星田オステオパシー

ゼロ戦と日本刀 を読んだ



言うまでもなく、僕はどっちかって言うと反権力とかそういう手合なのですが、たまにはバランスを取るために右寄りの本でも読んでみるか・・と手に取りました。

帯にもあったけど、「あの戦争で日本が勝つチャンスは何度もあった」という、なんというか未練がましいお話もあったりしてゲンナリ。んで、戦争抑止の方法として核武装が必須だ!とか、放射能の害はマスコミに出て騒ぎ立てる左翼的な学者とマスコミの根拠のないネガティブキャンペーンだ!的な・・・

前にもどこかで感じたけど、右寄りの人も左寄りの人も誰もが「マスコミに情報が操作されている!」と感じてるのが興味深いですね。

あと、戦争に負けた原因として現場を知らない成績の秀才が出世して戦術を見誤ったから!とか、総司令官が臆病で肝心なときにもう一歩攻め込めなかったから!とか、、官僚主義に対しての反感も左右が共通してますね。

そりゃ自虐史観とかもアホらしいけど、結局人殺しをしてるんだから、、、まだ相手を殺す方法をあーだこーだ言ってるなんて全然進歩がないなぁ。綺麗事だ理想主義だと言われようと、それでも戦争を無くして一人でも多くの人が幸福を感じられるように、、って目標を持てないもんなんかねぇ?

昔の日本人は死にものぐるいで働いた!それを今の若いものは、、、とか言うけど、その働いた結果が今の日本の状態だっての。豊かになったってのも結局他国から資源やら資金を吸い上げてるからそうなってるわけで。もちろん、僕もその恩恵を受けてる(そしてこれからツケを払わされる)一人ですけど。

と言うか、戦争の原因はもう貧富の差(人レベルから国家レベル、精神的なレベルまでの)がたいがいの場合原因であって、その富を猛烈に収奪してる一握りの人間からいかに奪い返すかを議論しようよ!って個人的には思うんですけどね。軍拡競争とかまるっきり国債金融資本の思う壺だろ。

と言う感想をもちました。
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