東北戦で大敗し、僕は今日の練習中終始なぜ自分はここにいるのだろうか?他の部員たちは何をしにここに来ているのだろうか?と考えていた。重い話になるし、僕に対して怒りを感じる人もいるだろうが、敢えてここに書いていくことにしようと思った。
七帝柔道の、チームが優勝という目標に対して一つになり、死ぬ気で何かをやろうとする姿を美しく思い、自分もその一員になりたいと思って入部したのが約2年前のこと。
この2年間で色々と自分は変わってしまったような気がする。正直チームで勝つということを諦めているところがあった。自分が何人か取れればそれで満足だと思うことがよくあった。チームで勝つのは諦めた。自分が個人で勝てればよい。チームが最下位になった今年の七帝でも自分は2人抜きしたから満足だ、これからも自分だけで頑張っていこうと思う心がどこかにあった。部員が筋トレしてなくてもあいつの弱さは自分には関係ないとすら思うこともあった。
そう思うと七帝柔道は個人戦に思えてきた。所詮は柔道。畳の上に立って戦う時は誰も助けてくれず一人で戦っているものだと信じてやまなかった(今は思ってないです)。15人全員が個人戦だと思い、一人一人が強さを求めて日々練習すれば最強のチームができると思っていた。
畳の上に立つのは一人であっても、畳に立って戦う自分を作り上げてきたのは普段一緒に練習しているチームの人たちなのである。チームで勝つという意識がなければチームは弱くなり、弱いチームが作り上げた畳に上がって戦う自分も弱くなる。そして勝てなくなる…
今回の東北戦で東北大の人達(特に優勝に大きく貢献した4年生の人たち)を見ているとやはり個人の力では優勝には届かず、一人一人がチームの勝利を目指して一丸になる必要性を感じた。そして、彼らはチームとしての勝利を目指した結果、優勝を手に入れることが出来たし、「最高の仲間」という大切なもの、「やりきった」という達成感も手に入れていたように感じた。僕が入部当初になりたいと思っていた美しい姿をまさに体現していた。
初心を忘れ、自分さえ勝てれば良いと思っていたのが愚かに感じた。自己満足で完結させてしまってよいほど僕はしょうもない人間にはなりたくないし、やはり東北大の4年生たちの様に七帝戦で優勝したいし、「最高の仲間」や「やりきった感」というものも手に入れたいと思えてきた。
それらを手に入れたいと思うのは良いが、どうすれば良いのか?
自分を始め、他の部員も全力で追い込んでいきたいと思う。時には冷血金澤さんのように絞め落とし続けることもあると思う。それらの裏には僕の求めることを他の部員にも求めて欲しいし、得て欲しい、なんなら東北大の4年生の人達の様になって欲しいという思いがある。
話が長くなってしまったが、これからは自分のことばかり考えていないで、チームとして優勝することを目標にして練習するという当たり前のことを宣言しているだけである。
辛いこともあると思うが、挫折しない様にやっていこうと思う。そうすればきっと何か良いことがあるでしょう。
そんなことを考えていた日でした。
おわり
コメント一覧
ミスター・サタン
某現役
フリーザ
北大柔道部応援団
み
Unknown
Unknown
最新の画像もっと見る
最近の「北大柔道部のすすめ」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事