こんにちは南仙台の父（hrperficio）です。
少子高齢化が進む中で、特に北海道・東北・九州・四国などで過疎化が進
み、十分な税収が得られない中で住民サービスの低下も目立つようになっ
てきました。
最近は災害対応などでも従来のような細かい対応も難しくなっており、地
方自治体の広域行政化・市町村合併についての議論も出始めています。
かつては存在できた小さな行政組織が企業の撤退や業績低迷などによって
法人税も見込めなくなり始めています。
そんな中で一部からは広域化による資金捻出の声も上がっています。
すでに広域化された地域もありますが、それでも過疎化の速度が更に増す
中で、より広域の行政組織によって改善する動きは実現されるのでしょう
か。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、審判のカードの逆位置が出ています。
審判のカードの逆位置は悔恨や行き詰まり、悪い報いや再起不能、挫折や
過去の栄光といった意味があります。
行政の広域化自体は今までのやり方踏襲であればうまくはいきません。
また、一方で何も手を付けずに放置することで、更に行政の対応力は弱く
なり、国からの交付金頼りにならざるを得ません。
税制そのものの在り方や広域行政も含めた行政の在り方、更には全国一律
での住民サービスが本当に良いのか、そういった様々な課題に対しての対
応が求められる中で、そうした視点のない対応策は何をやっても意味がな
いことをカードが示しています。
また、放置すれば同様に更に状況が悪化することを示しているので、何ら
かの対応が必要であり、今までの考え方とは違った新たな施策が必要とさ
れることも意味しています。
現時点では小手先の方法や従来の考え方に縛られた状況での改善はまった
く望めず、前例踏襲や過去の歴史などに囚われた考え方を一新しない限り
何も変わらないことを暗示しています。
次に環境条件ですが、世界のカードの正位置が出ています。
世界のカードの正位置は成就や完成、完全や全体、完璧や理想といった意
味があり、あるべき姿をしっかりと描いた形でなければ解決できないこと
を意味しています。
日本ではどうしても選挙や権益に絡んだ施策が取られやすい環境があり、
こうした環境を排除しない限り難しいことも意味します。
特に政治的なところは選挙区の区割りや議員定数だったり、こうしたくだ
らない部分が大きく影響しています。
これは与野党関わらず同様な状況で、無意味な平等主義などもあって、革
新には大きな障害となっていきます。
立法が法的な根拠を建てない限り先には進めませんが、こうした利権絡み
の体質から抜け出すことが成功の一歩となることを意味します。
かなり高いハードルでもあるので、相当な紆余曲折が予想されますが、そ
こまで日本全体で追い込まれない限り変えることは難しいということです。
世界のカードが示すように完全・完成した姿を目指さない限りは抜本的に
動かすことは難しく、いずれは東京や大阪などの大都市でも過疎化の動き
が出てくるようになります。
まだ現時点では田舎の話と捉えている方々も多いと思いますが、都会の過
疎も進み始めています。
人手不足で東京でもバスが間引き・削減されたり、物流が決定的に不足し
て小売りや飲食などへの影響も大きくなっていきます。
日本全体として過疎化の取りくみが必要となる中で、本当に追い込まれる
前に手を打てるかが問われているようです。
