、涼しげで読みやすいというイメージ少しずつ、ストーリーに潜っていく感じもうまいと思います。
400頁の作品でしたが、疲れる事なく読むことが出来ました!

気になった事もそこに通じるんですが、読みやすさを重視したためかストーリーが丸すぎるといいますか、取り扱っているテーマの割に浅さを感じてしまいます。

個人的には、非常に惜しい作品、もう少しかなと思います。

それでも、言わせていただきます。素敵な作品をありがとう。

自己評価3.8点
読了難易度 下の中

漢字・言葉パート

・熾す(おこす)


・屏風(びょうぶ)


読めなかったな〜

・海抜(かいばつ)

1 平均海水面からの高さ。


・畏まる(かしこまる)


・根治(こんち)


・収斂(しゅうれん)

1 縮むこと。縮めること。収縮。

2(数学)収束


・深窓(しんそう)

1 屋敷内の奥の建物のへや。



やっぱり小説はどんなジャンルも面白いですが、僕としては恋愛小説がいいです。

厨二病?

その痛さが時には何にも変えられないものをくれる気がするので、僕はこれからもガンガン恋愛小説を読みます!


それでは!また!次回!


読書戦記 『カササギ殺人事件 上・下』

2022-01-11 22:08:00 | 日記
久々に読んだど〜〜って感じです笑疲れた笑
どうも!アラサー読書兵です!
本当は昨日読み切りたかったんですが、初日ほとんど進まなかった影響で今日までかかってしまいました!

当ブログで海外ミステリを取り扱うのはというか僕の人生で700ページ越えの長編ミステリーを読んだことがなかったのでなかなか思うように読み進めることができませんでしたがどうにか4日かけて読み切ることが出来ました!

作品紹介
『カササギ殺人事件 上・下』
アンソニー・ホロヴィッツ 著
山田蘭 訳
です!

ジャンルとしてはあまり手に取らないものでしたが勉強のつもりで読んでみる事にしました!
今回の感想は海外ミステリということでネタバレがもしかしたら多くなるかもしれませんのでもし読まれる予定のある方は注意してください!



感想
海外ミステリというのもありその本の世界に入るまでに結構な頁数をかけました。
僕がこれまで読んだミステリと比べると一番本格的なものだったと思います!
初心者の方は長編本格ミステリは中々ハードルが高いと思うのでお勧めはできませんが、ミステリ好きでまだ読んだ事がない方は間違いない作品だと思います!

内容としましては近いものですと以前当ブログでも紹介させていただいた『死体を買う男』ににていますが本格ミステリを読みたい方はこちらの方が良いのではないてましょうか?

上下巻でまとめて紹介してますが今思えば一つ一つ分けて紹介するべきだったなと思います。上・下で全く違う色を持っている作品でした!一つの作品で二度美味しい!

本格ミステリということで登場人物が非常に多いのですが、その人物のほとんどが容疑者になりうる可能性があり大変読みごたえのある作品でした!

まぁでも一言言わせてください!

改行少なすぎるんじゃ!笑
とこれは作者にはなんの責任もない事です悪しからず。

もっと上手く中身を伝えたいんだけれども…中身を伝え出したら分量がアレなので…ご勘弁を申し訳ない!

個人的評価3.7点
ストーリー4.2点
訳・読みやすさ3.0

読了難易度中の上

といったところですかね〜

漢字・言葉コーナー

・頑迷固陋(がんめいころう)

1 かたくなで、物事の正しい判断ができない様子。 頑迷」は頑固で物の道理に暗いこと。 「固陋」は頑固で見識が狭いこと。


・跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)

1 思うままにのさばり、勝手なふるまいをすること。


・のべつまくなし

1 絶え間を置かない様子。ひっきりなし。


・傲岸(ごうがん)

1 いばっていて人に頭をさげないこと。


・畢生(ひっせい)

1 生を終える時までの間。終生。一生。


・一日の長(いちじつのちょう)

1 他人より少し年上であること。 転じて、経験や知識、技能などが他の人より少しすぐれていること。


・峡谷(きょうこく)


今度、渓谷との違いを調べておきます!


・下足(げそく

1 (人の多く集まる席などで)脱いだはきもの。


・藪(やぶ)


読めなかった…


・虫が好かない

1 どことなくいやな感じがして気にいらない。 どうも好感がもてない。 が嫌う。


・狭量(きょうりょう)

1 人を受け入れる心が狭いこと。


・反目(はんもく)

1 仲が悪くにらみあうこと。


・風刺(ふうし)

1 それとなくそしること。また、遠まわしに社会・人物の欠陥などを批評すること。


・端緒(たんしょ)

1 物事が始まる、または解決するいとぐち。手がかり。




今までメモした漢字・言葉一体僕はどれだけ覚えているだろうか…このブログを見てもそれを活かせているようには到底思えないけど、死ぬまでに一つでいいから書き上げたいと言いつつ本を読めば読むほど、そんな日は来るのだろうかと思ってしまうこともある今日この頃。


それでも僕は明日も本を読むのでしょう。


それでは!また!次回!



読書戦記 『カエルの楽園2020』

2022-01-07 23:24:00 | 日記
どうも!こんばんは!アラサー読書兵です!

始めに昨日のあげた『カエルの楽園』についてお詫び致します。

僕は政治に関しては全く詳しくないので間違った解釈をしてしまったらしく、昨日いつもはほとんど僕のブログなんて見ない弟から猛烈にダメ出しをくらいました…

詳しく説明するとまたダメ出しされそうなのでものすごーーくざっくり言いますと『終戦当時の日本のオマージュ』ではなく『現在の日本とアメリカそれから中国の状況をオマージュのようにして寓話にしたもの』というような解釈でしょうか…

また、ダメ出しをされたらここで愚痴ります笑

そろそろ本題へ!

作品紹介
『カエルの楽園2020』
百田尚樹 著
です!

僕が『カエルの楽園』から続けて読んでいるので言える事ですが、変わらぬ安定感でした!

※ネタバレ注意

執筆された当時の新型コロナウイルスの状況をモデルに書かれたカエル寓話です。

感想
僕は政治・経済・その他の真面目な諸々は全く、本当に全く詳しくありません!僕バカなので!
でもそんな僕でも感じるものがありました。日本やコロナに対する百田さんの嘆きのようなものが伝わってきました。
最後には希望と日本の底力を信じる気持ちも書かれています。感想ではないかもしれませんが。

当時色んな感情に突き動かされて描かれた『カエルの楽園2020』よりは良い状態になっている事を願います。

自己評価
3.3点
道徳作品としての評価
4.0点

漢字・言葉パート

・ヤツデ



・邂逅(かいこう)
1 思いがけなく会うこと。めぐりあい。


寓話は初めて読みましたが、面白い作品でした!今後も百田さんの作品に期待したいです!そしてありがとうカエルさん!笑

さてさて、次は久々にミステリーを読もうと思います!どんな作品が来るかはお楽しみという事で!日本?…

それでは!また!次回!



読書戦記 『カエルの楽園』

2022-01-06 18:37:00 | 日記
こんばんは!アラサー読書兵です!

本当は新年一発目とかの方が良かったかもですが、頭が回りませんでした笑

作品紹介
『カエルの楽園』
百田尚樹 著
です!

冒頭の言葉の意味がわからないと思うので説明させていただきます。

このブログの初投稿の時に選んだ作品が百田尚樹さんの『夏の騎士』でした!
初投稿の時は今ほど文量も多くなくある意味読みやすかったかも笑

『夏の騎士』はなかなか面白い作品だったのに眠たかったという理由でかなり雑な投稿をしてしまったのを覚えています笑

まぁとにかく新年にもなったことですし、少し早すぎる気はしますが、一度原点回帰したいと思って読んでみました。

感想
※若干のネタバレあり

実はこの作品、僕よりかなり前に弟が読んでいて、その時に言っていた事が「人間の政治をカエルに置き換えた話」と言っていましたが、僕としても同意見です。

イメージとしては当時僕は生まれてませんがアメリカに敗戦して少し経った日本のモデルにオマージュと言っていいのかわかりませんがした感じの話になっています。

百田尚樹さんが何が描きたいのかははっきりわかりますが、その反動なのか人間味いやカエル味?笑
がないところも見受けられますが、道徳作品としては大人が読んでも、子供が読んでも面白く読みやすいものだと思いますので、是非お子さんと一緒に読まれる事をお勧めします!

自己評価
3.3点
道徳作品としての評価
4.5点

聞いたことあるけど読んだことない方、タイトルを見て気になった方是非ご一読ください!

漢字・言葉パート

・僭主(せんしゅ)

1 力で奪って君位についた者。君主の名を僭称(せんしょう)する者。

2 古代ギリシア都市国家で、政権を独占した支配者。タイラント。


・シロツメクサ


1 シロツメクサはマメ科シャジクソウ属の多年草。別名、シロクローバー。


・湿原(しつげん)


読めなかった…


・葦(あし・よし)



ススキによく間違われます。



・酸鼻(さんび)

1 むごたらしく、いたましいこと。


カエル達の選択の末の結末は……?

と少し煽ってみますが、実は少し前に『カエルの楽園2020』が出たのでまだカエルは続きます笑

これを読むとなんとなくカエルに愛着が湧きます笑


というわけで次の投稿もカエルですがお付き合いください!


それでは!また!次回!


読書戦記 『桐島、部活やめるってよ』

2022-01-05 12:40:00 | 日記
どうも!アラサー読書兵です!

前のブログで予告した通り今回は朝井リョウさんの代表作を紹介したいと思います!
何気ない会話の一言をそのままタイトルに持ってくる、当時小説に興味がなかった僕でもなんとなく頭の片隅にずっと残っていたので古本屋で見つけた時即買いしました!

作品紹介
『桐島、部活やめるってよ』
朝井リョウ 著
です!

こういうタイトルを見たらなんだか手に取ってしまう。
こういう何気ない日常みたいな作品が僕は一番難しいと思います。

感想
「桐島、部活やめるってよ」
こんな温度感で始まる話ですが、最近の言い方を借りればスクールカーストの上から下の方までさまざまな視点の話をリアルに、そして少しだけ夢見がちに描いています。句読点のリズムに作者の細かいこだわりのようなものを感じられ、それによって会話の部分がよりリアルに伝わってきます。

心理描写や所々ポエムのような詩のような朝井さんにしかないものを感じました!
僕はあまり想像力豊かではないですが、ある男の子を通じて描かれている話が僕にはとても刺さり、色んなタイプの人物の視点で描かれるので人によって好きな話が違うとても面白い話になっています!

自己評価
3.5点

漢字・言葉パート

・眉上(びじょう)


朝井リョウさんはこれからもたくさん読んでいきたい作家さんの一人になりました!

今回文量は少ないので勘違いされる方もいるかもですが、僕としては非常に良い読書でした!

次のお話はカエルです笑
それでは!また!次回!