今回は今年の秋に予定されている、米国の中間選挙で与党・民主党が勝利で
きるかを占ってみました。
国際情勢が緊迫化し、新型コロナウイルスも未だ終息しない中で、米国を取
り巻く状況も悪化しています。
そんな中で今年の秋には中間選挙を迎え、大統領選以降で初めての国民の審
判を受けるバイデン政権ですが、与党・民主党が勝利できるかどうかはその
後の大統領選を占う意味で重要です。
民主党は中間選挙で勝利することはできるのでしょうか。
写真は占いの結果となります。
左側が結果、右側が対応策となります。
まず結果ですが、節制のカードの正位置です。
節制のカードの正位置は、調和や自制、節度や献身、調整や中庸、管理や健
康、家族といった意味があります。
色々な意味で捉えられるカードですが、バイデン政権にとって重要なのは選
挙の勝利です。
このカードの意味合いからすれば苦戦し、何とか勝った形にできるといった
勝利になるのではないでしょうか。
与野党が拮抗する議会体制となり、より一層の議会対策が重要となります。
国際情勢の危機が大きくなる中で、バイデン大統領はどちらかというと自制
的な対応に終始しています。
威勢のよい行動は控えて持久戦に持ち込んでいるようにも見えます。
国内外でこの姿勢を批判する勢力は今後も増えていくと思いますが、実態を
よく知る人たちは自制的な行動を続けることを選択します。そのため、米国
国内の事情は悪化もせず好転もしないため、過激な意見を主張する人を除け
ば中庸な思考で進みます。
これは現状維持を望む絶対的な多数がそれ以上の悪化を望まない世論として
大きく作用していくことを暗示しています。
しかし、バイデン政権安泰ということではないでしょう。
次に対応策ですが、力のカードの逆位置です。
力のカードの逆位置は、甘えや無気力、人任せや優柔不断、権勢をふるう、
身勝手や黒幕といった意味があります。
中庸な自制的行動よりも一歩下がった対応は間違った方向に向かいます。
また、威勢のよい言動はより大きくポピュリズムを高めてしまい、米国に
とっても世界にとっても不幸な結果を迎えます。
あくまでも今の自制的な行動を行って、慎重に言動を行っていくことが選
挙戦の勝利に繋がります。
バイデン政権にとってはむしろ辛勝の方が都合が良いでしょう。
ここで不安要素となるのが、「黒幕」といった意味です。
民主党内の分裂は当然避ける必要があり、党内の団結は常に意識すべきこ
とになります。
その一方で共和党側の動きも注目されます。
既にトランプ氏が動き始めています。
実績から考えれば彼がポピュリズムを高めることは間違いなく、米国優先
の考え方は今の社会情勢では相容れないものです。
一部で陰謀論が拡大したり、トランプ氏ならこのようなことにならなかっ
たという論調も目立ってきました。
新型コロナウイルスを米国でも屈指の悲劇としたのは誰なのか、その結果
がバイデン大統領誕生にきっかけとなったことは記憶に新しいはずです。
そんな中で空気が読めない大統領が再び登場することは大きなリスクとな
り、国際的な危機を増長することになります。
今後はロシアだけでなく、国際的なリスク要素が更に増加していく可能性
もあるので、中庸な自制的な行動は本当に大事なポイントとなります。
これをバイデン政権がしっかり対策して、中期的な成功を得られるかどう
かがキーとなります。
そのためにも、今ある課題をしっかりと逃げずに対処し、バランスを崩さ
ないような政策を履行していくことが民主党勝利の条件となります。
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