小説書きたい

今読んでいる、読んだ小説を日記と一緒に、感想・漢字・言葉の意味などをまとめたブログです!3日以内には更新!

読書戦記 『殺人鬼 ——覚醒篇』

2021-11-28 22:43:00 | 日記
どうも!こんばんは!
アラサー読書兵です!
やっぱり一日で一冊読むのは中々に体力が入りますが、今回の作品はあまり詰まるところがなかったのでなんとか読み切れました!
酷評してしまってから一夜明け次はどうなるか?

作品紹介

『殺人鬼 ーー覚醒篇
綾辻行人
です!

個人的に綾辻さんの『十角館の殺人事件』はかなり好きな作品なので他の違った作品も読んでみたいと思い今回の作品を買いました!表紙とタイトルも好きだったので!
いつも言ってますが笑

感想
本当は好きな作家さんなので忖度したいです笑
たがしかし!そんなわけにもいきません!

最大5点評価
今回の作品は
3.3点

※あくまで僕の個人的評価です。

導入部、所々の文章、余白の使い方等はさすがだなと思いました、特に導入部は今から何か始まるという期待感がものすごく持てました。読むの自体はジャンルの割に読みやすいなと思います!

個人的に気になったところ
タイトルが『殺人鬼』なだけにもちろん『殺人鬼』が出てくるんですが、個人的にはもう少し『野生な感じ』が欲しいなと思ったのと途中の展開に余り捻りが無いかな〜と。
まぁ僕自身そういう作品読み慣れてないので単純にまだ慣れてないだけなのかもしれませんが、綾辻さんならもう少し描けるんじゃないかなという意味で、この点数にさせて頂きました!

二部作なのでまだ後半に期待してるんですけどね!

漢字・言葉パート

・膕(ひかがみ)

1ひざの裏側のくぼんでいる所。

・夕餉・夕食(ゆうげ)
1ゆうめし。

・泥濘(でいねい)
1ぬかるみ。

・生成り(きなり)

1色付けなどをしないそのままの状態。

・裂帛(れっぱく)
1 帛(きぬ)を引き裂く音のように、声が鋭く激しいこと。

・尾根(おね)

1 谷谷に挟まれた山地の一番高い部分の連なりのことである。 山稜(さんりょう)、稜線(りょうせん)とも言う。 地図上では等高線の突出として示される。

綽然(しゃくぜん)
1 ゆったりとして、余裕がある態度。

・発展家(はってんか)
1 手広く活動する人。 特に、酒色などに耽ってあちこちと交際を広げてゆく人。

・敷衍(ふえん)
1 意味のわかりにくい所を、やさしく言い替えたり詳しく述べたりして説明すること。

普段はあまりやらないのですが、気になる作品があるので多分これを含めて綾辻行人さんの作品を5冊かな?連続で投稿する予定です!

ジャンルが似かよるかもしれませんが、ご容赦ください。

それでは!また!次回!


読書戦記 『medium 霊媒探偵城塚翡翠』

2021-11-27 20:48:00 | 日記
最初に言っておきます、今回はかなりきつい言葉を使うと思うので、そういうのがダメな方はご注意下さい。

あくまでも僕個人の感想ですのでご了承ください。

※ネタバレ要素があるので読まれる予定のある方は見ないことをすすめます。

どうも、アラサー読書兵です。
正直今回は少し困惑しております。

単刀直入に言いますと『僕は』この作品はあまりにも過大評価が過ぎると言わざる終えません。
話題になっていて期待値が上がることによる悪影響をもろに受けていると思います。

作品紹介
『medium 霊媒探偵城塚翡翠』
相沢沙呼
です。

この方は過去にブログでも取り上げた『マツリカシリーズ』の方です。
僕はあの作品を途中でやめているので、それもあって、マイナスの先入観があるかも知れません。

感想
僕は全部読んで面白いとは思えませんでした。

5段階評価
期待値なしの個人的評価
2.3点

期待値ありの評価
1.5点

※ネタバレします!
霊媒師とミステリーの融合作品なんですが、最初の話で殺されて数日しか経ってない知り合いの女性を憑依させるシーンがあるのですが、僕としてはこれ自体どうかと思いますし、書くにしてもちゃんともっとしっかりとした文章で書いて欲しいです。

この作品のプレビューを見るとどんでん返しというのがなんとなくわかるんですが、正直後半に入るまでの文章がチープで面白いとは思えませんでした。

どんでん返しがあるからそれまでの文章は多少目を瞑ってもらえるなんてことはないと思います。

作中で色々語ってるシーンがありますが、大前提として『話が面白くないと推理する気にもならない』という前提が抜けていると言わざる終えません。

同じ言葉の使い回しで自分はかなり読みにくかったです。
どんでん返しもわかりやすく小説を読み慣れている方感のいい方ならわかるんじゃないでしょうか。

この本のレビューで初心者の方なら楽しめるのでは?というのをよくみますが、僕はとてもお勧めしようとは思えませんでした。

大変に偏った個人的感想のためかなり不快に思われた方もいらっしゃると思いますが、ご了承ください。

漢字・言葉パート

・非業

1 仏教で、前世の行いの結果によるものではないこと。転じて、道理ならそうはならない、思い掛けないさま。


・茫洋(ぼうよう)

1 ひろびろとしたさま。また、目当てがつかないさま。


・掻き抱く


強く抱きしめるという事ですかね。



・臍(へそ)


・健啖家(けんたんか)

1 食欲が旺盛で、ものをたくさん食べる人。


・手慰み

1手遊び。手すさび。特に、ばくち。


・倒叙(とうじょ)

1 物事の時間的な流れと逆の順序で叙述すること。また、推理小説の手法で、犯人の側から叙述すること。


・悉く・尽く(ことごとく)



かなりひどい言い方をしてしまっていると思います。

申し訳ありません。


でも僕一人の感想なんか何の意味もないほどとても盛況で凄いと思います。


たまにはこういうのもあるよなと思って頂けると幸いです。


明日からも頑張りますので、よろしくお願いします!


それでは!また!次回!





読書戦記 『蹴りたい背中』

2021-11-25 08:43:00 | 日記
どうも!アラサー読書兵です!
月曜日に読んだ小説が糞すぎて…中々次のものを読む気になれなかったのですが、火曜にブックオフで本を買い漁り、本棚の整理をして、気分を一新しまして昨日からまた本を読み始めております!

読みやすいものからにしようと思い今回の作品を選びました!
純文学で読みやすいというのもなんだかミスマッチな表現な気がしますが、今回の作品にはそんな表現が合っている気がします。

作品紹介
『蹴りたい背中』
綿矢りさ 著
です!

時期が違いますが学生さんとかの読書感想文書くときとかいい作品ではないかと思います!
ページ数も173ページで純文学読みました!(ドヤ)みたいな感じに笑
それは冗談ですが笑

感想
まず、驚いたのは(苦笑)や!?等純文学じゃなくてもこてこてのライトノベル以外ではまず目にしないであろうものが出てくることですね。この作品を読んでまた自分の中の固定観念が少し解けた気がします。

乱用したら稚拙で目も当てられなくなるものでも使い方によっては生きるということを教えてもらえました。

純文学とは思えないくらいストレスなく、物語に出てくる男の子の気持ちは少し僕に近いかなと思うような、寄り添ってくれる純文学でした!

読書初心者から上級者まで特に学生の方は共感するところも多いのではないでしょうか?

漢字・言葉パート

・気も漫ろ(きもそぞろ)
1 ある事柄が気がかりになり、心が落着かないさま。 浮き足立つ。

・敷居戸

常識だと思いますが浮かばなかったので一応…

・口が曲がる
1 目上の人や恩義を受けた人などの悪口を言うと、その罰としての形がゆがむという意。 人に対しの悪口をいさめる言葉。

・こすっからい
1わるがしこくて、ずるい。

・バタくさい
1 西洋かぶれしている。いかにも西洋風である。

・白墨(はくぼく)
1チョーク。

・緒(いとぐち)
1 ものごとのはじまり。発端(ほったん)。

緒(お)
1靴ひも。
2草履・下駄にたすぎがけて足にかけるひも。


1日本を読まなかったのは久々でしたが、長く読書してないとなんだかうずうずするようになってました笑

次回は長編ミステリーですので、ご期待ください!

それでは!また!次回!





読書戦記 『空のレンズ』

2021-11-21 22:42:00 | 日記
初めての感覚かもしれません…今までに感じた事のない読後感…
どうも!アラサー読書兵です!

この本の事を教えてもらったノグブラックさんは
読後感が…と言ってましたが、僕は読後感も含めて非常に良い作品だなと思いました!

今回はかなり熱く語れる気がします!

作品紹介
『空のレンズ』
片山恭一 著
です!

昨今の小説には失われつつある考えながら読む事という事の面白さ、色々な想像自分なりの答えが得られる良作であると思います!

最近はわかりやすさとかしっかりとした説明みたいなものを求めすぎると感じることもあったり、僕自身もその傾向があるように思います…悲しい笑

感想
2006年に描かれたとは思えないほど斬新だと思います!一つのしっかりとした『わかりやすさ』はないですが、それも含めてこの作品の魅力です!
導入の40ページ弱の文章は読みやすく、引き込まれ、最近若い作家さんにはなかなか難しいしっかりとした下地と読ませる文章全てのページが面白いとは言いませんが導入部分つまりは物語の『起』の部分『転』の部分とにかく引き込もうとするときの文章力の凄さですね!

280ページとは思えないほど高いレベルいろんな要素が詰め込まれています!
現代・バーチャル・未来・ミステリー・ホラー・ファンタジーとにかく色々です!
トイレのくだりは笑えましたし笑

説明が足りないところも確かにありますが、それでもすごかったです!
正直3冊くらいのシリーズものにできたくらいのスケールの作品じゃないかなと思いました!

久々に読書したな〜って思えました!

漢字・言葉コーナー

・埠頭(ふとう)
1 港湾において,船と陸岸とを連絡し,貨物の保管および荷役などの機能をもつ区域をいう。 岸壁,桟橋などの係船岸,上屋,荷役機械,倉庫,臨港鉄道,道路などの陸上設備が含まれる。

・馬蹄形(ばていけい)
1 馬のひづめに似た形。 ∩の形。

・旱魃・干魃(かんばつ)
1長い間雨が降らず、田畑などが乾いてしまうこと。ひでり。

・灌漑(かんがい)

1 水路を作って田畑に必要な水を引き、土地をうるおすこと。

・風紋(ふうもん)

1 風の働きによって砂の表面上に形づくられる模様のこと。 

・捩れる(ねじれる)


本当に今日読み切れるとは思っていませんでした!
久々に色々考えながら有意義な読書ができたことに感謝です!
これでまた明日から頑張れる!

それでは!また!次回!


読書戦記 『放課後探偵団』

2021-11-21 08:00:00 | 日記
どうも!アラサー読書兵です!

今回合作短編集です!
前回の合作短編集は『いきたくない』をテーマにしたものでしたが、今回は『ミステリー』というジャンルで縛ったものになります。

作品紹介
『放課後探偵団』
相沢沙呼・市井豊・鵜林伸也・梓崎優・似鳥鶏
です。

後で気づいたことですが相沢沙呼さんは『マツリカシリーズ』の方ですね後はこの短編がデビューの方もいたので個人的にそこを注目して読みました。ミステリーと短編の組み合わせが合うのかどうか気になるとこではあります!

感想
5作品中2作品良かったものとなると厳しいようですが1作品でした。
やはり短編とミステリーというのは合わないのでしょうか?
気になったことをあげるとするなら5作品の内3作品が『何かできている物語・関係』の続きのようなところが話が始まったところですかね。
僕がそう思うだけで、そうじゃないのかもしれませんが『短編集』らしさみたいなものが半減している気がします。

ミステリーなので説明が多くなるのは多少仕方ないですが、あまり面白い他は言えませんし、同期とか落ちが弱くなるので短編ミステリーはあまり合わないなと思いました。

意外だったのはこの短編がデビュー作の鵜林伸也さんが個人的に一番面白かったな〜と短編・ミステリーというテーマに一番合っていたと思いました。

あまりネタバレみたいなことはしたくないのですが、ご容赦ください。

・久闊を叙する(きゅうかつをじょする)

1 久しぶりのあいさつをする。 無沙汰をわびる。


・鞘当て(さやあて)

1 意地立てから起こったけんか。


・暇乞い(いとまごい)

1別れの挨拶(あいさつ)をすること。別れをつげること。


・コールドリーディング

1 事前に情報を収集せずに相手の気持ちを言い当てるようなテクニックのことです。 コールド(cold)は「準備なしに」、リーディング(reading)は「心を読む」という意味です。 一方、あらかじめ相手のことを調べておいてから言い当てる技術は「ホットリーディング」と呼ばれます。


・勇足(いさみあし)

1 物事を行なう場合、調子にのりすぎて目的をはずれたり、仕損じたりすること。


・濡羽色(ぬればいろ)


1 水にぬれた烏ののように、黒くつやのある髪の毛の形容。


かっこいい!!


・錯綜(さくそう)

1 複雑に入りまじること。入りくむこと。


・贋・偽(にせ)


・下駄を預ける

1 物事の決定や責任の一切を相手に任せること。


・魚心あれば水心(うおごころあればみずこころ)

1 《魚にと親しむあればもそれに応じるがある意から》相手が好意を示せ、自分も相手に好意を示す気になる。


・やおら

1 落ち着いてゆっくりと動作を始める様子。おもむろに。


なかなか肌に合わず読むのに時間がかかりましたが、できれば今日もう一冊あげたいところ!


寒くて外に出るのも億劫なこの頃。皆さんも良ければ読書しませんか?


それでは!また!次回!