ガラス窓
2010-06-05 | 詩
ガラス窓
隣の隣の家に
美しい少女がいた。
隣の向こう側の家は
ガラス窓だった。
窓を開けると
そのガラス窓に
隣の隣の家が見えた。
今日も窓をあけると
あの少女の影が映っていた。
少しゆがんで見えた。
でもやっぱり
美しい少女しか見えなかった。
いつの日からか
自分はひまさえあれば
窓を開けていた。
そんな自分を自分で
どうすることも出来なかった。
1957,10,31 (19才)
隣の隣の家に
美しい少女がいた。
隣の向こう側の家は
ガラス窓だった。
窓を開けると
そのガラス窓に
隣の隣の家が見えた。
今日も窓をあけると
あの少女の影が映っていた。
少しゆがんで見えた。
でもやっぱり
美しい少女しか見えなかった。
いつの日からか
自分はひまさえあれば
窓を開けていた。
そんな自分を自分で
どうすることも出来なかった。
1957,10,31 (19才)