日々思うこと

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伊勢湾台風

2024-10-15 11:14:00 | 日記
近年、いろんな災害が起きているが、風水害のニュースを見ると伊勢湾台風のことを思い出す。今から半世紀以上前の昭和30年代(1950年代)なかごろ、東海地方を襲った超ド級の台風だ。ちょうど小学生(3年生くらいだったと思う)のことだが、あの恐怖はおそらく生涯忘れないだろう。何と言うか「このままでは死ぬかもしれない」という実感は恐ろしいなどというレベルではない。台風が来たのは9月26日で土曜日だったと思う。当時は土曜日も午前中は学校の授業があったので登校していた。先生から「すごい台風が近づいたので十分注意して下校しよう」などという話を聞いた。風雨が強まったのは夕刻からで一番強かったのは夜半だったように思う。風も雨もものすごいもので、風が強くなるごとに家がギシギシときしむ。床下に風が入るのか床がフワ―と持ち上がる。雨戸は閉めて裏打ちまでしていたが、壊れて家の中に風が入るのでは、などと思ってしまう。家が倒壊する危機のようなものを感じるとともに、今家が倒壊したら死ぬんだろう、などということは小学生でも想像できた。70年以上生きてきたが、この時は「死の恐怖」というのだろう。幸いにも家の前に林があって風が他より少し弱かったでは何とか持ちこたえた。周辺の家は倒壊したり土砂崩れが入ったりしたところもあった。ただ近隣で犠牲者が出なかったことは有難いことだった。
翌朝には台風は過ぎ去ったが、外へ出てみて周りの景色が変わっていた。家屋や田畑や山林などが風雨の被害で変わってしまった。あまりのすざましさに仰天した。もちろんインフラ類は壊滅的で、電気は1週間くらい停電した。電話(我が家には無かったが)は数日くらいで繫がったらしい。ただ普段不便なところは緊急事態には強いようだ。水はもともと井戸水でガスもプロパンだったので、煮炊きや風呂などに困ることはなかった。コメや野菜も農家なのでストックがあって困らなかった。停電が復旧するまでは日暮れまでに食事や風呂などいろいろと済ませて夜になったら寝るような原始時代みたいな生活だった。
最近、世界的にもひどい風水害のニュースがあるが、もうこういう経験はしたくないな。

自治会の環境整備作業で疲れた

2024-10-15 10:33:19 | 日記
3連休の中日に自治会主催の環境整備作業があった。朝8時に集合しての作業だ。大体のところ毎回とも道路の清掃・路肩の草刈り・路肩の落ち葉の除去などが主な作業だ。通常なら午前中で終わる。ところが今回はとんでもない作業が待っていた。近年こちらの集落では獣害(主にニホンシカとイノシシ)に悩まされている。集落の周りには取り囲むように電気牧柵が敷かれていて、おかげでイノシシの被害は減ってきたが代わりにニホンシカにやられてしまう。電気牧柵が高さ50cmくらいなのでシカは簡単に通ってしまう。そのため個人で樹脂製の防護ネットなどを張ったりしていたが、これも食い破られてしまうことがある。そこで市の補助を受けてスチールメッシュの柵を設置することになった。田畑のブロック単位に囲うわけだが、その準備作業だ。古い樹脂製ネットを取り外してスチールメッシュの柵を設置するところの除草だ。まあ草だけならそれほど大変でもないが、低木などもはえている。草刈機もナイロンコードではできないのでチップソーの下刈り用を取り付けての作業だ。これが結構な力仕事のうえ切り払った低木は放置できないので軽トラに載せて捨てに行かねばならない。結局のところ夕方までかかってしまった。半日のはずが1日仕事になった。とても疲れた。一緒に作業していた連中も若くない。70歳台くらいばかりだ。「ここでメッシュを設置してもいつまで面倒を見られるかな?」なんて小言を言いながらの作業だった。