「今日は何を稽古しますか?」と、私が聞く。
「ひ力の養成、お願いします」と、返事が来る。
「それは先週もやっているよ!」と、私が答える。
(小さな声で)「でもやっぱり、ひ力の養成やりたいです」と、返事が来る。
それだけ皆さんに、再現性が低いということ。行き詰る部分でもある。映像で受けを取っているのは、タイ国から帰国したばかりの本部のTさん。白帯中級の彼が、稽古している段階です。
受け手が巧者であれば、また別の動きになっていたもので、あれだけを見て「力とスピードで掛けている」と思ったならば、それは少し違うと思いますよ。
等加速度運動で、軸と気を通して、膝腰胸の脱力で、三角に。身体の使い方と相手との関係の作り方。ここを工夫しましょう。