暗中模索/放浪記

タダ飯を食べたい輩


かつて私にも少しばかり金回りのいい時期があった。
独身で喫茶店経営のママが、私の奢りで食事したいらしい。

将来結婚、深い関係を予想しない相手は誘わない。
「ケチ」と言われたが気にしない。
タダ飯を食いたいだけか?

社会に出て最初の勤務先はカーディーラーだった。
父親と町長が保証人になってくれた。

2人とも明治の人間である。
父親が言った。
「町長は細かいぞ」
倹約家なんだろう。無駄は省く。
立派な屋敷に伺ったことがあった。
資産家は倹約家。ケチとは違う倹約。

赤の他人に気前よくタダ飯食わす義理はない。 
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