ひらつかウオーキング協会

2016年10月23日(日)渋沢丘陵を尋ねる

○10月23日(日) 渋沢丘陵を尋ねる
【参加人数】187名
長梅雨、猛暑、台風に、加えて噴火と異様なる気候重ねてようやくに落ち着いたかと思いきや、まさかの山陰鳥取の、地震の報せ飛び込みて、イベント前夜は遅くまで、倉吉すまいの旧友と気ぜわしメールを交換し、朝方、天気を伺えば、まずは晴の模様にて、しばし胸をなでおろす。
187人。ウオーカー皆様が、元気良く・感じ良くお集まり頂けた朝でした。

久々の秋の訪れ心地よく、丹沢登山の入り口、渋沢の駅、下り立ちて、緩やかなる上り坂、西へ西へと上りつめ、南へ足を運ばせば、左右のの風景一変し、渋沢丘陵眼前に.谷のあい間に点在す家並みを、しばし、巡りて、下り・上りと足進め辿り着いたは泉蔵寺。
しばしの休息取りし後、自然の恵み、渋沢の、若竹・谷津の泉を見、栃窪館へ坂道を、息はずませて上り切り、道を東にたどりつつ、耳を澄ませば路端にすだくは秋の虫の声。

アスファルト車道をば抜けきりて、落ち葉散り敷く林道に入れば、左右都会では耳せぬ鳥のさえずり声。道開け、爽やか山風吹き抜けて、なびくはすすきの波がしら。
まなこを左に転ずれば、大山・丹沢表尾根、背にして秦野の街並みは、あたかもミニチュア模型のよう。処々の畑脇に赤・黄・白とあざやかな秋の可憐な花開く。
豊穣の恵み、色ずいた柿やザクロが目に飛び込み、思わず足止め、眺入る。

ゆったり歩くこと約2時間、赤い幟に囲まれた震生湖畔の弁財天。
静かな湖面に舟一艘、釣り人一人黙然と、糸を垂れて、時流る。
目をふと転ずれば、壱羽カワセミ麻綱に、粛々然と羽休め、翡翠の影を水映す。
大震災、地殻の激震で、生まれたとはつゆ見えぬ静けさ漂う震生湖。
帰路へとたどれば眼前は、大山丹沢山塊と秦野の家並みを一望す。
久方ぶり、詩心豊か満たされて、わびさび俳句の世界をば、垣間見たかの時流れ。
震生湖から秦野駅、足を速めて角曲がる、秦野名物「白笹のうどん」の店の構え前、地酒と「うどん」の喉越し感、現実界へと引き戻され、横目にしつつ、今泉・名水桜の公園のゴールへと11kmのウオークでした。
                               田口 記
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