2010-02-28 投稿
アリオ蘇我カルチャークラブ合気道教室と、この2月から合気道楽心館本部道場で稽古させていただいていますYの母です。
早いもので娘(現在小学2年)が楽心館に入門してから、3年半が経ちます。
今日は、娘に起きた出来事や合気道を習い始めた経緯を書かせていただきます。
元々、主人が「娘の習い事の必須条件に、護身として合気道を習わせたい。」という思いがあり、幼稚園時の夏休みを利用して何箇所か見学に行きました。
そして、娘自身が「ここで習いたい!!」と言ったのがアリオ蘇我(楽心館)の合気道でした。
当時(幼稚園年中、5歳)、娘はクラスのボス格の女の子からいじめられていて、「自分もお友達も守れる強さが欲しい!」との思いを抱いて、合気道を習ったと後になって教えてくれました。
合気道を始めてからというもの、娘には性にあっていたようで稽古も楽しく辞めたいとか嫌だとかは口にする事は殆どありませんでした。(石川先生が他の子を叱っているのを見ていると、自分も叱られた気持ちになると言って稽古に行くのを恐がる時期はありましたが・・・(苦笑))
審査会でも順調に昇級をしていく中、緑帯の審査を受けた時に初めて「不合格」の結果。
娘は、審査会が終わった後、中野体育館で大声を挙げて泣き叫んで悔しがり、「やめる!!もう試験は絶対に受けない!」と言っていたのは、今でも忘れる事は出来ません。
もともと、負けん気の強さは人一倍で頑張り屋の娘は、その後から悔しさをバネに気持ちを切り替え、週2回の稽古に励み黒帯を目指して今も精進しています。
そんな娘も小学校に入学し、色々あるものの楽しく学校生活を送って1年半が過ぎた昨年の10月28日に、娘にとって忘れられない出来事がありました。
それは、娘が1人で学校に登校していたの際のことです。
私の携帯電話に教頭先生から「お嬢さんが不審者に遭遇した」と電話があり、急いで学校に駆け付け、その時の状況を聞きました。(以下の状況です。)
・・・朝、1人で学校に行く娘が通学路の途中(7:35頃に)で、不審者が娘の横に来て「お名前は?」と声を掛けてきたそうです。それに対して娘は「答えられません。」と言って通りすぎようとしたら、背後から口を塞がれたとの事。そして、息苦しくて少し遠のきそうな意識の中・・・ふと頭に過り、次に取っていた行動に驚かされました。
娘はその状況下で、とっさに足で不審者の足を蹴り、相手が少しひるんだ瞬間に塞がれていた手を持って、小手返しの技(手をひねり、落とす手前まで)を掛け、不審者の左頬を平手打ちして急いで逃げてきた!と話してくれました。(その日はたまたま、インフルエンザで学級閉鎖やお泊りで出かけている学年があったりで登校する児童が少ない日でもありました。)
あまりの行動に私も唖然としてしまい、凄かったね・・・としか言葉を掛けれませんでした。
幸い、ケガもなく無難に済んでいたことにホッと安心したのは言うまでもありません。
でも、いざと言う時に日頃稽古を積み重ねてきた事が少しでも身について体が自然に動き、自分で自分の身を守ってくれていたことは、合気道を続けていて本当に良かったと思わずにはいられなかった瞬間でした!
そして、日頃から指導をしていただいている石川先生を始め、たくさんの方々の支えに感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
娘も一時は、その時の出来事を思い出したくないと言って恐怖心もありましたが、今ではすっかり精神的にも落ち着き稽古に頑張っています。
これからも日々過ごしていく中で、色々な経験や思いを抱えて成長をしていくと思いますが、合気道という道、先生方、稽古仲間に出会えた事は、娘にとって大きな心の支えであり糧でもありますので、これからもどうぞ厳しく温かなご指導、見守りを宜しくお願いいたします。
追伸:石川先生、原稿が大変遅くなってしまい本当に申し訳ありませんでした。
いざ書こうと思うと、なかなかどう文面にして伝えたらいいのか正直わからなくなりました。
思いはたくさんあるのに・・・。
ここに書かせていただいた事もやはりほんの一部に過ぎず、子どもの成長の早さに親の私が
ついていけない今日この頃です。
つたない文章で伝わりにくいかもしれませんが・・・すみません。
このような機会を頂きましたこと、とても有難く思います。
*防犯上、著者は匿名とさせていただきます。女子小手返し写真と本文も、関連ありません。石川