こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は新聞など大手メディアの経営再編の可能性について取り上げました。
インターネットの普及はメディアの在り方も大きく変えました。
最近はSNSによって爆発的に従来の情報ユーザー側からの発信が増加し、そ
のリアルタイムさ故にメディアの方が出遅れることも目立ちます。
また、少子高齢化によって新聞や雑誌のような紙媒体だけでなく、テレビや
ラジオなどもその存在価値が薄くなっています。
特に新聞は発行部数の低下が目立ち、地方紙では経営的に厳しい新聞社もあ
ります。
テレビなども思ったような広告収益が得られず苦戦し、地方局の存在に警鐘
を鳴らず声もあります。
さて、大手メディアの経営再編という事態は起こるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、戦車のカードの逆位置が出ています。
戦車のカードの逆位置は暴走や自分勝手、失敗や傍若無人、焦りや挫折、狭
い視野や停滞といった意味があります。
今後もメディアを取り巻く環境は更に厳しくなっていきます。
特に最近は報道の自由をはき違えた考え方や権力や有力者や特定団体への忖
度など、メディアとして都合の悪い実態も表に出て来ました。
また、インターネット時代に対する取り組みの失敗や自身の形を変えて生き
残る戦略面の弱さなどもあって、再編というよりも力を失っていく方向に進
むようです。
生き残り戦略の一つとして統合や再編、更に買収といったものもあります。
しかし、メディアの特徴として政治的な関係性だったり、メディアをクロス
した資本関係、更には地方企業グループとの関係といった難しい面も持ち合
わせています。
そのため、銀行や商社やメーカーのような再編は難しいと思われます。
すでに毎日新聞は三大紙といわれた時代から遠く、今は産経や中日グループ
よりも弱体化しています。
誰もてを出しにくい点や様々な法規制の縛り、更には今後のメディア離れの
傾向などもあって、再編よりも消滅のような方向となりそうです。
次に環境条件ですが、審判のカードの逆位置が出ています。
審判のカードの逆位置は行き詰まりや悔恨、悪い報いや再起不能、挫折や過
去の栄光といった意味があります。
ここまで難しい結果となったことは政治も含めて関係する人たちすべての責
任にあるといって良いでしょう。
政治的な判断や経済や地域の都合で仮に再建策を練っても、結果的に改善や
発展は望めません。
唯一メディアが思考でき、他の個人も含めた発信者と比べて改善可能なのは
情報発信の正当性と正確さでしょう。
今のメディアは残念ながらこうした点で大きく問題があり、政治的にも思考
的にも偏向した内容が溢れています。
メディアが中立でなければならない必要性はありませんが、時代も考えると
取材ソースに対する尊重や人権などを配慮した情報発信は特に心がけなけれ
ばなりません。
こうした点をメディア自体がしっかりと認識できるかがカギとなります。
最終的には欧米のような、政治的に左右の二つの基本方針に分かれるメディ
ア体系に収斂されるかもしれません。
これは赤旗や聖教新聞なども例外ではありません。
必要とされるメディア、信頼されるメディア、情報の正しさを確認するため
の存在としてメディアが生き残れるかが課題となるでしょう。