こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は色々な問題が指摘され、クリアすべき課題に囲まれているマイナンバ
ーカードについて改めて取り上げてみました。
システムの問題だけでなく、作業上の問題や制度そのものの不備など、様々
な問題がある中で、今のところは予定通り進めています。
さて、問題がある中で各種データとの紐付けによって期待される役割もある
マイナンバーカードですが、システムや制度の見直しといった方向に追い込
まれる可能性はあるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、節制のカードの逆位置が出ています。
節制のカードの逆位置は浪費や消耗、流出や無神経、思慮不足といった意味
があります。
システムの大きさや状態を考えると抜本的な変更や見直しをかけるには時間
やお金がかかり過ぎることもあり、大きく見直すことは難しい状況です。
また、従来のような役所の管理体制維持も難しいため、今のシステム・制度
を騙し騙し使わざるを得ず、結果として事故や障害が更に増えていくことに
なりそうです。
また、人の手に頼る部分があまりにも大きいこと、自治体に作業が丸投げさ
れている中で自治体側の体制にも不備があること、こうした人に頼る点が更
に事故や障害を増やす元となり、システム・制度への不信感は更に大きくな
るでしょう。
ただ、事情もあって後戻りできない形にもなっており、できるところは手を
打ちながら使い続けざるを得ないことを暗示しています。
廃止論を唱える人たちも多いでしょうが、残念ながら日本にはやり直しも従
来の行政サービスに戻せるだけの力は残っていません。
次に環境条件ですが、悪魔のカードの正位置が出ています。
悪魔のカードの正位置は裏切りや堕落、束縛や悪循環、憎悪や怨み、破滅や
不健全といった意味があります。
政治的な意図が絡む問題でもあるため、大衆迎合的な意見や大局的でない考
え方での判断は危険であることを意味します。
また、元々のシステム設計や基本概念の誤りも大きく、こうした初期開発段
階の変更は今となっては難しく、新たに作り直すだけの時間と予算はなく、
仮に進められたとしても行政の現場は対応できないでしょう。
元々の基本的な考え方が間違っており、これを強行したことは後年の反省に
しかできません。
また、人的なミスによる問題での大きな事故の懸念もあるため、システムの
総点検なども必要となり、そこで新たな問題点が発見されるという悪循環も
待っています。
既に後戻りできないという状況を考えれば、今後できることは直せる部分は
直しながら、制度としても修正は行う程度しかありません。
また、今回の問題は今後の制度変更やIT化に向けた反省点となります。
同じようなミスを起こさないための反省を客観的に行うことが大事になるで
しょう。
犯人捜しや責任の押し付け合い、建設的でない意味のない反対論を続ける限
りは今後も同じ誤りを繰り返すだけになるでしょう。