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いのちの戦場 -アルジェリア1959-

2014-09-26 00:04:33 | 映画

これ公開当時、少し気になってたんだよね。ようやく解禁といったあたりの触れ込みが気になったのか、どうか忘れたけど。

アルジェリアの独立をかけた戦い。
随分前にも、似たような作品を観たせいかもしれないが、見入ってしまいました。

国の歴史
とはなかなか、語りつくせないものもあり、そこには宗教や戦争なども。
十人十様の思考になるわけで。

そんな重みを含みながらも、映像は現代的になかなかの演技力もあり、派遣された兵の気持ちになっていきます。
壮絶ながらも、どこか安心感があるのは、頼れる軍曹がいるからか?
いつかこの正義感丸出しの中尉も、どうなるんだろう?とか、戦時中にどこまで人としての気持ちを持てるのかとか。

残酷なるは人

という見解に至ります。ただ、それは人としての特性でもあると思う。
これみて日本史でさえ、やはりこういう繰り返しで現在にいたるわけで。

本来の人の性質ってここなんだと。なんら獣と変わらないのが普通。
道徳や秩序という社会を構成する上で当たり前とされているものの、砂上のものだと思うんだよね。
今日のいじめ問題にしろ、人が集まるところには必ず闇(人間の本性)が眠っているわけで。

フランス映画ならではのエンディングも良かった。アメリカ映画とは違う含みある終わり。
意外とエグイシーンも割と映っていたりして。もっと詳しく見せて欲しいと願うところ。
中尉もやはり、そうなっちゃったのかな。

そして、意外な軍曹!まさかのまさかだったけど、そうか、そういう事か。最後中尉の微笑んだ表情の理由は。
史実にしろ、戦争についてにしろ、映画的にも、とても充実していた作品だった。

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