秘密基地

オフロードバイクのツーレポを
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紀伊半島の中心でフォーッを叫ぶツーリング

2024年06月08日 | バイク

土曜日、いい天気です。
目覚めたときにどこへ行くかインスピレーションを働かせます。
ふむふむ。
今日はアカミミ号で長距離が走りたいと。
紀伊半島のど真ん中を目指して走りたいと。
了解です!
高速ぶっ飛ばして、五條まできました。
紀伊半島のど真ん中って何もないので、メシだけ買っときます。
朝6時に家を出て、この時点で7時半ですね。

 

 

 

スケールの大きな景色を眺めながら写真を。
何年か前までは対岸を走るしかなかったのに、いい道ができました。

 

 

そして目的地。
林道の入り口です。
いつ来てもウェルカム状態。
でもすごく久しぶりだと思う。
3年?5年?
アカミミ号を旅バイク仕様に仕上げたので高速利用も楽々。
ここでまだ9時ですね。
以前来たときは下道で5時間くらいかけて来たと思います。
ここに着いた時点でお昼になっていたような(笑)
やはり武器は大事ですねー。

 

 

序盤の林道。
エアを1kgくらいまでしか抜かないので、アグレッシブにタイヤを使って走ることは
できないです。もともとそういうタイヤでもないですしね。
高速道路、舗装路を存分に走れて、さらにダートを!なんて超ワガママな要求に応えてくれる
タイヤを履いてます。

 

 

序盤、東屋とトイレがあります。

 

ここは熊野古道がクロスしてるんですよね。
こんな案内板は以前はなかったわ。
英語まで。
熊野古道って世界遺産だからグローバルになってきましたね。

 

 

だんだん、このダートの”らしさ”が現れてきました。

 

 

わーお、そうそうこれです。
他の林道では決して味わえない、股間ヒュンヒュンなこの感じ。

 

 

まだ朝でバイクにも乗れてない状態なので、慎重に。
しかしスゲエ道だな。
結局のところ、全部崩落してるところを削って道を作って走ってるってことだからね。

 

 

落ち着いていこう。
ミスったら終わりなので、ふざけずに、真面目に、ちゃんとしましょう。
大阪人って、すぐにちょけるからね。(わかる?ちょける)

 

 

あー、安心する。
乾燥した荒野のイメージのこの林道ですが、こんな潤った区間もあるんです。
堀越峠のような気持ちのいい区間。
そうそう、林道を走ってると、いつも、『あ、ここは〇〇に似てるな』って思うんですよね。
今日一日走って、この道は、場所場所で、君尾林道・堀越峠・魚谷峠に似てるなーと感じましたわ。

 

 

針葉樹区間もあります。
基本、これが林道のベーシックな風景ですものね。
いい香り。針葉樹の香りは気持ちを落ち着かせる効果がきっとあるよね。

 

 

安心してたら、危険な荒野(笑)

 

あー、ええわー。

 

スケールの大きな景色。

 

 

ここはやばかったな。
一番怖いところで停まれずに、過ぎてから停まったよ。

 

 

下を見ると、奈落の底とはこのことかと。
絶対に落ちたらアカン。ボーナス貰うまでは落ちたらアカン。
ボーナスは次の月曜日(笑)

 

 

そして到着したのが、この広場。
ここは崖っぷち庵。
その道のオフローダー達が夜な夜な密かにここでキャンプをしている場所ですね。
オイラも一度、ここでキャンプするべく逆側の入り口から突入しましたが、崩落で到達できず、
別の場所を発見してキャンプしました。
その時の様子はコチラ。
3話構成ですが、面白いので是非読んでください。


 

次のために薪が置いてありました。
これはゴミにはならないので問題ないですね。

 

 

少し登って見晴らし。
素晴らしい。

 

 

崖っぷち庵というだけあって、相当な崖っぷちでして、
角度が凄すぎて、途中から先が見えないです。
反則やで。

 

 

奥に見える道がいいよねー。
あそこへは今日は行けないのよ。
繋がる道はわかるんだけど、入れないのよね。

 

さぁ、先へと進みましょう。
素晴らしいA級林道です。

 

 

またこのザレた感じね。

 

 

この風景が何度も何度も、まさに唯一無二。

 

 

標高は1000mくらいだと思います。
天空の孤高の存在。
そこを走れる貴重な体験。
満たされた気持ち。
はぁ、素晴らしい。

 

 

 

まだまだ、先は長い。
落ち着いていこう。

 

 

道の傾斜が、落ちなよ!落ちなよ!なので怖いんです。

 

 

落石で道がふさがれてるかと一瞬ヒヤリとしましたが、
なんとかステップをこすりながら通過できます。

 

そしてこの場所。
これはアカンやん。
崩落してるやん。
でも、よく見ると、行けなくもない。
行きましょう。
大袈裟にマシンをいつもより左に傾けて、左足をしっかり着きながら、絶対に右に落ちないように通過します。
ちょっと後輪がズリっといって思わず、『フォーーッ』と声がでました。
マイケルかよっ。

 

 

そしてその先。
あーーーーー、これはアカン。
これはチャレンジしたらアカンやつ。
ここでエンド。
歩いてこの先を見に行きましょうか。
そろそろ大規模に崩落してる箇所があるはずなんですが。

 

 

 

バイクを置いて歩いてる場所も大概危険なところなので、
自分が落ちないように十分注意して歩いてます。
ザクザクと斜面を歩いてますからね。

 

 

ここも歩いて乗り切ります。
こわー。
バイクじゃ絶対無理。

 

 

そして問題の崩落箇所がここだわ。
道の気配がもうない。
完全にただの斜面。
前はここが走れたのに。
林業で新たな伐採が無い限りはここは修復されないでしょうね。
向こう側へと抜ける全長約50kmのこの道を走りぬけたことが何度かありますが、
今後、それは叶わぬ夢になってしまうのかもしれません。
素晴らしい道なのに。


 

バイクのところに戻りましょう。
おー、アカミミ号、もうちょいだから待っててよん。

 

 

目的は達成できました。
戻りましょう。
道が傾いてて怖いよね。

 

 

 

いやー、この体験はなかなかできないわ。

 

 

崖っぷち庵に戻ってきました。
朝メシ抜きで出てきたので、ここで食べますか。

 

 

おにぎり三個(笑)
いつも通りです。

 

 

帰路へ。
戻る風景もまた素晴らしい。

 

 

アチェルビスの広告写真を意識して撮りました(笑)
いかがですか?メーカーさん。

 

 

 

落ちたらアカン♪落ちたらアカン♪
ボーナスもらえるまでは~♪

 

 

支線あり。
この超絶山中でややこしいことになりたくないので、今まで支線など入る気にもなりませんでしたが、
ちょっと入ってみる?

 

 

あー、見慣れた作業道レベルの道ね。
これはこの先楽しいことは待ってない気がするので、戻りましょう。

 

 

楽しめました。
パンクも無しでよかった。

 

 

スケールの大きな崩落をボーっと眺めてました。
なんか綺麗だなぁ~とか思ったり。

 

 

地球の肌を感じるって言えば大袈裟ですが、
普段生活してる場所と比べると、そう言えるかもしれませんね。

 

 

 

行きは高速道路で贅沢に目的地を目指しましたが、帰りは下道にしましょう。
となると、大阪中心を突っ切るのはしんどい。
岩出経由で、りんくう経由の海沿いを走って帰りましょう。
途中、ラーメン屋へ。

 

 

なんども店の前を通ってましたが、初めて入りました。
つけ麺推しの店のようです。でもラーメンが食べたかったので注文。
美味しかったです。
今日は350kmほども走ってダートは27km(笑)
あの27kmの一往復のために、しっかり走りました。帰宅は16時。
こういうのもいいかもしれませんね。
目的の一本を走るために往復300km頑張るなんてのはオジサンっぽくて(笑)

 

 

 

 



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2 コメント

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Unknown (エルク)
2024-06-08 20:19:33
二枚目の写真ところ立ち止まって撮りたくなる場所ですよね、分かる〜
この林道は最高ですねお天気も良かったみたいですし。でも尖った石がタイヤに刺さった経験があるのでちょっと苦手にしてます😅
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Unknown (かめはめは)
2024-06-08 21:09:19
★エルクさん
パンク、オイラも南紀の林道で一回やらかしてますわ。
タモリさんがこの地域の石をなんとか岩って言ってましたが忘れました。
鋭利に割れるんですよね。
石でタイヤのサイドを切ったようで、
地元のおじさんも軽トラを石でやられると嘆いておられました。
ヘビーチューブで対向するか、気合で対向するか、二択ですね(笑)
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