藤末雅彦の美味しんぼブログ

美味しいお店を紹介していきます。

銀座で肉を食べたくなったら「IBAIA」

2019-09-29 00:00:00 | 日記
こんにちは。藤末雅彦です。


銀座で肉を食べたくなった時に、お薦めのお店です。
牛・豚・羊・鴨といった肉料理を堪能したい方は、必ず満足できるお店です。

「IBAIA」(東京都中央区銀座3-12-5)

シンプルな店構えで、ガラスに書かれたIBAIAの文字が目立ちます。
以前一度来た時に食べた、特注の仔豚まるごとが、とてもインパクトがあり、美味しかったことを思い出しました。

この日も、羊の大きな肉を食べつくすために、仲間を連れて訪問しました。
このお店は、オーナー家族が栽培した自家菜園から直送の野菜を使用している為、野菜もとても美味しいです。

お通しは、豆スパイシーコロッケ。そして芽トマトサラダ、グリーンサラダ。
ラム唐揚げは、クリスピーな衣でジューシーな羊肉で、スパイスのソースをつけて食べるのですが、羊らしい風味とよく合います。
岩中豚のバスク風ローストは、脂身が美味しいのですが、肉と赤身のバランスがちょうど良い感じがしました。

そしてメインの羊4キロ、あばら10000円と、もも肉26000円で、こちらは事前予約が必要です。
羊は、最初はあばら肉の小さな部分を串刺ししたものと、あばら丸ごとのダイナミックな見せ肉の後に切り分けてくれます。
串肉は羊肉の旨味が凝縮したよく焼きです。
一方のあばらは断面が美しいピンク色で素晴らしいレアの焼き上がり、肉質も柔らかく脂身も一緒に味わえます。

続いての見せ肉はすごい多きさのもも肉です。太さは女性の太ももくらいあります。
こちらはスライス、骨のあたりの肉など3段階に分けて提供されます。
最初のスライスはまるでとても美しく、脂身もしっかり蓄え、しっとりと美しいレアな断面に思わずため息が出てしまいます。

ワインも一緒に頼んだので、食事もワインもどんどん進みました。予算は1人10000円程度です。

京都の老舗割烹でフグを堪能「むつの家」

2019-09-28 00:00:00 | 日記
こんにちは。藤末雅彦です。


明治30年創業の京都の老舗割烹、このお店のフグがお薦めと聞き、ちょっと背伸びをして行ってみることにしました。
店づくりは綺麗な佇まいで、横にぶら下がった長い提灯が印象的な入口です。

「むつの家」(京都府京都市下京区木屋町通仏光寺上ル天王町146)

店内は、改装したばかりなのか、京都の老舗といった雰囲気ではありませんでした。
席につき、フグのフルコース16000円を注文しました。

最初に運ばれてきた、てっさは、透明なくらいに薄く均一に切った身をポン酢で食べます。
その甘みとほどよいもっちり感が、口当たりが良いです。

白子は、かなりねっとりとしていましたが、食感は意外としっかりしていました。

天ぷらは、骨ごと揚げてあり、少し食べにくいですが、骨のまわりの身のためか、旨味は濃く感じました。
うぐいすという希少部位は、ヒレの付け根の部位は筋肉質でマグロの頬肉のような味わいでした。

焼き河豚は、店主が「現代の名工」の称号を得るに至った料理で、ポン酢に浸した切り身を目の前で炙ってもらいます。
やわらかすぎず、それでも口の中でほぐれていき、これまで味わったことのない食感でした。

てっちりは河豚の骨からとった出汁が絶品です。最初にそのお出汁だけを飲んでみると、本当に美味しかったです。
最後に、その出汁で作った雑炊は、厨房で店主に作っていただいたものをお茶碗によそってもらいます。その味は、形容できないほどの美味しさでした。

世界最高のガトーショコラを味わう「ケンズカフェ東京」

2019-09-26 00:00:00 | 日記
こんにちは。藤末雅彦です。


東京で世界最高峰と言われるスイーツがあるとの話を聞き、ぜひ味わってみたいと思い、行ってきました。
ネットで予約をしていたので、受け取りでお店に行きました。

「ケンズカフェ東京」(東京都新宿区新宿1-23-3 御苑コーポビアネーズ 1F)

新宿御苑からすぐの場所に店舗はありました。ガトーショコラの専門店です。
特選ガトーショコラ3000円を受け取りました。
中にお薦めの食べ方が書いてある解説書が入っているので、それに従って食べてみることにしました。

加熱は、厚めにスライスして、レンジで10~15秒チンします。
それを口に入れると、外側はしっとりしていて内側はとろりとなり、柔らかい食感です。
口の中で溶けていき、味と香りの最高濃度が、舌に絡みつき、すぐに消えてしまいました。

常温は、1~2時間常温に放置しておきます。
表面にガトーショコラらしい、わずかなさっくり感があります。
口の中に優しくカカオが広がり、そしてゆっくりと消えていきます。

冷蔵は、薄くスライスして冷やします。
口の中に入れた時にもっちり感があり、その後トロけて、カカオの香りが溢れでます。
トロけるまでの時間が長く楽しめます。

冷凍は、トロけるまでの時間をさらに楽しむことができます。
味わいは、ほどよく甘く、そしてほどよく苦い最高のバランスになっています。

ガトーショコラは、これ以上のものはないと思わせる味です。
それは、数々の賞を受賞していることが証明しています。

大阪で明治創業の洋食屋「大阪難波 自由軒 難波本店」

2019-09-23 00:00:00 | 日記
こんにちは。藤末雅彦です。


明治43年に大阪初の西洋料理店としてオープンしたこのお店の話を聞き、有名なカレーを食べたくなりました。
お店は普通の店づくりで、古めかしい雰囲気はありませんでした。
唯一、店頭に下がっている暖簾が、歴史を感じさせてくれました。

「大阪難波 自由軒 難波本店」(大阪府大阪市中央区難波3-1-34)

店内に入ると、大勢のお客でいっぱいでしたが、空いていた席に案内されました。
注文を訊かれたので、名物カレー750円をお願いしました。

5分ほどでカレーが出てきました。
ドライカレーのようなカレールーで、その上に生卵がのっています。
他では決して見られないビジュアルが、懐かしさを感じさせてくれます。
まさにレトロな雰囲気満点の「名物カレー」です。

店内の注意書きの通り、オイスターソースを上にかけて、よくかき混ぜてから、食べてみました。とても美味しいです。
原材料のスパイスの味がより強く感じられ、ドライカレーを少しだけカレー風にすると、このようになるかと思いました。
オリジナルなカレーであることは、間違いありません。

生卵がいいアクセントになっていて、スパイシーな香りをマイルドにしてくれる役割を果たしています。明治の味を満喫しながら、完食しました。
明治の創業以来の味を現代に引き継いでいることは、とても素晴らしいことです。
また、そんなレトロな味を、日本人は時折思い出して、無性に食べたくなるのは間違いありません。

北新地で予約も取りづらい最高の麻婆「善道」

2019-09-21 00:00:00 | 日記
こんにちは。藤末雅彦です。


北新地で予約もなかなか取れない中華料理店があるとのことで、夜遅くに連絡をしてみると、今は空いていますとの返事。
すぐに評判の料理を味わいに行きました。
店づくりは、和食を思わせるような店構えで驚きました。

「善道」(大阪府大阪市北区堂島1-3-14)

店内は居酒屋風な造りで広さはなく、カウンターに着席。
メニューを見ると、確かに中華料理が並んでいます。
その中で、人気のある、四川麻婆W(豆腐+茄子)1500円を注文しました。
ライスかお酒か悩みましたが、麻婆の味を確かめるためにもライス300円にしました。

四川麻婆W(豆腐+茄子)が登場です。思っていたより素晴らしいボリュームです。
旨みたっぷり麻(マー)な痺れ系の辛さと程よい甘み、そしてこれまた素晴らしいコク。
大阪の人から聞いた大阪麻婆豆腐ナンバーワンと評判の味です。

豆腐のコクが深い気がしますが、茄子は正直豆腐に比べると少しだけ劣るかも知れません。
唐辛子の辛さと山椒の痺れがバランスよく交わり、奥行のある味わいを演出しています。
ただ辛いだけではない、ヤミツキになる味であることは間違いありません。

この店の「前菜6種盛り」も薦められたのですが、よだれ鶏、ザーサイ、ピータンなどの副菜6種がお腹一杯堪能できるそうで、
前菜と呼ぶボリュームではなく、その上リーズナブルとのことでした。しかし、今日は四川麻婆でお腹が一杯になってしまいました。
評判通りの、大阪一番の麻婆豆腐を満喫させていただきました。