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動かない稽古

2020-01-19 15:33:31 | 日記
不動立ち(ふどうだち)

正座

黙想

武道空手の稽古中、随所で出る名称、行動です。

この3つは、行動と言いましても、動くのではなく、動かないようにするものばかりです。


不動立ち・・・文字通り動かない立ち方であり、稽古中止まっているときの立ち方です。


正座・・・正しく座ると書いて正座。日本独特の座り方で...正しい姿勢がとりやすい座り方です。


黙想・・・座って目を瞑って...自分の外ではなく内側に意識を向けます。


全て動かない稽古です。動かないようにして、動かない身体を創り鍛えます。


ちゃんと止まっていられるのも、現代においては能力と言える状況ではないかと...

ついゴソゴソしてしまう、止まっていられない、落ち着きがない、集中していられない...

そういうことが苦手、という傾向...。

ちゃんと止まって、話している人の方に集中して話を聞くとか...

基本的なことですが、なかなか難しい...という現代において、

改めて、そういうことをやれるように技として鍛えるのも重要と捉えます。


そして、そういう動かない身体、姿勢をキープ出来る身体は、

良い動きにも、威力を生むにも、威力を伝えるにも大変重要です。


”我慢”とも言えます。我慢...これも苦手な風潮ではないかと...


とにかく、動かないように我慢をして、姿勢を維持できる心身を鍛える...

お坊さんの座禅も...まずは、その姿勢を決められた時間内、ずっととり続けられるように...

そこからが始まりだと言いますし...

動かない稽古は大変重要です。


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