著者は、Rule40項【自分のペースを見つける】で、『三日坊主に終わりたくないなら、「ペース
を守る」ことも重要だ。これは、習慣を長く継続していくための「基本中の基本」なのだが、
案外気づいていない人が多いのだ。何かを習慣にするためには、一定のペースを守ること
が大切なのだ。どんな習慣であっても、自分のペースを見つけ、そのペースを守りながら続
けていくことが成功へのルートなのである。』と言っていますが、では、本文を・・・・・・。
Rule40 自分のペースを見つける
三日坊主に終わりたくないなら、「ペースを守る」ことも重要です。
これは、習慣を長く継続していくための「基本中の基本」なのですが、案外気づいていない
人が多いのです。
ジョギングをするにしても、調子がよい日には張りきって長めの距離を走るのに、調子が
悪いと「すぐに休んでしまう」という具合です。
これはどちらもよくありません。
何かを習慣にするためには、一定のペースを守ることが大切なのです。
◎パーソナル・テンポ
スポーツ心理学の実験によると、私たちには「パーソナル・テンポ」というものがあるそう
です。たとえば、自転車に乗るとき、人はみんな自分なりの「快適な速度」を保ちながらペダ
ルをこいでいます。その速度は人によって異なり、毎時15キロから25キロくらいの幅があるそうです。
これを「パーソナル・テンポ」といいます。
心理学の実験によると、パーソナル・テンポよりも速くペダルをこぐと、心拍数が上がります。
ある意味、これは当然です。しかし、パーソナル・テンポより遅い速度でペダルをこいでも、
同様に心拍数が上がるのです。
これは、ちょっと意外ですよね。つまり、自分に合ったパーソナル・テンポを保たなければ、
快適には走れないということなのです。
実は運動面だけでなく、精神的な作業についても「パーソナル・テンポ」はあるようです。
たとえば職場などで、人のペースに合わせて仕事を進めなくてはならないときなど、イライラ
することはありませんか?
あれは、自分の「パーソナル・テンポ」が乱されているからです。
つまり、身体的にも精神的にも、自分に合ったペースというものがあって、それより適くても
遅くても、エネルギーを余計に消耗してしまうのです。
よって、長期で取り組むべきことに関しては、まずこの「パーソナル・テンポ」を探すことが
重要です。そして最適なテンポが見つかったなら、少なくとも数ケ月はそのペースを変えず
に続けてみることです。
たとえば勉強であれば「毎日何時間勉強するのか」、そして「1時間にどれくらいの量を
勉強するのか」といった点をまず決めなければなりません。
「毎日何時間勉強するのか」については、多くの人が決めていますが、「1時間にどれくらい
の量を勉強するか」については、決めていない人がたくさんいます。
これは、意外と大きな落とし穴です。
まずはじめに、1時間で参考書何ページ分を勉強するのが自分の「パーソナル・テンポ」
なのかをしっかり見極めておきましょう。
どんな習慣であっても、自分のペースを見つけ、そのペースを守りながら続けていくことが
成功へのルートなのです。
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