それでは毎度、今回の皆既月食の格というかレベルというか
影響力を考察してみようと思う。
東京チャートはこちら
① ノードの位置~月食の場合、ドラゴンヘッド・テイルの5度以内かどうか
(日食の場合は10度以内)
今回の月食は
太陽 魚 座23.94
月 乙女座23.94
で起こる。
ヘッド/テイルの位置は
ヘッド 魚座27.38 / テイル 乙女座27.38
ということで、
差が3.44となり、
5度以内という条件に該当。
日食はノード(ヘッド/テイル)の18.5度以内
月食はノード(ヘッド/テイル)の12.5度以内
で起きる現象なので、
ノードに近ければ近い程、食の作用が大きく影響する。
3.44ということで、今回はノードに近い月食ということになる。
② 太陽または月に、誤差3度以内の合の惑星があるか
→土星が誤差1.62で太陽と合=月と衝
なお、海王星と太陽の合は誤差5.44だからここには含めない。
③ 月食の度数について、4年以内にトランジット土星が通過(合)
もしくは正反対の位置(衝)にきたか
今回の月食は
太陽 魚 座23.94
月 乙女座23.94
ここに4年以内にトランジット土星が通過したか?
土星は魚座22.32。まさに今通過せんというところ。
④ 活動宮~特に牡羊座で起こる月食かどうか
今回は柔軟宮なのでこれは該当せず
⑤ クリティカルポイントで起こる月食か
まとめた記事↓
柔軟星座のクリティカルポイント~双子・乙女・射手・魚→4度・17度
なので、
これも該当せず。
以上より、
①②③は該当するので、かなり影響力の強い月食と思われます。
(少なくとも昨年の月食よりは強いかと)
ま、これは東京だけではなく、万国共通で言えること。
ただ、東京というか日本の場合は天王星ラインが2本通っているという…
プラスして
以上の考察によると太陽と土星がタイトに合ということ、
土星がまさに太陽を通過する直前であるということなどから
やはり影響は強めと解してもよいのではないかと思います。
以前より、食の影響力の及ぶ時間的範囲として
日食は3年半、月食は長くて半年というのが通説だったようですが、
最近の学説だと、一律にその基準を当てはめるのではなく、
食を個々に見ていくという流れにあるようで、
そうすると、今回の月食の影響は、半年だけとも言えなくなるのではないか、
という疑念もわくわけで、
このあたりは、明確な基準が示されてほしいところです。
ということで、今回も
揺れに注意となるわけですが、
これはもう311からそういう流れになっているので、
準備だけはしっかりしておきましょう、ということで。
参考文献:Eclipses: Predicting World Events & Personal Transformation (Special Topics in Astrology)