星田オステオパシー

生命力のカギ

えらく大層なタイトルで恐縮です。

先日、施術中に雑談をしていて、なるほどなーと思ったことがあったので自分用にメモをと思いまして。

生命力を発揮するのにはいくつかカギがあると思うんですけど、そのうちの一つは間違いなく

「頼られること、アテにされること」

ですなーという話。なんでお母さんが強いと言われるのか?恐らく絶対的に弱い赤ちゃんに頼られる(赤ちゃんの意思も、オカン側の思いこみもあると思います)と言う事によって

つまり、必要とされることによって

パワーがわき起こってくるんだろうなぁ~と。よく、鬱病の人にはボランティアをさせろとか言いますけど、やっぱり人間、誰からも必要とされないと感じると自滅するようにプログラムされてるのかも知れませんね・・・

僕も仕事が入ってない日が続くと、一気にテンション下がってしまいますから・・・ですから、最近の雇用が失われてる状態ってのは本当に経済的な理由を抜きにしても、人の活力を奪ってるんだろうなぁ・・・と思います。

実際に、ある依頼者のお母さんが謎の病気で、歩くのも困難で要するに何も出来ないけど医学的には別に何も問題がない・・と言う状態なんですけど、聞けばお孫さんの世話を任されることもなく、娘たちは独立していて世話をする必要もなく、専業主婦だったので仕事は別にないし・・と言うのが理由じゃないかと。

なるほど・・・けど、怖いのは一度そういう状態になると誰も頼りにしてくれる人もいなくなるわけで・・・負のスパイラルですね、まさに。

そう考えると、人にはどんどん仕事を与えないといけないってことですね・・・頼ることが救うことになるという。うーむ、興味深い。

良い方向に解釈すると、人間は誰かに貢献するために生きている!

と言うことの証明。

悪く考えると、人間は泳いでないと呼吸できない回遊魚みたいに、一生自分のエネルギー源である存在意義を発掘し続けないと生きていけない奴隷・・・と言うことも言えるでしょうか。

ところで僕は人にお願いするのがドヘタなんですが・・・お願い上手の人はそれだけで生きてる値打ちあるって事から考えると、ちょっとどうにかしないといけない時期に来てるかもしれませんね。
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