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南仙台の父・hrperficioの占いと運気のブログ

占いとバーナム効果

こんにちは、hrperficioです。
世の中は増々混沌とした状況を迎えています。
先が見通せないからこそ占いが活況となることもありますが、どうしても胡散臭さがあって
良くないイメージが一方であることも事実です。
俗に言うバーナム効果ですが、心理学と実際に占いの両方をやっている身から考えた占いと
は何か、バーナム効果の解釈として本当に正しいところはどこなのかを今回は書きます。

まず、心理学の面からですが、バーナム効果とは抽象化した表現によって、一般的な印象で
自身にも当てはまると思う・思わせる効果をいいます。
特に当てはまるのが、星座や星回りのようなかなり広い範囲で占う占いなどが当てはまりま
す。
例えば、1995年生まれとか、牡羊座の生まれとか、こういった広い定義で占うことが当て
はまると思います。広いために当てはまる内容も見つけやすいのですが、一方で広いがため
に雑味のある内容にもなります。
よく、雑誌やテレビやネットで無料の占いとして提供されているものが多いと思います。
ただ、背景にはそれなりの根拠もあるのですが、絞り込みがない分当てはまり方が雑になり
ます。牡牛座のラッキーカラーは赤ですと言われて、赤いカーディガンを着て行ったのに仕
事でミスしてしまった、などがそうだと思います。でも、別の味方をすれば赤いカーディガ
ンだったから怒られただけで済んだと考えれば、なるほどと感じてしまう。
これがバーナム効果です。
これは占う側というよりも占われる側の思い込みや解釈によって生じる心理効果です。
出かける前に今日は運勢がいいか・悪いかによって行動を自分なりにコントロールする意識
ともいえます。
考え方を変えれば、こういった自分の行動を律する意識が働くことによって、自分の潜在的
な部分を制御していると考えることもできます。
バーナム効果自体がそんなに悪いことではないと解釈されるのは、こういった一面も人の行
動心理で良い結果を生み出すこともあるからだと思います。

さて、今度は占う側からの見方ですが、本来は人や事象に深くメスを入れて、深層的な意識
も引き出して占う必要があります。
私もそうですが、1つの占い手法だけで全てを語ろうとする占い師は多分いません。
大方の占い師は基本となるベースと、それを補完するために使うものをいくつか持って対応
することが多いと思います。人によって、占う対象によって取捨選択することもあります。
そのため、できるだけ正しいと思われる結果を引き出すために、占い対象にアプローチする
動きを占い師はとっています。
つまり、できるだけバーナム効果から離れることを占う上で意識しています。
また、大抵の占い師は直感や霊感といった俗に言う第六感のようなものも使っています。
こういった説明をする占い師の方々は多く、私もそういった感覚は大事にしています。
従って、占い師はできるだけバーナム効果から離れることを意図し、占われる側はバーナム
効果によって結果を受け入れる部分があるという不思議な関係に置かれます。

よく、占った結果に対して、自分はおとめ座だからとか、二黒土星の星回りだとか、丑年
生まれだからといったことで解釈を受け入れる方も多いです。
逆に受け入れ難いといったことも生じます。
人は都合の良いことに力点が置かれ、都合の良い解釈で現象を処理しようとします。
よく、私も自分がそうだなと感じたことだけ信じてもいいですよ、と言っているのも実際に
人の心理がこういった意識の上で成立しているからだと思います。
本当はもっと深層のところに面白い意識が存在しているのに、表面的な部分がたまたま自分
がモデル意識として持つバーナム効果と一致するところだけ納得する、といったことも人が
都合の良い解釈で意識を保とうとしているからだと思います。

そういったところが相矛盾するにも関わらず占いに関心を示す人は多いです。
男性でも、今日は5月生まれはギャンブル運が最高と聞けば、何となく宝クジでも買ってみ
ようかなと考えてしまう方も多いと思います。
また、たまたま当たれば5月生まれだから当たったと都合良く解釈すると思います。

占う側からすると色々と苦労した割に占われる側の反応でちょっとがっかりしてしまうこと
もあります。まあ、仕事としてやっているので、お客さん側の反応はどうこう言える立場で
はないので致し方ないのですが。
占う側も色々と苦労をしてやってはいますが、心理的な人の動きにはどうしても勝てないと
いうのが結論かもしれません。
ある意味、バーナム効果あって占いは成立しているのも事実です。
何とか、バーナム効果を乗り越えられる占い師に成長したいと考えています。
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