今日は地元の産婦人科での検診でした。 (*長くなります)
やっとあの遠い距離を通わなくてすむんだな~という気持ちで今日は自分の運転でゆったりと通院
最後に受診したのは、今年の6月
旦那の乏精子症が発覚し、自然妊娠は不可能だと宣告されました。
「体外受精しかもう選択肢がない」と言われた時、絶望感に包まれたのを覚えています。
あれから5か月。
こんなに早くここに戻ってこれるなんて。
・・・・
待合室で院長先生の名前が扉に貼ってあるのを見ただけでもう泣きそうでした
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体外受精にチャレンジしようと決意したときに、この先生の元にまた戻ってくる!いい報告をする!
そう強く心に決めていたことが、実現しているなんて・・・すごいなああ。
妊娠したこともキセキで嬉しいし、また院長の診察を受けれることが嬉しすぎて、いろんな感情が出てきて
もう涙目
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不妊治療の病院の紹介を受けたのもこの院長先生でした。
「腕は確かだ。日本でもNO1,2レベル。その代わり厳しいぞ。でも、ここに行って、妊娠して帰ってきた人多いから」
力強い言葉をいただいて、心強かった。本当に。あの時、先生じゃなかったら・・
先生、帰って来ました!
早く報告したいのといろんな気持ちが高ぶって上手く話せるかな。。
もう涙腺かなりやばいよ・・
思い出される日々
夢クリでは感情とか気持ちを一切サポートしてもらえないとこだったうえに・・。なんというか、何かの洗脳集団のように、ベルトコンベアー式に言われるがまま動いてるような感じだったし・・
やっと、これから普通に説明してもらえる。やっと普通の人と同じように出来る。そう思うだけでももう泣きそう・・
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・・・・・・・・
開口一番
「お、出来たのか、おめでとう」
「ありがとうございます」
院長先生、とても喜んだ顔で私もつられて笑みが
「一回ってすごいな」
「はい、自分でも信じられません。」
「あそこは、うちからも紹介して月1回一人帰ってくるくらいだからな、いいよあそこは」
「はい」
「あと、冷凍保存してるのある?」
「はい、1個」
「じゃあ、1年半くらいしたら迎えにいってあげないとな」
「はい、そうですね」
そんな会話が続いて、
「じゃあ、元気がみてみようか」か
となり、内診
内診中もずっとおしゃべりだった院長^^
卒業診察からまだ間もないので、サイズ自体はそんなに変わってなかったぴーちゃん
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「よし、問題ない!」
それからも、1回ですごいな、という話が続き、何かをいろいろ書いてる
その間に質問
「先生、東京の病院では卒業まで安静の指示があり外出も禁止だったのですが・・もう動いてもいいですか?」
「もう、普通に動いてもいいよ」
この言葉をずっとずっとずっと待ってました。
心拍を確認して、卒業しても、院長先生からは次の産婦人科の医師の指示に従ってというだけだったから。
先生の口からその言葉を聞いてやっとやっと安心できました。
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この安心感、移植手術をしてから一度もなかったなあ。
約2か月、不安だらけの日々からやっと解放された気がしました。
もちろん、産むまでは不安は消えないとおもうし、産んでからも全くなくなるなんてないと思うけれど、
あの病的な心細さ、不安感は本当に病んでしまいそうなくらいだったから。
(私の場合、別居問題も重なってノイローゼ気味だったしね・・)
「とにかく、おめでとうな、2週間後またおいで、不安になったらいつでもきなさい」
「はい、ありがとうございました。これからよろしくお願いします
」
プレゼントだと今のピーちゃんと
同じサイズのキューピー人形をもらいました。
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先生の机の上にいろんな大きさのキューピーちゃんが乗っているのをよくみてたのですが、もしかして行くたびにもらえるのかな
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記念すべき第一号?のキューピーちゃんは大切なお守りです。
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待合室にはたくさんのお腹の大きな妊婦さんがきていました。
以前、訪れた時はそれを見るのが辛かったのを覚えています。子供さんなんかを連れてきている人も多く、子供の声、赤ちゃんの泣き声にやられていました。
夢クリでは、子供を連れてくること事体タブーな雰囲気でみかえたことは1回くらいしかなかったし子供の泣き声も全く聞こえず、緩やかな音楽でリラックスして待てた。
そういう意味では普通の産婦人科でタイミング療法を続けているときよりずっと気持ちは楽だったようにおもいかえします。
そんなことを思いながら、また普通の人と同じように受診し、妊婦さん扱いをされ不妊治療をして出来たということも誰にもわからず、同じようにマタニテイライフを送るのだなとしんみり。
卒業した日でさえ泣かなかったけど、涙が出る一日でした。
それだけ安心感があったのかもしれません。