こんにちは南仙台の父（hrperficio）です。
今回は自動車など様々な産業界で需要が高まり、確保が至上命題となって
いるレアメタルを取り上げました。
その中でも中国は自国内でも産出できますが、需要が増加して自国内だけ
では難しく、アフリカや南米、更には中央アジアなどで経済覇権を強めて
レアメタルの確保に動いています。
日本でもレアメタルの確保は重要な課題となっており、領海・経済水域内
でのレアメタルの調査としています。
中国が日本の領海・経済水域内での調査を行っているのも度々報道に取り
上げられています。
そんな中で、中国は人民元決済や対外援助・資金投下によってレアメタル
を押える動きが顕著になっています。
一方で経済的な歪も生じており、港湾などの長期租借権に近い自国優先の
姿勢もあって、国際的な批判も受けているのも明らかになっています。
さて、そんな中国の動きは世界の市場や経済にも大きな影響を与えますが
、今後はどうなっていくのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、塔のカードの逆位置が出ています。
塔のカードの逆位置は緊迫やアクシデント、誤解や不幸、無念や屈辱、天
変地異や限界といった意味があります。
塔のカードは正逆とも悪いカードですので、これは全世界にとって良くな
い結果を与えることを意味します。
まず中国にとっては経済的な圧迫を与えることで自国優先の経済政策を取
ることによって、自国の信用信頼は得られなくなります。
また、こうした動きは中国は極端に動く習性があり、そのために反中的な
動きもその分大きく還ってきます。
中国にとっては重要なレアメタルですが、やり過ぎることは却って中国の
ためにはならず、大きな痛手となってしまうことを表しています。
また、中国の相手となるレアメタル産出国も結果的には一部の権益層だけ
が甘い汁を吸うことになり、結果としては政治的な安定から遠くなるだけ
ではなく、不安定な状況を更に生み出すことになります。
世界的にも市場価格の高騰や品薄感は大きな経済リスクとなります。
そういう意味では中国がどこまで自制できるかによって、大きくこの問題
が変わってくることを示しています。
次に環境条件ですが、節制のカードの正位置が出ています。
節制のカードの正位置は調和や自制、節度や献身、調整や中庸、管理や家
族といった意味があります。
中国にとっては死活問題となるレアメタルですが、中国は覇権的な言動を
慎み、国際的なバランスと協調を重視しない限り、中国の将来は危うくな
ることを示しています。
結果のところでも中国の自制がカギと書いたのはこうしたことから導き出
されています。
中国は対米強硬路線、対米協力路線を更に強化して、ロシアなどとの協力
態勢を構築しようとしています。
中国にとってはこの考え方は非常に危険であり、国を滅ぼしかねない方向
に向かうことを共産党・指導層もまったく理解していません。
中国にとっては米国が敵と認識していますが、最終的には別の強大な敵が
目の前に立ちはだかるだけでなく、足下から今まで抑圧してきたものから
の反抗を受けて大きく後退せざるを得なくなります。
中国が国際ルールを守り、民生を中心とした経済体制を強化するなら、こ
うした問題は発生しません。
しかし、中国は世界を支配する大国としての中国を目指し、軍事強化を図
るためにすべての経済リソースを活用しようとしています。
残念ながらこうした姿勢はかつての米国・ロシアと同じ、それ以上の抵抗
を生むことになっていきます。
既に、経済強化を目指す勢力を排し、権威化を強化する勢力で集中体制を
敷いているため、よほどのことがない限りは後戻りすることはできず、ロ
シアと同様に突っ走るしかない状況に追い込まれることになります。
中国が今から政策転換を図り、国際秩序を優先した考え方になれば別です
が、すでに時遅しの状態まで進んでいます。
残念ながら中国が自らが悪い方向に向かって進む、そんなところにいつ気
づくことができるかに絞られているように感じます。
