さぁ、3日目。
昨日泊まったこのキャンプ場は最高でした。
清々しい朝を迎えます。気に入ったのでここでもう1泊します。
オイラ、キャンツーの時は2泊することをとても愛好してまして、
その2泊目こそが旅を満喫できる重要な日だと思ってるんです。というのも
2泊目はテントの設営・撤収が不要ですし、キャンプ場探しも不要。
買出しや風呂の位置も一日目で要領がわかってるので、純粋に朝から晩まで走りまくれる。
その土地を堪能できるという状態になれるわけです。そして一番のメリット。
荷物を全て降ろして、空荷で走れる。これがオフローダーにとってとても重要な要素ですね~
冒頭申し上げておきますが、今日はヤバイですよ。
心してみて下さい(笑)
ビールの準備はいいですか?
さて、行きますか。
Here we go!
朝7時、まずは朝食。
いつものホットシェフの暖かいおにぎりとストロングブレンド on the mirror.
毎朝、ミラーの上で朝食です。色々種類はあるのですが、すじこは特に旨い。
天気が良さそうなので、釧路にいましたが、朝一は少し遠征して美幌峠を目指しました。
30年前に一度来てるみたいですが、記憶にない。多分霧だったか曇りだったかで
景色が見れなかったから印象に残ってないんだと思います。
リベンジ案件ですね。
この歩道を登って展望台を目指します。
幸い雲もなくて、晴れの美幌峠を味わえそうです。
そしてコチラ。
うわーーーーーー。これは最高ですわ。
屈斜路湖ですね。
この景色が見たかったんです。
北海道でも屈指の絶景。
まさか晴天で見れるとは、幸運ですね~
この旅は出発前は散々天気予報に打ちのめされましたが、いざ現地へくると毎日毎日、どんどん予報が
雨から晴れに変わっていくんですよ。
こんなうれしいことはなかったですね。
しばらくボーっと眺めてました。
スケールが大きいですね~
そしてあの快走路。
あそこを走りながら屈斜路湖を眺めるのが最大の目的。
行こうぜ行こうぜ。
ここです。まさにこの風景。
道から見る正真正銘の絶景です。
朝一発目から大金星ですね(笑)
そして、オイラはオフローダー。
屈斜路湖に来たなら、これはセットで楽しまないと。
屈斜路湖畔林道。
その名のとおり、屈斜路湖の湖畔を走る林道です。
こんな経験なかなかないですよ。
いざ入ろうとしたら奥からハイエースが出てきました。
聞くと、15キロ地点に倒木があって抜けられなかったから引き換えしてきたとのこと。
白いあごひげを蓄えた遊びを知った老紳士という感じの方でした。
看板を見ると全長19キロ。
ならば3/4は走れるわけで、オイラもその倒木まで行ってみますとハイエースの方とお別れします。
15キロでUターンなら30キロ走ることになるのか(笑)
なかなかだな、と出発します。
日影の多いフラットなダート。
でも停まると恐ろしい数の虫が周りに寄ってきます。
これはここに限らず、北海道にきてから山の中で立ち止まると大きなアブが自分を中心に人工衛星のように
ぐるぐる回転しだすんです。
まぁ、蜂みたいに危険ではないので、慣れればなんとかやり過ごせますが、気持ちのいいもんじゃないですね。
湖面とは距離があって、たまに見えるくらい。
あまり眺望がいいとは言えません。
単調な道をひたすら走ります。
おっと支線あり。
これは入る気しないなー。
15キロ地点、倒木がありました。
うわー、これはハイエースは越えられないわ。
のこぎりをもってきてますが、どうなんでしょう?
ちょっとしんどいんじゃない?
脇を見ると・・・・わはははは、通れるじゃん。
そうか、やっぱり車の人はこんなところは見ないですよね。
労せず通過させていただきます。
これは完抜けできるんじゃない?
ワクワク。
倒木から先は湖面がぐっと近くなります。
タッチ・タッチ・屈斜路湖にタッチ。
後半の方が断然眺望がいいですね。
これだけ長く、湖畔のダートを走るという経験をしたことがなかったので、
とても貴重でした。
そして出口。
看板を見ると別の林道名に変わってますね(笑)
入り口では19キロとなってましたが、実際に走ると21キロありましたねー。
いやー、楽しかった。
でも、まぁ全般的に単調なので、何度も来るという感じではぶっちゃけないかもしれないですね。
次の場所を目指しましょう。途中子馬がいたので近づいてみました。
かわいい。。。。
どうやらここは乗馬もできる施設のようです。
ん?
この景色、なんか見たことがあるなぁ。。。。
あ?
一度ここに家族で来たことがありますわ。
その時の写真がこちら。
家族で乗馬をしたんですねー。
2007年の事だからもう17年も前のことですね。
にゃははは、ムスメちゃんもムスコちゃんもこわごわ馬に乗ってますね。
そうかー、偶然だけどなんかぐっときたなぁ。
そしてこの景色。
山から煙が立ち上がってます。
硫黄山とのこと。
ワイルドな風景。
近づいてみましょう。
硫黄の強烈な香り。
地球の息吹を感じます。
若いころより、今の方がこういう場所は沁みますね。
いいですわ。
ヒルメシ。
豚丼の看板を見つけて入店。
こりゃ、旨いわ。
そして、次の場所へ行く途中、良さそうな予感のする道があったので
入ってみました。
あっ・・・・・・
これはヤバイやつやん・・・・・
はーーーーーっ
全身の力が抜けます。
これはアカンやつや。
あちこち探索すると、いくつもの絶景道が顔を出してくれます。
こういう道を走りたいイメージで北海道に来たんです。
開けた牧草地に通じる一本のダート。
ええなー、しかし。
自分で見つけた地元の人にとってみればなんでもない場所なんでしょうが、
関西人にしてみればお宝ダート。
夢のような体験です。
色んな道を探索してみますが、想像以上の風景で返してくれるんです。
うわー、これもまた、宗谷丘陵の白い道レベルの道ですやん。
誰も走ったことがないでしょう?ここ。
そりゃそうです。
何もない枝道を入っただけですもん。
旅行者が二百%曲がらない道ですもの。
遊び心って大事ですわ。
有名な場所じゃなくても、ちょっと冒険してみたら、エグイ世界が待ってますよ。
絶景酔いしました。そんな言葉あるかシランケド。
今日は凄い日になりました。
目指していたのは多和平。
近くにライダーの聖地、開陽台もあるのですが、訪問したことがあるので、
初訪問のこちらに来ました。
地平線が見えるということでは、開陽台とそっくりの場所ですね。
確かに景色良好。
こちらは野付半島方面。
こちらは摩周岳方面。
こちらは雄阿寒岳方面。
こちらは右側が釧路湿原方面ですねー。
そして正面。
確かに地平線を感じることができましたー。
次。
釧路湿原にやってきました。
この湿原をぶち抜く道道があります。
それが1060号線。
これの先には釧路湿原を一望するコッタロ湿原展望台というところがあるそうです。
行ったことがないので是非訪問しましょう。
しかし、この道道。
本当に釧路湿原の真ん中をぶち抜くんですね。
大迫力ですわ。
道から見える景色が釧路湿原なのよ?
こんなの許されるのね。嬉しい体験だわー。
国立公園内をダートでかっ飛ばせる貴重な体験。
展望台へ到着。
なかなか登るのがハードですよ、皆様(笑)
汗だくで到着しました。
ちょっと木が邪魔でイマイチ景色は楽しめなかったかな、正直。
それでもこれです。
雄大ですね~
湿原らしい川も見えました。
でも展望台なら細岡展望台の方がいいかもしれません。
ここへ来るメリットはやっぱり道道1060号をぶっ飛ばせる、これに尽きます(笑)
道からの景色がA級。
非日常すぎて、楽しすぎます。
またバックミラーを真っ白にして走りますか。
ありがとう釧路湿原。
達古武沼へやってきました。
カヌーに乗りたいんです。
ここでカヌーに乗れることは17年前に知って、実際にムスコちゃんと乗ったのですが、
また乗りたい。
でも閑散としてますねー。
電話番号があったのでかけてみると、沼に水草が異常に繁殖していて、カヌーを出すことを
禁止されてるそうです。はまると抜けだせなくなるのだとか。危険です。
ここでカヌーに乗ることを楽しみにニヤニヤしていたのですが、願い叶わずです。
仕方ない。
ダートを一発攻めますか。
ここは塘路広域林道入り口。
この分岐は多分右ですね。
何も書いてないですが、直感です。
序盤、塘路湖沿いを走るダート。
最高じゃん。
湖から離れて森へ入っていきます。
雰囲気あるわー。
序盤から中盤、この道はブラインドコーナーが多いとのことですが、
本当にそうです。
走っていても薄暗くて息苦しい景色の連続で、悶々としてきます。
途中の看板もコンナ感じ。
ホーンを鳴らします。
この道は19キロとそこそこ長いダートです。
そろそろ後半戦。
暗いダートから突然明るいところに放り出されるように牧草地にでました。
あー、ごめんごめん。
道が細くて牧草地手前でUターンができませんでした。
すぐに戻ります。
一気に明るいところに出たので気分もアゲアゲ。
こういう結末が待ってるなんて想像もしてませんでした。
これなら、この林道最高じゃないですか。
いやいやいや、序盤・中盤・後半の展開が変わりすぎて気持ちがついていけないのよ。
理想的なダートでしょ?
きゃーーーーーーー。
もうメロメロ。
だめだ。もうオレだめだ。
道が良すぎて、もうだめだ。
サンディーなラストを抜けてこの林道は終了。
血圧あがるわ(笑)
キャンプ場に戻ってきました。
書き忘れましたが、ここ、炊事場に電子レンジと冷蔵庫を置いてくれていて
自由に使っていいそうです。
キャンプ場の最大の悩みはビールがぬるくなること。
それを払拭できるこのキャンプ場はかゆいところに手の届く理想のキャンプ場だといえます。
たっぷりビールを買ってきたので冷蔵庫で冷やして一本ずつやっつけていきますか。
いやー、今日は凄かった。
管理人のおばちゃんに聞くと、今日は完ソロですよ、楽しんでください。
とのこと。そうそうに帰っていかれました。
この甲子園球場より広いキャンプ場で完ソロ?
嬉しいような怖いような(爆)
メシはやきそばと卵焼き。
火は一度も使ってません。ええねん、これで。
食べ終わったら、芝生に寝て、ゴロゴロゴロゴロと転がって100mいけるかチャレンジします。
ゲー吐くわ。
夕日とともに就寝(早っ)
終わりが見えないほどの真っ直ぐな道。
贅沢ですねー。
17年ぶりなんですね。
こわごわ馬に乗ってた娘さんも今やお母さんなんですね。んで、やがてお子さんを馬に乗せて…
愛が受け継がれていきますね!
>今日も絶景ですね!... への返信
小さかった子供に、今は子供がおるからね。
いつの間にやら時間が流れていきましたねー。
この日走った道も最高やったなぁ。
もう一回いけといわれても場所がわからんけどね(笑)