北大柔道部ログ

印度、ララバイ

さてさて再びデリーに舞い戻った僕。もう旅も終盤だ。

駅を出て、ホテルを見つけようと、自転車のリキシャーワーラーに声をかけた。

「クワリティ」というホテルへ向かってくれというと、今日は道が通行止めになっていて回り道になる。遠いからいけないといいだす。

するとそばをオートリキシャーが通りかかり止った。向こうの運転手もこっちの運転手もなにやらオートのほうに乗れといっているようだ。オートに乗り換える。

クワリティに行ってくれというと了解したようだ。運転しながらやけに今日はなにやらお祭りがあるからあちこち通行止めになっているという。

クワリティは駅のそばのはずなのに、走行距離がやたらと長い。そのうちに道の途中で止まった。男が一人近寄ってきて、例のお祭りがあるから、道は通れない、十分注意せよと言われる。

結局旅行会社のようなところに連れ込まれた。奥に通され、日本語のできる男が出てきた。怪しい。

例のお祭りで旅行者は今日はデリーを歩き回るのは興奮したインド人に襲われる危険があるから、われわれが用意するツアーでほかの街に行けといわれる。机にはこれまでの旅行者のこの店へのお礼の手紙が挟まれている。「ここで手配してもらって本当によかったです」といったようなものばかりだ。

どうにも信用できず、政府の観光局にいくというと、ここがそうだという。怪しすぎる。ここのツアーに申し込んだら3万円取られる。

列車の切符などを手配してくれたしっかりした旅行会社のラジェンダさんに電話することにした。

「そんなことはありません。詐欺ですから脱出してください」という。

そこで「ちょっと行かなくてはならないのでエヘヘ(笑)」とかなんとかごまかしながら脱出し、そとにいたリキシャーに乗り込み、ラジェンダさんの店まで行くことにした。



だまされそうになった旅行会社。

ラジェンダさんのところはホテルもやっているのでそこに泊まることにした。

荷物を降ろし、観光に出ることにした。



インドではじめて見た横断歩道。首都デリーにはさすがに横断歩道があった。

レッドフォートと呼ばれる、ムガル帝国時代の城を見に行く。赤い城壁がでーんと続いていて立派だ。



デリーではガンジー関係の場所も見て回った。記念館や博物館があり、お墓は公園になっている。

博物館にはガンジーのメガネや暗殺されたときに着ていた血のついた服もあった。ガンジーは偉大なり。

デリーは旧市街であるオールドデリーと官庁街のあるニューデリーとの対比が激しい。

オールドデリーはこれまでの街同様混沌として貧しさが垣間見える地域だが、ニューデリーは緑の壁で囲われた豪邸が立ち並び道路も広く整備され、正反対の様相を呈している。

次回で終わりに出来ることを祈って。つづく

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