2024/12/16「6人の女性プログラマー」
ゆるコンピュータ・サイエンスラジオで存在を知って早速取り寄せ。何かプログラミング学習のヒントになれば・・と思ったので。
結果から言うと・・全然足しになりませんでした。ま〜プログラミングって言ってもケーブルを抜き差しして論理回路を作っていくって言うレベルの話ですから・・。
6人個人個人の背景には興味が無かったので、そーゆーエモーショナルな部分はぶっ飛ばして読んだんですが、それでも最後の成果発表で手柄は全部「男」どもに持っていかれて悔しい想いをした・・ってところは「おのれっ!」とは思いましたね。ま〜長い間ずっとこういう事が行われていたわけで、現代・未来で男(特に中高年)がひどい目にあわされるってのは・・仕込みの長い報復と考えて受け入れるしかないかもですねぇ。まだまだコレからでしょうね本番は。
2024/12/12「水滸伝1」
最高にキモい文体の某物語でひどい目にあったのでAudibleで気になってた北方謙三さんの水滸伝をバイト中に聴き始めた。うーん、やっぱりこういう削ぎ落とされたソリッドな文体が心地良いぜ・・
物語は横山光輝版(全5巻か6巻)でしか知らないのだけど・・この北方版は全19巻という長さのためか、なかなか話が進まない。うーん・・文体は良くてもこれを延々と19巻分も聴くのか?と不安になったのでアマゾンのコメントを見てみる。結果、どうも尻上がりで面白くなるという事なので・・ここは一発賭けてみるか。とにかく現時点では「まだまだ物足りないぜ!」という印象。僕もすっかり最近の「ずっと見どころ」って造りの小説に慣れてしまってるからなぁ・・
2024/12/02「化物語(Audible)」
もしかして食わず嫌いなのかな?と、出来るだけフラットな気持ちで聴き始めたのだけれども・・
ウグオェェェ!!
駄目だーっ!!序盤の戦場ヶ原宅でシャワーを浴びた後辺りで、もうどうしようもなく気持ち悪くなってしまって挫折してしまった。
この会話のやり取り・・これを「イカしてる!」とか「面白い!」とか「最高!」とか思いながら読んでるやつらが日本にはウヨウヨしてるってことなんですよね?アニメ化とか(これはキャライラストが大きいんじゃないか?と思うけど小説の時にイラストがあったのか知らないからなんとも言えない)されまくってるわけだし・・
時給もらえるなら我慢して聴いても良いけど、無料なら絶対に御免こうむる!あ~気持ち悪い!
2024/11/26「脳はすごい」
とにかくタイトルをなんとかして欲しいけど・・
それは置いといて内容は・・超ホラーです。もしも自分がこんな状態になってしまったら・・絶対に耐えられないと思いましたねぇ。そしてまさかの方法での復活。なんでプリズム付きのメガネをかけることで脳が回復を始めるのか・・ま、そこは感覚の大部分を担っている視覚からの刺激を使うことで・・ってので納得できる部分もあるのですが、「眼を閉じたり、眠っている時であってもメガネをかけることで良くなる」ってのはもはやオカルトに片足を突っ込んでいる!
残念なのはプリズムメガネを使った方法が謎すぎて自分で応用やら推測が出来ないってことか・・読み物としては序盤のホラー展開と終盤の回復が最高に盛り上がります。面白い!
2024/11/20「脳は奇跡を起こす」
「脳はいかに・・」の前作に当たる本。これを読むと・・「脳はいかに・・」がいかにエキサイティングな本だったかがよく分かるねえ。つまり、そんなに面白くない。(日本語の)タイトルもひどいしねぇ
正確に言うと「今となっては当たり前」だったり「そらそうだろうな」という内容何ですよね。でも、出版された当時、しかも原著で・・ってのを考えると不公平な評価だろうけど。あと、「脳はいかに・・」ってのは光や音を使った一見ちょっとキワモノっぽく思える手法が僕の好みだったってのもあるんだけど。
で、結局ガーッとまとめると。
脳の機能を回復・向上させたかったら常軌を逸したレベルで酷使しろ!
って話で、「そらそうだろうな」って。そこに光・音・触覚・味覚・・などの別チャンネルを使った方法を取り入れることでブーストも出来るんだけど、基本は「使わなければ失われる」に尽きると。
とりあえず訳者あとがきで紹介されていた「脳はすごい」(←マジでタイトルなんとかしろ!!)って本を借りました。あとは、普段道路を歩く時に、小学生の時にやったみたいに白線とかブロックの上を「足を踏み外したら死ぬ」と言う気持ちで歩く習慣を初めてみることにしました。もっと真剣に入出力を行わねば!
2024/11/16「新・臆病者のための株入門」
当然元になった「旧版」も読んでたんで、追記のNISA部分以外はザーッと読んだだけですけど、やっぱり面白かったですねぇ!
NISAに関しては・・ずっと暴落待ちだったんで、とりあえず2025年末迄待ってからにしようかな・・と。いや、別に2025年大災害発生説なんてのを気にしてるわけな・・んですけどね。あと、たった1年ですしね。
NISAでの相続スキームはすごく面白かったので、弟とか父親にも読ませたいなぁ・・。僕は子供がいないですけど、甥とか姪に対しても出来るのかなぁ・・?ちょっと調べてみるか〜
2024/11/13「脳はいかに治癒をもたらすか」
これは「最高に興奮した本オブジイヤー2024」候補No1やな!面白すぎて、いろいろとアクションを取りたくなり全然ページが進みませんでした。
とりあえず、レーザーポインター、ハイパワーLEDライト、強力磁石を購入して自分なりに実験をしてます。
舌に設置して舌→脳幹→脳全体のパルスを整えて再生を促す電気パルス発生装置PoNSも欲しかったけど、個人で買うようなものではなさそう・・
とにかく色々と試してみるで!前著や訳者が紹介してくれてた関連本も図書館でリクエストしました。
2024/11/10「宇宙船ビーグル号の冒険」
以前、岡田斗司夫さんが「子供の頃にすごく好きだった」と言ってたな・・という記憶があったのでKindleUnlimitedで見つけてスキマ時間に読んでました。
いやコレ、確かに面白い!タイトルからしてもっとジュブナイル小説みたいなSFを想像してたんだけど、想像の斜め上だった。知恵を尽くしたバトルもの・・って部分でも面白いんだけど(解決策としてSF的小道具を使うのでご都合主義的解決ではあるが・・)、それよりも・・特にラストの展開で明らかになるエリート思想と言うんですか?有能の皮を被った無能ごときは真のエリートの言うこと聞いてりゃ良いんだよ!という印象を受ける解決策に
「ま、話は早くて良い。その通りなんだけど現代では許されない展開かなぁ」
岡田斗司夫さんは確かに好きだろうな、と。実際民主主義はクソなので、とっとと「おまかせ」出来るアルゴリズムを作り上げて人類を指導させないとイカン!って状態になってるからね。人類滅びても別に良いよ?ってんなら、このまま衆愚政治で突っ走れば良いけどさ
2024/11/05「エナジーオーガズム考察録2」
とっくに読み終わってたけど記録してなかったので。
流れとしての面白さは前著の方が上ですけど、実用本としては当然こちらが良いかなと。それでも、なんとか理論的な裏付けを得ようという事で様々な資料が引用されて、推論して仮説を立てて・・ってのを繰り返してて・・そんなに面白くはないかな?結果的に、前著発表後から6年(だったかな?)で担当編集になったTさんと著者ご本人しか達成できてないということで・・ちょっと再現性あるかは謎かな。ま〜とにかく「時間を投じないといけない」ってのは達成したお二人に共通してるので、そこまで実践できてないから達成できてない・・って事かも知れない。
そして個人的には本編よりも、引用されてた本「脳はいかにして癒やしをもたらすか」が面白すぎて瞑想どころでは無くなってきた。ずっと読んでます。数ページに1つくらい驚きがあって「我がオステオパシー施術の経験を援用すると・・」などと考えたり、実際に試したりして全然進まない。この出会いがあっただけでも、2冊読んだ値打ちがあったわ〜
2024/10/30「エナジーオーガズム考察録」
ここ数日、この本にかかりきりになってしまった・・
一冊前の奇跡のコースは良かったけど、まさか連続で掘り出し物に出会えるとは!
要は究極の快楽とは・・クンダリーニ覚醒だ!そしてそれは一般に言われてるような修行とかそういうので起きることでは無いのかも知れないよ?というものでして。
「快楽」については実はオステオパシーの学校に行く前からテーマとして持ってはいたんですけど、突破口が無かったんですよねぇ・・しかしもしかしたらコレは!というものについに出会ってしまったのかも知れないと。
現在、続編を読み始めたところですけど明日早速「催眠音声」を購入して、これからは毎夜バイト先での就寝時に練習をしてみようと思います。
2024/10/24「奇跡のコース最初の5ステップ」
KindleUnlimited、基本的には「あ~損したな」という体験が多いのですが・・これは珍しく大当たりの本でした!読みながらハッ!としたページには付箋(という機能がある)を入れていったんですが・・数ページに1箇所くらい付箋を入れてしまって
「じゃあもう一度読もう」
と言う結論に至りました。いや、もう一度じゃ足りないな・・定期的に読み返さねば。
「奇跡のコース」は完走ゲキムズの独学自己啓発コースで、僕も過去に一度読み始めたのですが即座に脱落してしまいました。日本語版もKindleUnlimitedで提供されてるので、これを機会に「一生をかけて学ぶべき価値がある」とされるこのコース・・もう一度トライしてみようかなぁ。
ちなみにこの「奇跡のコース」の作者は・・イエス・キリスト(だそう)です。著者ヘレンさんが内部からの声として受け取ったものを筆記していったというのですが・・
2024/10/19「金融地獄を生き抜け」
橘玲さんのツイッターで宣伝されてたので。
そのものズバリ「投資は何も考えずに全世界インデックス積立をやっておけ」ってだけの内容。理論的背景が知りたい・・って人は読んでみたら良いのでは、と。
いや、分かってるんですけどねぇ・・一回どデカい下落が来たらネ!と考えてたら全然来ないというね。買い平均値を下げたいんだヨォ!
あと、もう一つ。結局、(国単位の)経済の発展ってのは「人口の増加」に相関するって言うじゃないですか?だとすると世界人口が頭打ちになる未来が来るなら、全世界インデックス投資戦略も成り立たなくなるって事は無いんですかね?だからやっぱり人口ボーナスが見込める国のインデックス投資に絞るべきなのかなぁ・・とか、そういうことを考えて結局動けてないのだった。
結論、すごく基本的な事から書いてくれてるので甥っ子に読ませたいなぁ・・と思いました。
2024/09/28「バンパイアハンターD 魔王谷妖闘記」
ちょっと前に、ふと
「そう言えば中学生の時に好きで読んでたバンパイアハンターDってどうやって終わったんだろうか?」
と思ってアマゾンで検索したら・・なんとまだ継続中でしたw しかも最新刊は第55巻って!
確か「北海魔行」ってシリーズで上中下の三分冊になったところでついて行けずに(そしてTRPGのリプレイ本に心が移って)止めてしまったんだけど・・これもはや不老不死の貴族かダンピールじゃないと追い続けられないだろ!と。ひょっとするとずっと変わらないDを見続けないといけない物語中の一般人に読者を重ね合わせるためのメタ的な仕掛けかも知れんが・・
ま、そういうわけで途中をすっ飛ばして最新刊だけ読んでみました。当然ながらDの正体は謎のままで神祖にも遭遇できてない様子。しかしまさかの展開、なんと「貴族」「人間」に加えて地球侵略を企てる「外宇宙生命体」って勢力が登場していたw
開始10Pでいきなり「完全球体」を「安全球体」って記述してる漢字変換ミスの誤植をそのままにしてたり、1億2000万光年先の惑星に飛ばされたD、どうなっちゃうの!?と思ってたらシレッと普通に帰ってきたりと・・テキトー過ぎて逆に面白い。もう著者の老い先もそんなに無いだろうから、こっから先は新刊出たら読んでみるかな・・。あと、カバーイラストは久々に「良い天野」ですねぇ!
悪い天野の例
2024/09/16「ハンターハンター38」
どうも!クロロ対ヒソカ戦から全然ついていけてない田和龍虎です。
知り合いが新刊を買ってたので読ませてもらったのですが・・
旅団(クモ)の過去編いるか!?
とだけは思いましたかねぇ。一番好きなのは「ヨークシン編」なんですが、あの頃の旅団は良かった・・特にクロロがカッコいい大人でしたから。まあ、ヒソカがずっといい感じなので我慢しておこう。
余談ですけど旧版(日本アニメーション版だったかな?)のヒソカの声優さんは最高でしたね!
2024/09/21 ネタバレ追記
今朝、考察動画が流れてきたので拝見したんですが・・なるほどそう来るか~・・第四王子の能力はクラピカじゃないと対抗できないだろうから、そこに旅団を絡ませるつもりか~。個人的には悪役だったけど実は良いやつでした!ってのは嫌いなので止めて欲しいですがね。
旅団の過去編いるか!?と思ってたけど、王子との因縁を持たせるためには必要だったということか・・実は読んでるときに子どもの虐殺ってことで第四王子のことも一瞬浮かんだんだけど、王子の立場で(どんだけ距離があるか知らんけど)カキン王国とやらからワザワザ来るわけ無いだろう・・と、ただの旅団エエもん化の為に作った後づけエピソードだと思ってましたわ。あまりにも作劇の都合満々だし。まあ、最後だから特別に現場に来てたって事かねぇ。
完全にやられた~と思ったのは第四王子の「あの方」への投影で、なるほどそうなるとクロロの役割は・・って部分。うーん、これは作画も乱れるし腰痛もひどくなるし連載も遅れるわ!
けど、作者死ぬまでに完結は無理だろうなぁ
2024/09/03「ファイトクラブ(新版)(Audible)」
映画版は見たことあったけど原作を読んでなかった・・のがAudibleに来たので。ま、気楽に聞けて面白いものがあればと思って聞き始めたのだが!
いやコレ面白かったねぇ・・映画で仕掛けは知ってたけど、それでも抜群に楽しめた!サイコスリラーとかスキなんですよね!
はっきり言って映画を見て「コレでよし!」とか思ってる人は原作を読んでみないと駄目ですね。しかも、この、新版を!この新版の、あとがきがポイントで、これはファイトクラブという物語の本当のオチの役目を果たしていて・・いやいや、ここまでにしておきますけど。
映画の2倍は面白い。と、考えるとだぞ・・?映画化されてる小説を読むというちょっとミーハー的な読書もありだな。もちろん、全くまっさらな状態で出会うに超したことは無いけど。読んでから見るか、見てから読むか・・
忘れてた、Audible版だったのでそっちの感想も。いや、良かっですわ。必要最小限の感情表現でありながら、男女の演じ分けもちゃんと出来てるし、地味に電話のシーンだけ「電話ボイス」の加工がしてあるんだけどコレが良いんだな~(楽しみにしていた深夜特急は読み手が感情を入れすぎて聞いてられなくて途中でやめた)。要は、エエ塩梅でした。
2024/08/19「リング(Audible)」
Audibleに「リング」シリーズが投入されたらしいので早速!
いや〜生涯で5回目くらいとなるとさすがに・・しかも前回の読み直しからそんなに間が空いてないということもあって「モヒトツ」って感じでした(半年以内にドラマ版も観たし)。
ちょっと思ったのが
・リングは文字で読むのに適した物語かも知れない?
・今回読み上げが女性だったんだけど、もしかして男性だったらもっと良かったかも知れない?(主人公コンビが男性だし)
・ミステリーホラー(?)なんだから忘れた頃に聴いたら面白かったかも知れない
ってところかな〜
2024/07/30「リーンスタートアップ」
「脳に収まるコードの書き方」で紹介されてた本ということで予約してたら降ってきたので。
もともとプログラミングのための本ではないので直接のヒントは無いんだけど・・要するに
「とにかくやってみよう!」
ってのはイカンと。スタートアップで起業する時には小さく小さく、最低限動く仕組みを作って、テッテー的に市場テストをして作り上げていくと。人によってはそれを「とにかくやってみよう!」って言うのでは?とも思ったけど。
言いたいことは全部まえがきとか序章に書かれてあって、残りはほぼ実例・・と感じたので中盤以降はパラパラ眺める感じ。もしかしたらすごく大事なことが書かれていたかも知れないけど「テストしまくる」って理解で良いだろう。関数プログラミング的なアプローチだと関数ごとに返り値を(自然と)知りたくなるから勝手に身につくような気もするが・・一応心に留めておこう。
2024/07/27「ファミコンに育てられた男」
Youtubeのレコメンドに懐かしい顔が出てきて思わず動画を見てしまった。ゲーム芸人「フジタ」。15年以上前だと思うけどケーブルテレビのMondテレビだったかなぁ・・玉袋筋太郎がホストをやってるファミコンのタイムアタック番組があって(時期的にも相当革新的だった)、好きで見てたときによく見た芸人さんだった。
知らない間に本を出したというので図書館でリクエストしてみたところ・・そんな悲しい過去があったのか・・まあ、そうでなければあんだけファミコンソフト収集に固執したりしないか・・
気になったのは文章の上手さ。これってライターがついて口述したのをまとめたものなのか?もしも自分で書いてるとしたら決められた文字数で、きっちり面白く、ほう・・と思わせる情報も詰め込んで、ちゃんと本のテーマである「孤独」もブチ込んでいるという達者なもので感心しました。
厚みの割には文字が大きくてあっという間に読み終わってしまったけど、できることならもっとたくさんのゲームの思い出も読んでみたい・・と思いましたねぇ。
2024/07/15「暴虎の牙」
3部作の最後をAudibleで読了。いや、面白かった!話の好みで言うと1>3>2なんだけど、この暴虎の牙はAudibleでこそより楽しめると思う(ちなみに関西弁は例によって酷いんでマイナス要素ですけど)。
本作の主人公オキ(沖か?)、これが「よくある」パターンだと「あ、これで改心して終わりなのかな」って雰囲気になるシーンがあるんですが・・そこまでで結構なボリュームなので、違和感は無い。けど、それがトラップで実は・・って展開。コレがAudibleだと画面を開いて確認しない限り「いつ終わるのか分からない」ってのが効いてるんだよなぁ・・本だと残りの厚みで分かってしまうし、映画でも「尺」ってものがあるから「ま、だいたいそろそろ・・」ってのでメタ的に心の準備が出来てしまうので。それがAudibleだと時間の感覚が無くなるから「えっ、そう来るか!」って言う驚きが味わえるわけ。その点を加味すると、実は3>1>2で楽しめる。
いや、やっぱりねクズは最後までクズでいてくれ!って思うわけ。途中で改心とかされたり、実は良いやつでしたみたいなヌルい展開にされたらたまったもんじゃねーぞ、と。そういう点で言うと、主人公オキは最後まで素晴らしいクズでした。
2024/07/10「狂犬の眼」
孤狼の血の続編(レベル2じゃないよ)。
あ~・・・こういう事を言いたくないけど、やっぱり前作「孤狼の血」の方が面白かったなぁ。とにかく展開がダルい。田舎暮らしの描写は必要なんだろうけど・・シン・エヴァンゲリオンでの田植えのシーンを見てるときのような感覚で思わず再生速度を2倍にしました。
あと、読み上げは前作と同じ芸達者な人がやってるんだけど・・・関西弁ネイティブとしては、やはり違和感が凄かったかな。分からなかったけど広島弁も現地の人が聴いたら変なんでしょうね。
2024/07/09「フォン・ノイマンの哲学」
なんか参考になるかなぁ~・・と思って聞いたんだけど、(予想通り)別次元過ぎて全く参考にならず。ただ・・
「やられる前にやれ!」
ってのは参考にしないとな、と。キューバ危機、僕が以前聞いた話ではソ連はキューバにミサイル配備をしたけど、あくまで威嚇のためで和解もフルシチョフの方から歩み寄った・・・と言うものだったので「ソ連やるやん」と思ってたんだけど、この本によればミサイルだけじゃなくて占領作戦用に2万人の兵士も配備されてたって事で・・やっぱり対戦相手に対して有利な立場にいるならば容赦なく先制攻撃をすべき、と反省しました。
2024/07/08「孤狼の血」
映画が面白かったので原作も・・と。Audibleで聴くことが出来たのでラッキー。
いや、驚いた。
映画のほうが面白いんだコレが(個人の感想です)!良くも悪くも映画の方がより「男の世界」になってるという印象。問題刑事ガミさんのキャラクターは更に無茶苦茶に、けれどもより「バランサー」として市民の為に動いてるのが明確に表現されてるのが印象深いかな。ガミさんが主人公に入れ込んでいく過程も映画の方が(男目線で言うと)納得できる。原作は・・言ってはなんだけど「女が書きそうだな」という理由があったりして興ざめ。
主人公の怒りが爆発するプロセスも映画のほうがより納得できる。原作だとガミさんを男として敬慕してるって言うよりは・・何と言うか疑似家族として慕ってる感じで悲しみはあっても怒りが湧かない感じなんだよなぁ~
監察の手先という主人公設定も、原作ではバレバレなのに謎みたいにしてるところを映画では思い切って最初から視聴者に公開することで組織の暗部に主人公の葛藤、スリルなんかが出てて素晴らしい。
ただ、ガミさんが始末される流れは原作のほうが自然で良かった。焦って使った切り札が強烈過ぎて相手を追い詰めすぎてしまった・・というのはリアルな印象で良かった。
話と関係ない(こともない)けど、Audible版を聴いて感心した。標準語の地の文に広島弁のヤクザ言葉、男に女に青年から老婆まで・・一人で演じ分けながら朗読しないといかんとは・・普通の書籍だったらAI音声での読み上げでも良いけど、小説の読み上げはまだまだ有機体の読み手に値打ちありますよ~
2024/07/02 Prime readingいろいろ
まだこの手の次元上昇ネタで引っ張ってる奴がいるのか・・と読んでみる。そして全てが今まで読んだことあるワードで笑いを通り越して驚いてしまう。2038年頃になったら読者は忘れてるだろうという判断であろう・・2030年でも十分忘れてると思うけどね。ちなみに☆4.5くらい・・サクラか?
KS
内容はほぼ(超ゆるゆるな)マンガ。ま、こんなもんか・・という印象。
結局、論文とか、マンガとか、小説とか・・強烈な欲望があれば出来るようになるやろ・・と言う意味では貧乏な家の子供は違法に英語訳された日本のマンガなら無料で読めるサイトがある!とかって言う理由で英語をマスターできる時代になってますよね・・もしくはエロチャット目的でネットをうろつく金髪マニアも。そーゆー裏英語マスタリング!みたいな本なら面白いかも。
KS
バイトを1つ辞めたので補填する何かが得られるか?と思って読んでみる。が、結局WEBライターとか生成AIに席巻される業界のアイデアしか無くてガックリ。やっぱり老人ホーム宿直が最強メソッドだと再認識。
KS
2024/06/26「仮面の告白」
三島由紀夫ラスト一冊。読み始めてすぐに「あ、ゲイの話か」と。例のパイモン大好きおじさんがBLとか同性愛とか好きだからなぁ(御本人はゲイではない・・らしい)。
LGBTQが史上かつてないほど一般的に認められてると思われる2024年においても、やっぱり「イケナイ」感じがありますからねぇ(僕だけ?)・・というか、むしろ持ち上げてる連中は「イケナイ」感じを楽しんでるだけなんじゃないか?と思うけどね、放っといたれや!と。
お話の方は・・旧仮名遣いで延々と主人公の自己卑下が続く鬱展開なんだけど、これがドンドン読めてしまう。やっぱり文章が達者なんだろうなぁ・・いわゆる美文って言うんですか?表現も多彩で格調高く下品な話を書くという・・やりますねぇ!
2024/06/21「三島由紀夫 レター教室」
三島由紀夫読書第二弾。登場人物の手紙のみで織りなされる物語・・・ちょっと構造は凝ってるけど、(今となっては)別に珍しい発想でも無いし、そんな感心するようなものでも無かったなぁ・・。
それよりは最後の著者から読者への手紙ってので、まさしく「教室」的な手紙のコツが書かれていて
「読み手はあなた(他人)に徹底的に関心など持ってないこと」
を肝に銘じて書きなされ・・と言ったアドバイス。なるほど、動画制作者「パイモン大好きおじさん」が言いたかったのはこれかな?
次は「仮面の告白」を読んでみて、それで三島由紀夫シリーズは終わりだな
2024/06/19「夏子の冒険」
楽しみにしているYoutuber(と言うかニコニコ投稿者?)である「パイモン大好きおじさん」がライブ放送で激賞していた三島由紀夫の「夏子の冒険」を早速読んでみた。三島由紀夫の文章って生まれて初めて読みました・・
が・・
ホゲーっ!面白い!!もっと思想的な作品を書いてる人かと思ったけどエンタメも全然イケるやん(←失礼)。
夏子の性格はもちろん良いんだけど、とにかく3バカが(細かくは触れませんが)最高。夏子と復讐者のペアがシリアス気味に展開するシーンの担当なのと対照的に3バカのシーンはとことん笑わせてくれる構成になってるのがスゴかった・・
なんというか、子供の頃に見た娯楽映画のワクワク感が本から立ち上ってくるようで実に興奮しました。
まあ、ちょっとしんどかったのは文章が旧仮名遣いで書かれてる事かな。得体の知れない漢字も手伝って難読でした。これはオーディブルとかラジオドラマとかで聴ければなお良いかも知れないなぁ。ラストも「さすが夏子!」って感じで納得の展開、そうなるよね!
次は同じくパイモン大好きおじさんのおすすめ三島由紀夫作品「レター教室」がすでに手元にあるので・・楽しみすぎる!
以上の文章をClaude先生に旧仮名遣いで三島由紀夫風にリライトしてもらいました
吾れはYoutuber(ニコニコ動画投稿者とも申すべきか)『パイモン大好きおじ』と號する者の放送を、心待ちにせり。其の老體、近來のライブ放送にて、三島由紀夫君の『夏子の冒険』を大賛揚せしを承り、早速之を繙きしに、三島文學に接するは生れて始めてのこと、然れども・・
ホゴホゴっ!何と面白からずや。思ふに三島は思想的なる作家と覺しき者なりしに、エンタテインメントの作にも、矍鑠たる才能を傾けしは、眞に駭くべきかな(失禮を賜りまする)。
夏子が優れたる性質を持するは勿論のこと、しかれども實を云へば、三人の馬鹿者(細にはこれを述ぶまじ)が最も秀でたりと、吾には思料す。夏子と復讐者との組合せの場は、殺伐の稜々を凝らししかば、對して三馬鹿のシーンは、笑ひを喚起し尽すの構成たり、何と云ふ才人ならん・・
いかなれば能く、子供の頃に見し娯樂映畫のワクワク感が、まるで本から躍り起るが如き興奮を覺え奉れり。
されど、旧仮名遣にて書かれしが故に、難行に逐へり。分り難き漢字の點も亦、幾分の煩はしさを誘ひしが、オーディオブックの如き朗読體ならずば、よりよきものとなりしかとは覺しき。結末に至りては「さすが夏子!」と、感嘆すべき有樣にて、事の趣を納得せり、全くそのまゝならん。 次は同じく『パイモン大好きおじ』に勸められし、三島作『レター教室』読まんとする好機、既に手に在ることにて、今は樂しみに躍るのみ!
いや、ここまで文語調では無かったですけどねw
2024/06/14「原発をつくった私が、原発に反対する理由」
これも良かった・・途中の自分語りが無かったらもっと良かったのだが。
建造中の内部事情を知らなかったら出来ないツッコミの数々、結果としての事故とかを知ってるだけでは味わえない驚きと恐怖が書かれてます。人生を悟りきった人にとってはホラーとして、子供がいたりしてまだ何とかしないと・・と思ってる人には「原発推進派」に対する武器として役に立ちそう。
自分語りの部分さえなけりゃな~・・飛ばせば良いだけですけど
2024/06/13「死の淵を見た男」
Kindle Unlimitedで提供されまくっているので、またもや原発本。
で、これが良かった・・事故の時系列に沿って、吉田所長を中心に命がけで対応した一般には名を知られてない人たちのインタビューなんかを織り交ぜて・・言い方悪いけど「物語としてすごく出来が良い」。読ませるねぇ・・(実際はKindleFireの読み上げで聴いてるわけですが)。
今や直接事故の事を知らない世代が生まれてきてるわけだけど、どれか一冊紹介して読んで欲しい・・と言う時にはこれを紹介するかな~。
2024/06/10「眠れない話」
予約しておいた広瀬隆の原発本が届いたので一気読み。これでもか!ってくらいに新聞記事やらの資料で「原発は危険だ!」と教えてくれるが・・今となってはもう明らかになったからな・・「結局どうにもならない」って事が。電力会社もマスコミも政府も誰も(僕も)本気で何とかしようとは思ってないんだよなぁ・・「爆発したらその時の事」。人間「めんどくさい」には勝てないってワケか。
シックスサマナではアジアに逃げるってのをやってるけど、インドネシアでは火山噴火の危険があるし、原発も建つだろうし、治安のほうが怖いってのもあるし・・と、言い訳はいくらでも出来ますからなぁ。
結論、出来る対策は・・・
「愛するものを作らない」
ってことになりますかね。家族も何も無かったら気楽よ気楽。案外、日本の少子化の原因はこういうところにあるのでは?
そうそう、今回の読書で「えっ!」と驚いたのは原発の暴走について。僕も「まあ、緊急時にはスクラム(制御棒の緊急挿入)が出来ればなんとかなるんじゃないの?」と思ってたのですが、スクラムが効くのは暴走開始前の話(地震で揺れを感知した段階でのスクラムとか)。一旦暴走状態になってしまったら出力は2秒で8300倍とかになるそうで(チェルノブイリは4秒で爆発)・・これって直下型大地震とは相性が最悪だよなぁ・・
叶うならば・・もしもの時には即死できますように!
2024/06/06「FX系いろいろ」
Kindle UnlimitedでFX系の本をザーッとつまみ読み。あくまで個人の感想です
これが唯一良かった。いわゆるライントレードって奴で、資金管理とかエントリーと同時に損切り注文、うざくない程度の体験談、トレードの記録とか検証とか・・こんだけちゃんと出来たら勝てるだろうなぁ・・
基本的に僕は現在、超余裕倍率でのスワッププラス方向で出来る限り下方でエントリー放置戦略を使ってて、大きく相場が下がるようだったらETFでのインデックス投資をやることに決めてるけど、もしも裁量やるんだったらこの本の方法でやるだろうなぁ・・と。
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