秘密基地

オフロードバイクのツーレポを
中心にカメ、腕時計、うどん、
商店街の話題など。
チャリンコも始めました。

宮・寺・宮・古墳・石・古墳・麵・寺・古墳・石ツーリング in 明日香村

2023年03月04日 | バイク

水曜日から気分はまほろばでした。
10年ぶりに奈良県は明日香村にきました。
季節の変わり目で、脳みそが無意識にそれを欲していて、導かれるようにきました。
イメージ通りの穏やかな天気に恵まれるあたり、導かれてる感があるでしょう~?
さぁ、楽しみ。
そうそう今回バイクの写真が少ないので、貴重な一枚を良くみておいて欲しい(爆)

 

 

 

最初にやってきたのは藤原宮跡。
1400年前の飛鳥時代にここに都があったんですねぇ。
天皇のお住まいの藤原宮のあった場所に来たわけです。


 

あーー、広大。
そして空気が穏やか。
こんな場所、他にはないと思えます。
タイムスリップした気分。
これは本当に凄い。
先日、京都御所にお邪魔しましたが、随分時間を遡ってまた同じような場所に。
人生においてそういうサイクルに入ったのかもしれません。

 

 

当時の朝堂院という建物の柱を再現してるんでしょうかね。
間違ってもでっかいお灸とかカニチクじゃないですからね。
うちの仲間はアホなので、カニチクの慰霊祭か?とのたもう始末です。

 

 

どーんと反対側まできました。
朝堂院南門があった場所らしいです。
この広大な土地がちゃんと保存されてるのが素晴らしいです。
なんやかんや理由をつけて、すぐに別のものを建てちゃうじゃんね。
何も作らず土地だけを保存するなんて、なんて価値のあることをするんでしょうか、奈良県は。

 

 

地元の奥様方が弁当広げて駄弁ってはります。
チャリダーも集まって、藤原宮端会議。
この日常の暮らしと史跡が渾然一体となってる風景に価値があるような気もしますね。
ゆるい。
とにかくゆるいこの空気。
これが明日香村なんだ。
あぁ、一発目から大正解の訪問でした。

 

 

飛鳥寺に来ました。

 

 

日本最古のお寺らしいです。
創建時は壮大な伽藍だったらしいですが、今はこじんまり。

 

 

これが飛鳥大仏(釈迦如来座像)。
なんと日本最古の仏像だそうです。
銅で出来てるそうです。
丁度オラと女性の二人が訪問したので二人のためにガイドさんが丁寧に説明してくださりました。
特徴は面長で鼻がすっと高くてインドの影響を強く受けてるそうです。
表情はアルカイックスマイルっておっしゃってましたね。
正面から見ると少し横を向いてはります。
それは、聖徳太子が誕生した橘寺の方を向いているからだそうです。へー


 

 

右奥に見える鐘楼で鐘をつかせてもらいました。
何故か庭に小豆色のポストがありますが、1400年前の仏像をみたあとで、
数十年前かそこらのポストをみても何も思いません。
やっぱり歴史の重さってものを差別しますね(爆)
このポストももっと若い女子が来るような映える場所にあったら、チヤホヤされただろうに(笑)

 

飛鳥宮跡にやってきました。

 

絶賛工事中です。
こんなん多いわーーーー。
土曜日なのにご苦労様です~って言うしかないやん。

 

 

それでもアングルを考えて、一枚。
史跡もそうなんですが、明日香村の風景そのものがもう保存対象だと思いますね。
どこを切り取っても日本の原風景に見えますもん。
で、実際に1400年前からの風景が残ってるんですから。はーっと深いため息がでますわ。

 

 

次。
石舞台古墳にやってきました。
子供のころに来て、10年前に来て、今回で3回目でしょうかね。

 

ここは古墳の中に入れます。
築造が7世紀ということらしいので、やはり1400年ほど前ですね。
最近、エジプトのギザにあるクフ王のピラミッドで新しい空間が発見されて今世紀最大の発見って
言われてるじゃないですか。
でも10年経てばそれも当然の事実になるわけで、この通路を今自分が初めて見たんだと
妄想しながら見たら、とてもエキサイティングですよ(笑)
今世紀最大の”個人的”発見です。
価値があるわー。

 

 

横穴式石室は広い広い。
地位の高い人を安置したんでしょうか。
どんな人だったんでしょうね。
不明だそうです。

 

 

上側はこんな感じ。
ここだけ、他の古墳と違って石がむき出しなのがなんでかな?と思っていましたが、
被せてあった封土は失われてしまって、石が露出した姿になってるそうです。
ここが特別なんですね。
なので、他の古墳も土を取るとこんな形になってるのかもしれないですね。
なんや。
そういうことか。

 

 

一般的には古墳って近くで見るとただの盛り土なので、
離れて見る方が特徴が良くわかるような気がします。
まぁここは石がむき出しなので特徴がありますが、
どんな場所に作られたのかって
風景と共に客観的に見る方が味わい深いような気がしませんか?
こういう地形・風景の場所で弔いたかったんだという先人の気持ちというかね。

 

 

次は石。
これは亀石です。
これは外せないでしょう~(笑)
何を目的に亀を作ったのかはわからないそうです。
いやいや、深い意味はなくて、作者が亀が好きだからでしょう!絶対そうです。オラは気持ちがわかります(爆)
明日香村に手紙を書こうかな?
近くにマラ石もありますが、それも一緒で・・・・いや、やめておきましょう(笑)

 

 

高松塚古墳。
これも引きの絵で。
あぁ、いい。

 

 

こんな壁画が出土されたそうです。
いけてるスカート履いてはります(笑)
昔の人はお洒落だったんですね。

 

 

 

さーて、ヒルメシ。
こっち方面きたら、彩華ラーメンでしょう!

 

 

にゃははは、にんにくガッツリ。
大好物。
ご馳走様でした。

 

 

 

壺坂寺ってのに来てみました。
ここは面白いものがあるみたいですよー。

 

 

多宝塔から三重塔を臨みます。
うわー、凄い風景。

 

 

どかーん。
大釈迦如来石造(壺坂大仏)の登場。
迫力~

 

 

見ごたえありますね。

 

 

礼堂の中には

 

 

どかーんとお雛ちゃまが飾ってありました。
この時期だからかな?

 

 

伽藍の全体像。
ここは広いですね。

 

 

そしてそして、これが見たかったんです。
大涅槃石像。
そしてその向こう側に大観音石造。
いずれも新しいですが、ド迫力には変わりありません。
それを堪能しましょう。

 

 

にゃははは、寝てますなー。

 

 

寝てるねーーー(爆)
なんか腹が立ってきました。ちゃんとせえ!そんなんじゃアカンやろ!と
言いたくなりましたが、
これでいいんですよ、と逆に諭されてるのかもしれません。
確かに・・・・人生ってそれくらいでええのかも(爆)

 

 

 

また古墳にいきましょう。
キトラ古墳。
やっぱり引きの絵がええわ。

 

こんな壁画が出たそうな。
うわー、これ発掘した人、感動したやろな。

 

 

石室の内部の様子。


 

バイクの写真を全然撮ってないことに気づいて慌てて撮った絵です(笑)
そんな一枚でも、明日香村は穏やかに応えてくれます。
懐深すぎます。
ある資料によると明日香村には古墳が345個あるそうですが、今日訪問したのは3個。
あと114回来ないと全部みれましぇん。さーせん。

 

 

そしてこれからが本番です。
今までつらつらと書いてきたのは前座に過ぎません。すいませんでした。
ここを進むことを今週の水曜日から夢に見ておりました。
これが見たかったんです。明日香村で。

 

 

山道を上ります。
この先に何があるのか、誰も知らない、知られちゃいけない。

 

 

確かにあってます。
これが見たいんです。

 

 

は?
これ進むの?

 

 

冬装束で汗だくです。

 

 

少し開けてきました。気持ちのいい竹林。

 

 

でたーーーーー。
あれだ。
やばい。

 

うわーーーー。
想像の2倍大きいです。
これが益田岩船。
船?
この山の中になんじゃらほい?

 

 

えげつない細工してあるやん。
ホンマなんやねん、これ。
興奮します。

 

 

大きさをわかってほしくて、近くにおられたチャリダーの女性も一緒に撮影。
この大きさ。
なんでこんな場所に?
しかもなんで細工してるの?

 

本命にふさわしい石でした。

 

明らかに何か目的をもって、この造詣にしてるはずです。

 

 

説明するのが面倒くさいので、各自読んでください。
わかったようなわからんような。
ただ、11m、8m、4.7mの細工された石が山の中にあるという事実が
ここを訪問する最大のそして唯一の理由でした。
やりとげました。
これだから、旅はやめられない。




帰り道もえぐいです。

 

 

帰路、近畿自動車道の八尾パーキング。
初めて。
道路の下にパーキング作ってあるんや。

 

16時に帰宅できたので、1時間だけカンガルー号を動かしておきます。
あぁ、しかし今日は素晴らしい一日だったな。
1400年をワープする一日。感動でした。
バイクでウロウロするの、マジで楽しいな。


 

 



最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さにー)
2023-03-05 00:01:14
奈良ってこんなに観るとこありましたっけ?
だいたい修学旅行で行った程度なので
オサーンになると改めて観たい気持ちになるますね。

カニチク

ぷぷぷー( ´艸`)
返信する
Unknown (かめはめは)
2023-03-05 07:42:39
★さにーちゃん
奈良県の北部は有名処の観光地があるけど、
中部・南部は今でも素朴で貴重な存在やね。
京都とは対照的。
山も深いからダートもいかなあかんな~
返信する
Unknown (エルク)
2023-03-05 17:12:12
私事ながら飛鳥寺、石舞台、高松塚古墳と言えば嫁と付き合おうと決めた思い出のデート地、懐かしく拝見しました。30年ほど前は古墳内部で壁画実現見れたんですよ。明日香には酒船石、鬼の雪隠などまだまだ他に奇石がありますので現地でレンタサイクルに切り替えもいいかと。山辺の道まったり散策も機会があれば是非どうぞ。
返信する
Unknown (かめはめは)
2023-03-05 17:52:04
★エルクさん
そんな思い出がありましたか。
まだまだ見るべきものが沢山ありそうで、
とても一日では足りないですね。
山辺の道、聞いたことはありますが、
行ったことはないので、是非また訪問します。
チャリンコの人、確かに多かったなぁ。
いいとこですわ。
返信する
お久しぶりです (伯母子ホイール)
2023-03-09 22:14:24
かめはめは様

生きると色々色々あって
レスが滞ってしまい失礼しました

石舞台と彩華ラーメンは私的にストライク💛

私 ハンターは只今納車待ちの身分です
返信する
Unknown (かめはめは)
2023-03-09 22:44:40
★伯母子ホイールさん
色々おありでしたか。
事なきをえたということでよろしいですね。
お疲れ様でした。
なんとハンターカブの納車待ちですか。
このバイク、なんか知らないですがいいですよ(笑)
表面上はセカンド、サードバイクなんでしょうが、気持ち的にはファーストバイクです(笑)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。