一つブログを消してもた。
2012年12月。
借金が完済した直後、男親名義の実家に差し押さえ通知が来て。
結果、実家を失った。
ホント、人生のドン底に落ちた。
でも翌年、少しずつ這い上がって来た。
で、団地生活からの脱却を試みて。
5階へ上がった母親がゼーゼー言ってた姿を見て決意した。
2014年、戸建住宅を探し始めた。
新築を買う体力なんて無い。
休日出勤したお陰で、年収は増加した。
それでも、確か400万円すら届いて無かった。
なので、中古の戸建住宅だけに照準を合わせた。
住む地域は、会社から近い所。
夜中に呼び出されて出動しても、別途手当が貰えるから。
カネに苦労した分、カネに対する執着心は強い。
母親から言われた。
「年取ってから知らん地域に引っ越したら早死にする」
迷信やと思って無視した。
最初に見つけた家は、築13年くらいと記憶してる。
当時の会社から、バイクで3分くらい。
確か、坪数も40坪やった気が。
早速、当時の勤務先の取引銀行へ電話した。
会社名言ったら、一発だった(笑)。
ブラック企業だったけど、外ヅラだけは良い会社。
ところが、ローンが通らない。
建ぺい率がオーバーしてる為だった。
違法物件なので、ローンを通せない。
その中古物件、諦めた。
次に見つけた家。
築年数は20年だったが、坪数は同じ。
会社からバイクで5分くらい。
建ぺい率も、問題なし。
近所に母親が大好きなスーパーも在る。
容赦なく住宅ローンの審査を申し込んだ。
1ヶ月も満たないのに2回目の申し込み。
今度は、無事に通った。
2014年3月末日。
銀行で契約完了。
4月下旬、大安吉日に合わせて引っ越した。
母親が風呂に入ってる時を見計らって、母親の友人に電話した。
「◯◯市に中古ですけど一戸建ての家買いました。母親、30分くらいでお風呂から出ますので、お祝いの連絡をしてあげて下さい」
30分後、約束通りに友達から電話が入った。
食器の片付けをしながら、母親を様子見。
心底嬉しそうな顔をして、電話してた。
親孝行なんて言えないけど、私も心底嬉しかった。
今度は、家を取られないように頑張らないと。
そう決意した、嬉しい夜だった。
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